吉岡里帆×安田顕が初タッグ!出版業界を舞台にした本格ミステリードラマ『神の手』今春放送【コメントあり】

ドラマ
2023年02月25日
『神の手』吉岡里帆、安田顕 ©望月諒子/集英社・テレビ東京

吉岡里帆が、今春放送の月曜プレミア8『神の手』(テレビ東京系 午後8時~9時54分)で主演を務めることが決定。さらに安田顕が共演することが発表され、両名と原作者・望月諒子よりコメントが到着した。

原作は、現在「蟻の棲み家」の大ベストセラーにより注目のミステリー作家で、2011年に「大絵画展」で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した、望月諒子の同名小説「神の手」。2001年に刊行されたデビュー作にして、木部美智子シリーズの第一弾でもあり、森村誠一から絶賛されたことでも話題となった記念碑的作品だ。

本作ではフリージャーナリストの美智子を主人公に、小説の“盗作疑惑”から巻き起こる新感覚ミステリーを送る。主演は、今回がテレビ東京ドラマ初主演の吉岡里帆。元新聞記者だが、事件の裏側にある人間の本質を追求するためフリーになったジャーナリスト・木部美智子を演じる。ゴシップには興味ナシ。3年前の未解決誘拐事件を独自に追い続ける中、次第に“盗作疑惑”騒動に巻き込まれていく。

共演は、『PICU 小児集中治療室』、映画「ラーゲリより愛を込めて」といった話題作をはじめ、ドラマ・映画・舞台を中心に幅広い役柄を演じる、演劇ユニット・TEAM NACSの安田顕。どこか闇を感じさせる「新文芸」編集長・三村幸造を演じる。吉岡と安田は、本作が初共演となる。

物語のすべての始まりは、「新世紀文学賞」を受賞した大御所作家・本郷素子の小説「花の人」に持ち上がった盗作疑惑。その取材を依頼された美智子は当初は断るものの、真相を追っていた元同僚が謎の死を遂げる。いっぽう、三村の元にはかつて面倒を見ていた作家の卵によく似た怪しげな女性が現れ…。単なるゴシップネタと思われたうわさが、やがて出版業界を揺るがす一大事件へと発展していく。

吉岡里帆(木部美智子役)コメント

「神の手」を初めて読んだ時、やるせない気持ちと切なさで胸が痛くなりました。
文学界を舞台に描かれる今作で、私が演じる主人公は孤高な捜査を続けるフリージャーナリストとして奮闘しています。
文字に起こすことに取り憑かれた人の執念のような作品です。
今まであまり触れてこなかったジャンルでもあるので、私自身新鮮な気持ちと挑戦する気持ちを大切に良質な作品を目指して絶賛撮影中です。ぜひお楽しみに!

安田顕(三村幸造役)コメント

読みごたえのある脚本で、事件の顛末は一体どうなるのだろうと、惹き込まれながら読み進めました。
重要な役柄を与えていただき、ありがとうございます。
吉岡里帆さんはじめ、キャストの皆さま、撮影現場の皆さまにお会いできるのが楽しみです。
幅広い世代に楽しんでいただけるミステリー、サスペンスドラマです。ご期待ください。

原作・望月諒子 コメント

このたび私のデビュー作をドラマにしていただくことになり、大変光栄です。記者木部美智子の本シリーズも六作になりますが、その第一作目であるこの作品は電子文庫でのスタートでした。それが20年余の時を経てテレビドラマになることに感慨深い思いがいたします。
「深淵を見つめるときは、深淵もまたこちらを見つめている」と、ニーチェの言葉を借りて解説に書いていただいたような「得体の知れない熱」を持つ作品は、今では到底書けないだろうと思います。この作品に光を当ててくださいました関係者皆さまに深く感謝いたします。
最後になりましたが、豪華な役者の方々に小説世界を再現されますのを大変楽しみにしています。
どうぞ皆さまに楽しんでいただけますように。

番組情報

月曜プレミア8『神の手』
テレビ東京系
2023年春放送 午後8時~9時54分

出演:吉岡里帆、安田顕 ほか
原作:望月諒子「神の手」(集英社文庫刊)
脚本:山本むつみ
演出:塚本連平
音楽:青木沙也果
チーフプロデューサー:中川順平(テレビ東京)
プロデューサー:稲田秀樹(テレビ東京)、志村彰(The icon)、高橋香奈実(The icon)
製作:テレビ東京、BSテレ東、The icon

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/premiere8_drama/

©望月諒子/集英社・テレビ東京