佐山(山崎育三郎)の衝撃の過去、家族との確執が明らかに…ASDの少女を演じる加藤柚凪にも注目『リエゾン』第7話

ドラマ
2023年03月03日
『リエゾン-こどものこころ診療所-』山崎育三郎©テレビ朝日

山崎育三郎が主演を務めるドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系 毎週金曜 午後11時15分〜深夜0時15分 ※一部地域を除く)の第7話が、3月3日(金)に放送。それに先立ち、該当話の試写レビューをおくる。

主演・山崎育三郎×ヒロイン・松本穂香が、『Dr.コトー診療所』など感動作の名手として名高い脚本家・吉田紀子とタッグを組んで送る医療ヒューマンドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』。

郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも凸凹を抱える院長・佐山卓(山崎)と研修医・遠野志保(松本)のコンビがさまざまな生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐ向き合い、寄り添う姿を描く。

佐山のもと、「さやま・こどもクリニック」で志保が研修を始めてから、凸凹を抱えて困難に直面するさまざまな子どもとその家族に向き合ってきた2人。それぞれが悩み、葛藤を抱えながらも温かいサポートや包み込む言葉に救われ、そして前を向こうと再び歩み出す姿に、大きな感動と涙を呼んできた本作も、ついに今夜放送の第7話で最終章に突入する。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』左から)山崎育三郎、塩野瑛久©テレビ朝日

第6話(2月24日放送)のラストでは、佐山を「お兄さん」と呼ぶ謎のイケメン・秀(塩野瑛久)が再び「さやま・こどもクリニック」を訪れ、「お父さんからです」と佐山に封筒を手渡した。佐山はそれをゴミ箱に捨ててしまうも、そこには「佐山記念総合病院」の文字が。

SNSでは「えっ、兄弟!? でも距離感が…」「佐山先生の実家、大きな病院なのかな」など、突然の展開に次回が待ちきれないといった様子の視聴者が続出。いつも温かく穏やかな佐山が初めて見せた温度のない表情に、胸がギュッと締め付けられた。

今夜放送の第7話では、まさにその「佐山記念総合病院」から物語がスタート。同病院で行われた症例検討会に参加した佐山と志保が廊下を歩いていると、すれ違う医師や看護師が佐山に一礼する。それを不思議に見つめる志保だが、ここでまたしても秀が現れ、「お父さんが呼んでいます」と佐山に院長室へ行くよう告げる。

やはりここが佐山の父が経営する病院であり、佐山の実家だと発覚するのと同時に、佐山が戻るのを「待ちます」という志保を有無を言わさず先に帰す佐山。漂う不穏すぎる空気に加え、同病院では新設する児童精神科の医長として佐山を迎え入れようとしていることが発覚し、この先「さやま・こどもクリニック」はどうなるのだろう…と思わず志保と同調して不安を抱いてしまう。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』加藤柚凪©テレビ朝日

そんな中、ASD(自閉スペクトラム症)の少女・優実が父・浩之(三浦貴大)に連れられ「さやま・こどもクリニック」にやってくる。この優実を演じるのが、人気子役・加藤柚凪だ。これまで数々の作品で見せてきた元気いっぱいの笑顔とは一転、繊細な表情や動作でその症状を体現する。実力派子役の出演も大きな話題となっている本作だが、加藤もその演技力を存分に発揮し、作品の世界観へと引き込んでいく。

加藤演じる優実は、母を交通事故で失ったばかり。浩之も慣れない子育てや妻を失った悲しみで憔悴している様子で、佐山はクリニックで行っているグリーフケアへの参加を提案する。凸凹を抱える子どもたちだけでなく、その家族にも“決してひとりではないよ”と、おひさまのように手を差し伸べ続ける佐山。本当にこんな先生がいたらどんなにいいだろうと思うのと同時に、佐山に憧れて医師を目指す子どもたちも出てくるのではないかという期待感も抱いた。

そして、ASDの特性を抱えながら、優実と同じくらいの年に母を亡くしたという過去の経験を浩之に語りはじめる佐山。ここでついに佐山の知られざる過去や、家族との確執が判明する。幼少期の佐山と向き合うことをしなかった父、佐山を引き取った叔母・りえ(風吹ジュン)との思い出など、今の佐山を形作った過去が一気に明らかに。来週放送の最終回に向け、決して見逃せない数々のエピソードが展開される。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』左から)松本穂香、山崎育三郎©テレビ朝日

番組情報

『リエゾン-こどものこころ診療所-』
テレビ朝日系
毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分 ※一部地域を除く

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/liaison/