松山ケンイチ「家康(松本潤)と対峙する撮影の前日、俳優生活で初めて眠れませんでした」『どうする家康』

ドラマ
2023年03月05日
『どうする家康』本多正信(松山ケンイチ)©NHK

松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合ほか 毎週日曜 午後8時~ ほか)で、本多正信役の松山ケンイチからコメントが到着した。

大河ドラマ第62作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を脚本家・古沢良太が新たな視点で描く『どうする家康』。ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語だ。

松山演じる本多正信は大久保忠世(小手伸也)の紹介で登用されるが、うさんくさく、無責任な進言をする“イカサマ野郎”だ。常識にとらわれない発想の持ち主で、悪知恵が働き、家康の小さな野心を刺激する。やがて、天下取りに欠かせない男に。

松山ケンイチ コメント
『どうする家康』松平家康(松本潤)、本多正信(松山ケンイチ)©NHK

第9回(3月5日放送)では、正信が家康を裏切る場面が描かれましたが、「戦で何を守りたいのか」ということに関して、自分に正直になったということかと思います。その結果、裏切りにつながったのですが、そこに対して「悪い」という感情は一切ないんですよね。
ただ、自分から大勢に対して挑んでいる訳なので、家康と対峙する場面については、正信もきっと眠れなかったんじゃないかと思うんです。そんな正信とリンクしたのかもしれませんが、その収録の前日、僕自身も全く眠れませんでした。20年近く俳優をやっている中で初めての経験でしたが、何かがあるのでしょうね。

今作の正信は、ずっとつながれてきた「武士」という概念から少しはみ出てしまっているところがあり、武士の身分でありながらも、“今”の武士というものに対して思うところがある。だから徳川家臣団とも少し距離があるというか、違う目線で武士そのものを見ているようなキャラクターだと思います。
そこに嫌われる要素や自由さがありますし、演技としても遊ぶことができるような立ち位置なので、そういう部分でも楽にやらせていただいています。正信は第9回でいったん抜けますが、最後までぜひ見届けていただきたいなと思います。

『どうする家康』本多正信(松山ケンイチ)©NHK

番組情報

大河ドラマ『どうする家康』
毎週日曜
NHK総合:午後8時~
BSプレミアム/BS4K:午後6時~

WEB

番組公式HP:https://www.nhk.or.jp/ieyasu/
番組公式Twitter:https://twitter.com/nhk_ieyasu

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