『ラストマン』永瀬廉、福山雅治&大泉洋&今田美桜に物まねされて「めっちゃ気持ちいい」「TBS DRAMA COLLECTION 2023 Spring!!」

ドラマ
2023年04月08日
『ラストマン―全盲の捜査官―』左から)今田美桜、福山雅治、大泉洋、永瀬廉

4月8日(土)に「TBS DRAMA COLLECTION 2023 Spring!!」と題して、この春スタートするTBSドラマの出演者が集合した合同会見が行われ、日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』(4月23日(日)スタート 毎週日曜 午後9時~9時54分)から主演の福山雅治のほか、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜が出席した。

主演の福山雅治が演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学⽣として来⽇したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見。⼈たらしな性格で愛嬌や社交性があり、いつも⼈の輪の中⼼にいるような⼈物。過去のある事故がきっかけで両⽬の視⼒を失っているが、鋭い分析⼒、嗅覚、触覚で事件を必ず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。

そんな皆実のアテンドを命じられた警察庁⼈材交流企画室の室⻑・護道⼼太朗役には、大泉洋。代々、警察庁⻑官を務め上げてきた由緒正しい“護道家”の⼈間である⼼太朗は、⾃ら現場を選択し、捜査⼀課で圧倒的な検挙数をあげていた。ある理由から悪を絶対に許さないという“並々ならぬ正義感”があり、犯⼈を捕らえるためにいきすぎた⼀⾯も。

本作は、そんな2人が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく、新時代の痛快なバディドラマ。脚本を担当するのは、日曜劇場で数々の極上のドラマを紡いできた黒岩勉。サスペンスミステリーの名手である黒岩による、予想のつかない目まぐるしい展開のミステリーが見どころだ。

福山雅治

大泉との共演について福山は「撮影の合間のトークも楽しいのもさることながら、お芝居のセッションが本当に楽しいですね。アドリブを求められるところではアドリブも」と明かすと、大泉が「刑事ドラマなので、シリアスな場面が多いわけですが、それでもコミカルなところはどうしてもやりたくなりますね」と同調。福山は「物語やキャラクターが地続きになった上でのコミカルさなので、そこが素晴らしいです。全盲のFBI捜査官というと、現実的ではない設定に思われるのですが、ドラマというのは多かれ少なかれ、非現実的なところがあって。そこをコミカルなシーンだったり、くすっと笑えるシーンを交えることで、現実世界に落とし込むような接着ができています」と明かした。

福山と大泉との共演について、今田は「小さいときからテレビで見ていたので、緊張しました」と心情を明かすと、福山から「最初の一瞬ですよね」とツッコミが入り、これに大泉が「控室にいるとき、みんな何も食べていないのに、この子だけ食べ始めましたからね(笑)」と直近のエピソードを暴露し、会場の笑いを誘った。

永瀬も「僕も最初は緊張していて、でも仲良くなりたいという気持ちがあったので、福山さんと大泉さんが一緒にしゃべっている中、しゃべりかけてほしそうな顔で近づくっていうことをしていて」と明かすと、大泉が「だからか! つい、話しかけてしまった(笑)」と驚きの表情。永瀬はしたり顔で「そうしたら、お二人が話しかけてくださって。作戦通りですよね(笑)」と語りつつ、物まねで福山に話しかけられたシーンを再現。「カメラが回っているからいいかなと思って、初めてやりました」とチャレンジしたことを明かすと、大泉は「似ていない!」とツッコみつつ「現場ではやっているのは、福山さんの物まねではなくて、永瀬君の物まね」と説明。これを受けて福山が永瀬の物まねを披露し「僕が発明したのに、大泉さんがすっかりハマってしまって、大泉さんまで上手になっているんですよ」という振りで、大泉も物まねを披露。さらに、司会の見取り図・盛山晋太郎のムチャぶりで、今田も初めて挑戦することになり、大泉に「誰でもできるから」と促されて永瀬の物まねを披露した。

永瀬は「僕がいないところでも物まねをしているらしく、知らないところで僕の物まねが蔓延しているんです」と語りつつ、「今日気づいたんですけど、物まねされるのはめっちゃ気持ちいいんですね。しかも福山さんと洋さんにっていうところで。初めて美桜ちゃんにもされて」と笑顔。大泉が「1人やったら、全国的に広がりますよ」と声をかけると、永瀬は「やったー!」と喜んでいた。

大泉洋

初めて台本を読んだときの印象について、福山は「面白いなと思いましたね。第2話が早く見たいと。感動や楽しみを届けるためには、まず自分が感動していないと届くわけがないですから、物作りで一番大事な興奮、エモーションという中、第1話を読んだときにそれがあった」と手応えを感じたことを明かした。

『ノーサイドゲーム』以来の日曜劇場出演となる大泉は「日曜劇場というのは最高峰の役者が憧れる枠なので、気合を入れて挑みましたけど、大変ですね。濃厚な撮影が延々と続くので、物まねをしていないとね(笑)」と語った。

制作スタッフから注目ポイント3選が明かされ、1つ目の注目ポイントとして「無敵のふたり」が挙がると、福山が「皆実は全盲であるにもかかわらず、FBIトップの検挙率を誇るということで、さまざまな人より優れた嗅覚や触覚であったり、プロファイリング能力のレベルが高い。アクションシーンも出てきます」と皆実のストロングポイントを紹介。大泉も「護道さんも警視庁の検挙率トップなんですよ。ただ、ちょっとダーティーな、ずるいこともするような悪い刑事。バディだけど、スタイルが違う二人が組むので、より強くなるんです」と続けた。

間近で2人のバディ感を現場で見ている永瀬は「コンビネーションがすごいですね。僕は吉田羊さん演じる佐久良主任のチームにいるんですが、佐久良さんのチームと、お二人のチームとどっちが検挙するかっていうところのバチバチも描かれます」と見どころを明かした。

2つ目のポイントは「共に戦う存在」。福山は「全盲ゆえに、できないこともあるんです。触れるものだったらだいたい分かるんですけど、触れない遠い距離にあるものは周りの助けを借りないと分からなかったりするので、吾妻さん(今田)が教えてくれたり、護道さんがエスコートしてくれたり。チームワークも見どころの一つですね」と。

3つ目のポイントは「最強チームワークでアクションも最強」。大泉が「刑事ドラマなので、アクションもあります。大変ですよね」と話を振ると、福山は「目が見えないのでどこまでの感じかなっていうのは探り探りで。皆実がめちゃくちゃ強いんですよ」と。今田は「吾妻はパソコンと向き合っていることが多いので、あまり現場へ行くことが少ないんですけど、たまに行くとすごい迫力ですね。皆実さんが本当に強くて、無敵なんですよ」と見どころを語った。

永瀬は大泉の「永瀬君は駅で大変だったよね」という振りを受けて「詳しくは言えないんですけど、僕も(アクションを)かじらせていただいていて。吾妻を守るために、視界が狭くなったところでアクションも」とアクションシーンに挑んだことを明かした。

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」による全盲所作指導を受けて撮影に臨んでいる福山は「いつも自分がやるシーンの前に、おそばを食べるとか、ロールケーキを食べるとか、ちょっとしたところを曲がるとか、やっていただいて。すすすとやられるので、過剰に見えないふうにやる必要はないんだなと」と、役作りについて語った。

そして、福山は「このドラマは非常にしっかりとしたテーマ、メッセージ性があります。社会問題というものを一つ一つ取り上げ、きちんと向き合いながら、ドラマでしか表現できないものがあると思っています。社会問題に対して切り込むことだけではなく、みんなで一緒に考えられるような。人は1人で生きているのではなく、助け合いながら、みんなで一つになりながらよりよい社会とはどういうものなのか、このドラマでエンターテインメントとして描いていけるのかと思います。笑えて泣けて、アクションも時々あります。必ずご覧になったあとに、スカッとしてもらえる、そういう日曜の夜9時になる作品だと思っております」とアピールした。

『ラストマン―全盲の捜査官―』

最後は火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』、金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』チームも集結。この合同会見について福山は「ドラマのこともきちんと伝えることができて、期待感を持っていただけたのではないかなと思います。それと、ここで永瀬廉物まねというものが誕生して、お披露目できたことが本当によかったと思います」と。

橋本環奈は「『王様に捧ぐ薬指』の見どころをたくさんお話できてよかったなと思うのと、裏で聞いていて、日曜劇場の皆さんがずっと笑い声が聞こえていたので、にぎやかだなと」と明かし、大泉から「薬指の話はしたの?」といじられる場面も。赤楚衛二は「2チームのを後ろで見ていたんですけど、ドラマ見たいなと思いました」と感想を語ると、大泉が「かわいい」と笑顔に。

山田裕貴は「本当にこの豪華な場所に『ペンディングトレイン』チームも呼んでいただいて、本当にうれしいです。こうやって日本のドラマが盛り上がっていけばうれしいなと思います」と。大泉が「いいこと言うな」と感心すると、山田裕貴が「大泉さんより面白いこと言えないんですよ!」と嘆くひと幕も。最後は12人によるフォトセッションが行われ、イベントは幕を閉じた。

「TBS DRAMA COLLECTION 2023 Spring!!」

番組情報

日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』
TBS系
2023年4月23日(日)スタート
毎週日曜 午後9時~9時54分

<キャスト>
福山雅治、大泉洋、永瀬廉(King & Prince)、今田美桜、松尾諭、今井朋彦、奥智哉、王林、寺尾聰、吉田羊、上川隆也ほか

<スタッフ>
製作:TBS
脚本:黒岩勉
音楽:木村秀彬、mouse on the keys
全盲所作指導:ダイアログ・イン・ザ・ダーク
協力:日本視覚障害者団体連合
編成プロデュース:東仲恵吾
プロデュース:益田千愛、元井桃
撮影監督:山本英夫
演出:土井裕泰、平野俊一、石井康晴、伊東祥宏

公式Twitter:@LASTMAN_tbs
公式Instagram:LASTMAN_tbs

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