倉科カナ、ラブシーンで大照れの菊池風磨に「見ているこっちが恥ずかしい(笑)」『隣の男はよく食べる』記者会見

ドラマ
2023年04月10日
ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』
ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』©「隣の男はよく食べる」製作委員会

4月12日(水)スタートの倉科カナとSexy Zone・菊池風磨がW主演を務めるドラマ『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系 毎週水曜 深夜0時30分)の記者会見が行われ、倉科カナ、菊池風磨、山田真歩、高橋光臣が登壇した。

原作は、デジタルコミック200万ダウンロードを誇り「月刊 officeYOU(オフィスユー)」(集英社クリエイティブ)で連載中の美波はるこによる同名漫画。長年恋から遠ざかっていた料理上手な独身オトナ女子の手料理をきっかけに始まる、肉食年下イケメン男子とのピュアで不器用なムズキュンラブストーリー。

主人公・大河内麻紀(倉科カナ)は35歳で彼氏いない歴・約10年。これといった出会いもなく、気づけば女性としていろんなところがおろそかになっていた。恋はしたいけれど、もういい年だし流される恋愛はしたくない…。そう思っていた麻紀の前に突然現れた、隣の部屋に住む年下イケメン男子・本宮蒼太(菊池風磨)。蒼太との出会いで麻紀の止まっていた恋愛の歯車が動きだす。

会見ではまず、演じるキャラクターの共感できる部分や、演じる上で意識したところはあるかとの質問が。倉科は「共感できるところは、年齢的にも、仕事にまい進しているところもそうですし、恋愛に不器用だったり考え方が真面目すぎるところなどもすごく共感できます。制作脚本の段階で女性のスタッフさんがしっかりと関わってくださって、女性のあるあるというか、女性ならではの思いみたいなものを脚本に込めてくださいました。私だけではなくて、見てくださる方々にとっても共感できるところが多いんじゃないかなと思います。演じる上で工夫したところに関しては、やっぱりラブコメなので、どうしてもリアリティーがなくなってしまうことも多いのですが、今回は結構リアリティーを求めていて。アドリブ感のある自然体のお芝居ができたらいいなと思い、本番前から皆さんとコミュニケーションをとったり、役柄で接してみたり、いろいろなアプローチをしていました。それと、麻紀ちゃんは料理がうまい設定なので、手さばきなどを気をつけましたね。せりふを言いながら包丁を使わないといけないときもあったのですが、包丁が切りにくくて(笑)」と撮影を振り返った。

ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』
ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』倉科カナ

菊池は「よく食べるところは共通するところかもしれないです。撮影なので、カットを追うごとに食べなきゃいけなかったり、同じシーンで何回も食べるってことが多かったんですけど、そんなに苦じゃなかったので、僕はやっぱりよく食べるんだなと思いましたね。実は、お芝居中にご飯をたくさん食べたほうが面白いっていう山田先生からの熱いご指導がございまして(笑)。『食べるシーンでそんなに食べないこともできるけど、食べなきゃ面白くないからね』とおっしゃっていて、それがずっと僕の頭の中でこだましていました」と。すると山田は「プレッシャーかけてごめんなさい(笑)」と笑顔で謝罪。菊池は「そのおかげで食べるシーンは見応えのあるものになっているので、各話ぜひチェックしていただけたらと思います」とアピールした。

山田は「私が演じる町田桜は、恋愛パートにはあまり関わっていませんが、とにかく麻紀を『大丈夫!』と励ますポジティブシンキングな人物だと思っています。桜がいることで麻紀が勇気づけられたり、一緒にいるだけで明るく元気になれるような存在になったらいいなと思いながら演じました。共感というと…。今って『推し』という言葉をよく聞くじゃないですか。私は推しというのがよく分からなかったのですが、誰かを応援することって楽しいんだなと気づきました。やっぱりみんな大丈夫だよと言ってほしいし、誰かに対して大丈夫だよって元気づけたりすることで、こんなに自分も元気づけられるんだと、桜を演じることがすごく楽しかったです。なので、推しの魅力が分かりました」と演じてみて共感できたことを告白。すると倉科は「山田さん自身もそうですし、桜という役柄はすごくエネルギッシュで。麻紀ちゃんだけだと一歩踏み込めないところに背中を押してくださるので、エネルギーをすごくもらいました」と話した。

ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』
ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』高橋光臣

そんな中、高橋は「ずっと気になっていたことがあるんですけど…」と切り出し、「今風磨さんと同じスタイルで座っていますけど、前足にすごく筋肉使ってるんですよ。そんなに平気な顔でよく座ってられるなと(笑)。平気でスッと決まるスタイルを現場でもお芝居でもやるんですよね。今回の風磨さんの役ってすごくカッコいいし、色気のある役だから、きっと演じるの大変なんだろうなって男として横からいつも見ていたんです。カッコつけるのって難しいし、本当にそうじゃないとカッコつかないし。すごいなと思っていました。僕は倉科さん演じる大河内さんの上司・篠原一義ということで、しっかりしておかないといけないっていうプレッシャーもあって。前半はそういうふうにカッコいいような男性として演じていて、後半、そんな40代の男性が恋愛することによってどういうふうに変化していくのかというところを意識しながら演じました」と役柄と併せて意識したところを明かした。

また、記者から「このドラマならではの魅力は?」という質問が。倉科は「私自身、ラブコメをあんまりやったことがなくて。やったとしてもヒロインの恋敵みたいな役が多くて、あまり幸せになれないんですよ。いつも『私の屍を超えていけヒロインたち!』と思っていたんですけど、今回やっと幸せになれるような役柄で、みんなから応援されて、撮影がすごく楽しかったです(笑)。ヒロインの気持ちってこんな感じなんだ、こんなに幸せなんだと思いました」とコメント。

続けて菊池とのラブシーンについて聞かれ、「菊池君って何をやっても返してくださるので、ラブシーンでアドリブを入れてもいろいろ返してくださって、面白い映像が撮れたなと思っています。でも私は全然照れないのに菊池君がすごく照れてて…。それを見ているこっちが恥ずかしいみたいな(笑)」と明かし、山田が「全然照れなかったの? キスシーンとかどういう気持ちでやってたの?」と倉科に聞くと、「普通に麻紀ちゃんとしてドキドキみたいな。こっちから撮るからこうしたほうがいいかな、とかそういうことを考えてやってたかな」と特に意識していなかったとのこと。

「逆に菊池君はどんな感じ?」と倉科が菊池に話を振ると、菊池は「夢中でキスしてました。無我夢中ですよ。カット聞こえなかったもん」と告白。「僕も成就する役っていうのがなくて、自分の恋愛がメインになることもなくて。恋愛をちゃんとやってそれが主軸になるのが初めてでした。今後もし恋愛ドラマや恋愛映画があるとしたら、自分の中で基準になるような作品になったと思います」と倉科と同じ状況だったことを明かした。

ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』
ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』菊池風磨(Sexy Zone)

続けて本作ならではの魅力について菊池は「とにかく三大欲求に真っすぐなところ。欲を隠すことなく、ドラマなのでさらけ出すこともできたし、それを共感してもらうこともできると思います。あんまり欲について話すこととか、共感を得ることってないかもしれないんですけど、この作品が共感材料の一つになればいいなと思いました」と。

そして「この役柄は肉食系で、クールな一面もあります。普段のバラエティでは少しはっちゃけたような菊池さんも見られますが、どちらがご自身に近いと思いますか?」と聞かれると、菊池は「やっぱり僕は常にクール。バラエティでもそんなにおちゃらけた印象は僕の中ではないですね。素に近い状態で今回は演じました。役作りがいらなかったです。当て書きかなと思いました」と話し、ほかの3人がそれに笑ってしまう場面も。

山田は「お二人とも今まであまり演じなかった役を演じたとお話されていましたが、私も、今まで影があるというか、重い役割を背負うことが多いような気がしていました。今回の役は能天気で、明るくて、『なんとかなるよ』みたいな役で。もちろん重い役もやりがいがありますが、こういう軽やかなみんなが元気になるような役って、自分も元気になるので、それが発見でした」と振り返った。作品ならではの魅力については「かなりきわどいテーマを描いていると思うんです。女性の結婚や年齢、自分を恋人として好きなのか、それともお母さんのような役割として見ているのか悩んだり。すごく複雑なテーマが盛り込まれていると思いますが、それをコメディーの中で保っている。倉科さんが麻紀を魅力的に演じられているので、どの年代の方が見ても、恋する人はチャーミングだと思っていただけるんじゃないかと」と語った。

高橋は「私の実年齢は41ですが、こういう作品の中でその年代の男性ってピュアな恋愛を描くことは少ないと思うんです。でも、そんな年齢になっても男性だって恋をしていいと思うし、むしろ同年代の方々に恋をしてほしいと私は思っています。私が演じる篠原はシングルファーザーという設定ですが、そういう人であっても、仕事をしながらでも、ぜひ恋をしてほしいなと。このドラマでは篠原がそういった部分で戦っていますし、ぜひそこを見て一緒にドキドキしてほしいです。自分の実生活にも恋心を抱いていただけるようなドラマになればいいなと思います」とドラマに懸ける思いを話した。

さらに、番組公式SNSで募集したファンからの質問も。「このドラマは家の鍵を忘れたことで物語が始まりますが、皆さんがベランダをつたってでもどうにかしたくなるほどの忘れ物やなくしたものはありますか?」と聞かれ、菊池は「締め出されたことがあって。家をスマート化しようと思って、アプリで鍵とか設定して、全部スマホで操作できるようにしたんです。家を出たらオートロックになったり、帰ってきたらスマホで鍵を開けられたり。スマートホーム化してめちゃくちゃイキってたんですよ(笑)。それで、“ちょっと外出よう”と思って外に出たら、鍵もスマートフォンも持っていなくて、オートロックが閉まったんです。あのときはベランダをはおうかなと思いました(笑)。結局母親の帰りを待ちましたね」と過去の体験を明かした。

山田は「すごく大事にしている日記帳をどこかに落としてしまったんです。かなり恥ずかしいことが書いてあるので、いろいろなところに電話をかけたりして探したんですけど、まだ見つかっていなくて。もしB5サイズの無地のノートが落ちていたらそれは私の日記なので、中を見ずに事務所に送ってください(笑)」とまさかの告白。これに菊池は「自分なら拾ったら絶対開いちゃう。今一番欲しいB5だな」とつぶやいた。

ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』
ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』山田真歩

続いて「美容のために食べているものはありますか?」という質問が。倉科は全く気を使っていないそうで、「普段は食べたいものを食べて、最近ぽっちゃりしてきたなと思ったら16時以降は食べないようにしたり…。でも食べたいものを我慢したりはしないです。ジャンクフードとかラーメンとかが好きで」と。菊池も「食べ物に気を使ったりとかはないです。僕、夜中にカツカレーを食べるのが大好きなんですよ。夜中に、誰が作ったのか分からないものを食べたくて。母が作ったとか友達が作ったとか自分で作ったとか分かる愛情はいらなくて。深夜回るとなんでか分からないけどそうなっちゃうんですよね」と不思議な好みを告白。山田も「ストレスが多い仕事だと、暴飲暴食してニキビができたりするので、とにかくやることを楽しむこと。楽しんでいるとなんでも栄養にしてくれるんじゃないかと思っていて…」と気にしていない様子を見せた。そんな中、高橋の朝食はヨーグルトとアーモンドと蜂蜜らしく、いつも机の上にアーモンドが置いてあるそう。これに菊池は「すごい。パリコレモデルみたいな…」とびっくり。高橋は「健康とか、むくまないようにとか考えて…。でも意外と女優さんとか俳優さんとか自然体な方が多いですよね。僕もそっちにしようかな…。だけど夜中に誰が作ったか分からないものをっていうのは不思議ですね」と健康志向な一面を見せた。

そして「撮影で一番照れちゃったシーンは?」という質問に、倉科は「照れたシーンが本当になくて。菊池君が照れすぎててそれを見ているこっちが恥ずかしくなっちゃうんですよね。前半では蒼太が麻紀ちゃんにアプローチしてくださって。後半で麻紀ちゃんが蒼太の服をバンザイして脱がせるっていうのがあるんですけど、それに大照れで」と。菊池は「大照れでしょ。本当にだめだったあれは」と赤面したことを明かした。

また、「攻めか受け、何かをするか何かをされるかどちらが照れますか?」と聞かれ、菊池は「攻めか受け? すごい質問してくるなと思って…配信で言っていいんですか?」と困惑。すると倉科が「ドライヤーで髪を乾かしてあげるシーンでもすごく照れてて、意味が分からなくて(笑)。溶けてましたよね」と話し、菊池は「されるって照れるのかも。何かをされるっていうシーンが初めてだったので、照れちゃったのかもしれないですね」と振り返った。

最後に倉科は「撮影のときも幸せな気持ちにたくさんなりましたが、今日またみんなで集まれて楽しかったです。この作品は、三大欲求をポップにキュートに描いていて、出てくるキャラクターもみんな愛くるしくて。麻紀ちゃんと蒼太の不器用な恋の行方もぜひ最後まで見守ってほしいですし、この作品の世界にどっぷりとハマってくださったらうれしいです」と。菊池は「見どころとしましては、この会見を(配信などで)ご覧いただけたら分かると思います。この雰囲気で、スタッフキャストみんなで楽しく作っているような作品でした。ドラマを通して皆さんに伝わると思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と見どころを語り、会見を締めくくった。

番組情報

ドラマ Paravi『隣の男はよく食べる』
テレビ東京系
2023年4月12日(水)スタート
毎週水曜 深夜0時30分~深夜1時

配信:動画配信サービス「Paravi」で4月5日(水)午後9時より毎話独占先行配信

原作:美波はるこ「隣の男はよく食べる」(集英社クリエイティブ/月刊オフィスユー)
主演:倉科カナ、菊池風磨(Sexy Zone)
出演:山田真歩、高橋光臣、市川由衣/塚本高史、佐々木舞香(=LOVE)、近藤くみこ(ニッチェ)
チーフプロデューサー:山鹿達也(テレビ東京)
プロデューサー:清水俊雄(テレビ東京)、浅野澄美(FCC)
脚本:川﨑いづみ、的場友見
監督:井樫彩、田口桂、洞功二
主題歌:リーガルリリー「ハイキ」(Ki/oon Music)
挿入歌:Sexy Zone「Cream」(Top J Records)
制作:テレビ東京 FCC
製作著作:「隣の男はよく食べる」製作委員会

番組公式 HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/yokutabe/
番組公式 twitter・Instagram:@tx_yokutabe

©「隣の男はよく食べる」製作委員会

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