足立梨花「由真は人と素直にお話のできるいい人。ちょっと天然な部分もありますが(笑)」『グランマの憂鬱』

ドラマ
2023年04月13日
『グランマの憂鬱』©東海テレビ

土ドラ『グランマの憂鬱』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分 ※4月15日(土)放送の第2話のみ深夜0時~)より、足立梨花のコメントが到着した。

高口里純の「グランマの憂鬱」(双葉社 JOUR COMICS)を原作とする本作は、村の総領「グランマ」こと百目鬼ミキ(萬田久子)が、日常に巻き起こる家族・仕事・生活の問題を一刀両断。見ているだけで胸がすく、愛ある「喝!」が必見のドラマとなっている。

そんな本作で、都会での生活から一転、夫が継ぐ実家のある百目鬼村で姑と同居することになった百目鬼(どうめき)由真役を務める足立梨花に、デビュー15周年、30歳という節目の年に演じる母親役、そして共演する萬田久子や娘・亜子を演じている加藤柚凪について聞いた。

足立梨花 コメント

◆約5年ぶりの土ドラ出演、そして今回も母親役ですね。

前回の『限界団地』では男の子のお母さんでしたけれど、母親役としてはかなり若い設定でしたよね。子どもとの距離が近い役だったと思いますが、今回は私も30歳になりましたし、リアルなお母さん役が求められているのかなと思っています。そういう意味ではどのように役作りをしていこうか、ちょっと悩みました。物語の中での言動にも余裕があったり、逆になかったり…。そのバランスを考えながらお芝居をするのは、今回が初めてかもしれません。台本のまま演技をするというよりも、頭の中で一旦考えるということを意識的に行うようにしています。

◆足立さんが演じる百目鬼由真は、どんな役ですか?

以前はバリバリ働いていて、でも結婚して子どもも産まれて、さらに横浜から夫の実家の村に引っ越してきてお義母さんと同居を始めて…。撮影していても感じるのは、「コレって結構勇気のいる決断だなぁ」ということですね。
家の近所に何でもそろっていた都会の生活から、自然豊かな村に移住して、たぶん田舎特有のしきたりもあると思うんです。でも、そうしたことをあまり大変だと思っていないところが由真のすごいところで、臨機応変に溶け込んでいくんですよね。村の皆さんには「大奥さまと同居してやっていけるのかしら?」と心配されているだろうけど、由真自身はそこまでミキさんを怖がっていないんじゃないかな。本当に素直に、いろいろな人とお話ができるいい人という印象です。ちょっと天然な部分もありますが(笑)。

◆撮影現場は、どんな雰囲気ですか?

笑いの絶えない、楽しい現場ですね。萬田さんもすごくお話が好きな方で、今ハマっている韓国ドラマのことを熱く語ってくださいます。毎日韓国ドラマを見ているらしくて、「1日10分でもいいから見るの。そうしたらね、明日も頑張ろうって気持ちになれるの」っておっしゃっていて、すごいなぁ、覚えるせりふの量も多いのに…、と感心しています。そして柚凪ちゃんは、カメラが回っていないときでも亜子そのもの! 現場は萬田さんと柚凪ちゃんを中心に笑顔が広がっていく感じで、この空気感が画面を通じて届くといいな、って思っています。

『グランマの憂鬱』©東海テレビ

◆由真とミキのような嫁姑関係については?

いやぁ…、やっぱり嫁姑問題って大変だと思うんですよ(なぜか小声)。でも、それぞれの思いがしっかりとあって、相手を思う気持ちがきちんと伝わっていれば分かり合えるんじゃないかなと、ミキさんとのシーンを撮影しながら思うようになりました。
第1話でも嫁姑の距離感について、「嫁姑が仲良くなる必要なんてない、うまくいっている程度でよし」というミキさんのせりふがあったのですが、台本を読んだときに「なるほど、そうだよね」と、とても共感できました。とにかくミキさんの言葉で不安がかき消されるというか、そんなに頑張らなくてもいいよと言われているような、ほっこりする場面がたくさんありますね。

◆もし、足立さんがグランマに日頃の悩みを相談するとしたら…

私って本当に、休みの日に一歩も歩きたくないタイプなんですよ。外出はおろか、家の中でさえも。究極のインドア派ですね(笑)。定位置に座ると、冷蔵庫に行くのすらおっくうという…。周りの人からは、30歳を過ぎたら体の変化がすぐ来るから、そのライフスタイルはまずいよと言われていて。今ちょうど30歳なので、ちょっと怖いなと思い始めています。
でもこんな悩みをグランマに相談したら、絶対「喝!」って言われるだろうなぁ…。いやもう想像つくもん。最初に謝っておけばいいのかな?  ごめんなさい!

◆ドラマの見どころと、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします!

今回のドラマはグランマからも、そして亜子ちゃんからも、教わることがたくさんあるドラマかなと思っています。由真はそんな二人に寄り添うような存在なので、皆さんも同じ気持ちでドラマを見ていただけたらうれしいです。
それと4月って、新たな場所でスタートを切る人が多い季節じゃないですか。友人関係でも職場でも、いい距離感を保って相手を敬う気持ちがあれば、絆も生まれるし仲良くなれると思うんです。由真がミキさんはもちろん、村の人たちに溶け込んでいく感じも見ていただければと思います。そして皆さんもグランマの「喝!」が飛んでこないように、気をつけて日々過ごしてくださいね(笑)。

番組情報

『グランマの憂鬱』全8話(予定)
東海テレビ/フジテレビ系
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分
※4月15日(土)放送の第2話のみ深夜0時~

出演:萬田久子、足立梨花、加藤柚凪
鷲尾真知子、竹内都子、駒塚由衣、金子昇、神尾佑、モト冬樹

企画:市野直親(東海テレビ)
原作:高口里純 「グランマの憂鬱」(双葉社 JOUR COMICS)
脚本:森脇京子、阿久津朋子、遠山絵梨香、的場友見
音楽:鈴木ヤスヨシ
主題歌:THE ALFEE「鋼の騎士Q」(ユニバーサルミュージック)
演出:岡野宏信、長尾楽、雨宮由依ほか
プロデューサー:中頭千廣(東海テレビ)、小林和紘(FCC)、浅野澄美(FCC)
制作:東海テレビ FCC

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