福士蒼汰&加藤清史郎の意外な一面を玄理が明かす「クールな方なのかなと思っていたら…」『弁護士ソドム』記者会見

ドラマ
2023年04月21日
『弁護士ソドム』
『弁護士ソドム』福士蒼汰 ©テレビ東京

4月28日(金)スタートのドラマ8『弁護士ソドム』(テレビ東京系 毎週金曜 午後8時~)の記者会見が行われ、福士蒼汰、玄理、加藤清史郎、山下美月、光石研が登壇した。

ただの法廷モノではない、スリリングなリーガルサスペンスとなる本作。「ソドム」とは旧約聖書に登場する街の名前で、「退廃」や「悪徳」の象徴とされる言葉だ。主人公の小田切渉(福士)は、周りから「ソドム」と呼ばれる型破りな“詐欺師専門弁護士”。弱者を食い物にする“詐欺師”の味方をし裁判で勝たせていく、まさに“悪徳弁護士”だが、詐欺師を専門に弁護するという人道にもとるような仕事を選ぶのはある目的があった。

リーガルサスペンスということで緊迫したシーンも多い本作だが、福士は「玄理さんは、ずっとお絵描きをしてるんです。僕の似顔絵とか、スタッフさんの似顔絵を描いてくださるんですけど、それが妙に似ていてかわいらしいんですよね。今度どこかでぜひ発表してください(笑)」と現場でのほっこりエピソードを明かす。

玄理は「ドラマはすごくシリアスな内容なのですが、皆さん明るい方が本当に多いです。話をしていない時間がないくらいで。私は今回福士さんと初共演だったのですが、何となくこれまでクールな方なのかなと思っていたら、無邪気で明るくて、よくしゃべるなと良い意味で思っていたんです。でも、それを上回るくらいしゃべる人が(加藤)清史郎君で(笑)」と共演者の意外な一面を告白。

加藤は「玄理さんとは音楽の話をよくしていましたね。僕、緊張しているとすごくしゃべってしまうんですよ。玄理さんとまだ1回くらいしか共演したことがなくて、もしかしたら緊張していたのかもしれないです。ちょっと控えます!(笑)」といい、玄理が「(しゃべる度合いを)10段階にすると、清史郎君が10、福士さんが8、私は6とかで、光石さんは私と同じくらいですかね。山下さんが一番静かですね」と続けた。

また、役作りで意識したことや大変だったことを聞かれた福士は「渉は、接する人によって表情を変える部分が多くて。高校生のときの渉も僕が演じていますし、いろいろな人と接する中で、声色や表情を変えるのを意識しています。それに、法廷で裁判長を説得するというのはすごく人間的な行為だなと感じたので、感情を大事に演じています」と。「久々に学ランを着て、髪の毛もサラサラにして若い感じにして、お父さん・お母さんと話をするのも楽しかったです」と学生時代を演じる楽しさについても語った。

『弁護士ソドム』
『弁護士ソドム』玄理 ©テレビ東京

玄理は「弁護士役というのは、やってみたかった役の一つだったので、準備の段階からすごく張り切って、裁判の傍聴に行かせていただいたり、弁護士の方にお話を聞きに行ったりしました。どの過程もすごく楽しかったですし、私が演じるまどかが明るい役なんです。私は普段ミステリアスな役が多かったので、明るい役をやっていると現場でこんなに明るくいられるんだと。楽しいことの方が多くて、苦労は今のところないかもしれないです」とにっこり。

加藤は「僕は天才ハッカーの八雲カイを演じているのですが、一番自分の中で大事にしたいと思っていることがあって。カイ自身は天才ハッカーっぽいかと言われるとそんなこともなくて、服装が派手だったり、ネイルも黒にしていてこだわりが強かったりするんです。でも、あまりに天才ハッカーっぽくなりすぎず、あまりに明るくなりすぎず。仲間内では明るいけど、外に出ると少し違ったりもするので、そのバランスを調整しながらやらせていただいています」と意識していることを明かした。

山下は「お話を頂いたときに、元結婚詐欺師の役と聞いて、結婚詐欺師って何してるんだろう? というところから始まりました。ネットで“結婚詐欺師”と調べたり、どういう手法を使っているのか、過去をどう設定していくのかなどをいろいろ考えて…。監督とお話させていただいたときに、『何をやってもいいよ』と言ってくださったんです。なので、劇中でいろいろな服を着ていますし、お芝居も自由にやらせていただいています。元結婚詐欺師を生かすシーンのときは、どうやってこの人をだまそうかと考えるのがすごく楽しくて。向いてるかも、と思っちゃうくらいでした(笑)。自分でもやっているのが不思議ではありますが、すごく楽しんでやらせていただいています」と笑顔を見せた。

光石は「僕はあまり役作りのようなことはしないのですが、今回はセットも素晴らしいですし、撮影方法もライティングもスタッフワークが素晴らしくて。僕は法律事務所の社長を演じていますが、衣装などでちゃんと法律事務所の社長に見えるようにしてくださっています。なので、僕はただただ福士君演じる渉のことを温かい目で見るという、そこだけ注意しています」と。

さらに、ドラマでは渉が「退廃」や「悪徳」の象徴とされる「ソドム」と呼ばれているが、自分自身の過去で呼ばれたニックネームで印象に残っているものはあるかという質問も。福士は「“蒼ちゃん”とよく呼ばれますが、それがニックネームかと言われると微妙なところでもあるし…」と話し、玄理も「“玄ちゃん”と呼ばれることが多くて。面白いことが言えない…(笑)」と少し困惑。山下は「私も、アイドルをやっていますがニックネームのようなものもなく…。“美月”とか“山ちゃん”とか、あと“やま”とか…」とニックネームを挙げ、一同が「やま!?」と驚くひと幕も。

『弁護士ソドム』
『弁護士ソドム』加藤清史郎 ©テレビ東京

そんな中、加藤が「僕はものすごくニックネームが多いんです。中学を卒業した時点で150個あって、高校で50個増えているので、200は超えているのではないかと。でも印象に残ってると言ったら“こども店長”になっちゃうんじゃないですか」とトヨタ自動車のCMでのニックネームを振り返り、「自分が好きで背負ったニックネームなので。最近“大人店長”と呼ばれることもありますが、現場でもしゃべりすぎなようなので、もう少し大人になれるようにおしとやかになります。“おしとやか店長”になります」と宣言した。

そして、光石は「僕も光石とか研とかで全然何もないんですけど、昔取材に答えているときに、『劇団などどこにも属さず一匹狼なんですよ』と言ったことがあって。でも、『狼と言えるほど狂暴でもないし野蛮でもないから、一匹狼というか一匹ムーミンですかね』と言って、そのときのことが印象に残っています(笑)。弱い象徴というか…」と話し、福士に「ムーミンって弱い象徴なんですか!?(笑)」とツッコまれていた。

最後に、福士は「リーガルサスペンスでありながら、ポップで面白い場面もあり、ヒューマンドラマのような人情に迫ったシーンもたくさん散りばめられています。その心の動きを大切にしながら毎シーン撮影しているので、最終回に向かってどういう展開になっていくのか楽しみにしていただけたらと思います。スタッフ・キャスト一同精いっぱい作っているので、ぜひお楽しみにしていてください!」とドラマをアピールした。

番組情報

『弁護士ソドム』
テレビ東京系
2023年4月28日(金)スタート
毎週金曜 午後8時 ※初回2時間スペシャル

配信:
・TVer テレ東系リアルタイム配信(https://tver.jp/live/tx
・広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京 HP、TVer)
・Paravi(第一話から最新話までを独占見放題配信)
※最新放送回の見逃し配信は、各話放送終了直後から配信開始

主演:福士蒼汰
出演:玄理、加藤清史郎、山下美月、古川雄輝、でんでん、高岡早紀、勝村政信、光石研
監督:及川拓郎、久保田博紀
脚本:泉澤陽子、三浦駿斗
音楽:中村佳紀
主題歌:BLUE ENCOUNT 「有罪布告」(Sony Music Labels Inc.)
チーフプロデューサー:濱谷晃一
プロデューサー:祖父江里奈、本間かなみ、神山明子(メディアプルポ)、伊藤茜(メディアプルポ)/田淵俊彦
制作協力:メディアプルポ
製作著作:テレビ東京

公式 HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/sodom/
公式 Twitter:@tx_dorama8
公式 Instagram:@tx_dorama8

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