萬田久子主演『グランマの憂鬱』がクランクアップ!「たぶん私は『グランマロス』になると思うんです」

ドラマ
2023年05月25日
『グランマの憂鬱』©東海テレビ

土ドラ『グランマの憂鬱』(東海テレビ/フジテレビ系 毎週土曜 午後11時40分〜深夜0時35分)より、クランクアップレポートが到着した。

高口里純の「グランマの憂鬱」(双葉社 JOUR COMICS)を原作とする本作は、村の総領「グランマ」こと百目鬼ミキ(萬田久子)が、日常に巻き起こる家族・仕事・生活の問題を一刀両断。見ているだけで胸がすく、愛ある「喝!」が必見のドラマとなっている。

いよいよ5月27日(土)に最終話を迎える本作。愛ある「喝!」で身近な問題を裁いてきたミキが、最後は自身の人生のしまい方や家族の在り方で悩むことに。

萬田の新境地を開いた本作は、山間の村が舞台ということもあり、毎朝都心に集合したスタッフがロケバスで移動しての撮影。総移動距離は約6,600キロにも及んだ(日本の全長は約3,000キロ)。春の長雨にこそ泣かされたがそれ以外はトラブルもなく、撮影は順調そのもの。そんな撮影も終盤を迎え、多くのキャストがクランクアップを迎えている。

『グランマの憂鬱』©東海テレビ

最初にクランクアップを迎えたのはイシ(鷲尾真知子)、メイ(竹内都子)、スイ(駒塚由衣)の三婆の面々。いつも通り百目鬼家の土間でのシーンで、もちろん三人そろってのオールアップとなった。

監督から手渡された花束は、それぞれのテーマカラーに合わせたもの。鷲尾が「あっという間でした。もっとこの3人でやりたかったなぁ」と撮影を振り返れば、竹内は「3人でいろいろなものを作りたかった。パート2があればぜひ!」と今後に期待を寄せる。

そして駒塚からは「毎回トリオでいい時間を過ごさせてもらいました。皆さんも最後まで事故のないよう、頑張ってください」とスタッフにエールを。また、地元の方からはタケノコのプレゼントが。都会ではまず手に入らない採れたての美味に、大喜びの3人だった。

『グランマの憂鬱』©東海テレビ

村長・橋本文五郎役のモト冬樹は、オーガニックレストラン“夢竹”近くの道で、村人と和やかに話しているシーンでクランクアップ。共演シーンも多く、カメラが回っていない時でも笑い合っている様子が印象的だったモト。「何度でもやりたいなぁ、この役」と語ったように、モトも村長役はお気に入りの様子。

そんなモトと同じ日にクランクアップとなったのが、設楽夢二役の金子昇と一ノ宮竹郎役の神尾佑の、夢竹コンビ。最後の撮影となったのは、2人が一緒に生きていこうと決めた第5話の回想シーン。都心のビル街で多くのビジネスマンが家路を急ぐ時間帯に行われた。

撮影が終わり、花束贈呈に現れたのは愛魅役の永尾柚乃。思わぬサプライズに、2人も「来てくれたの!?」とビックリ。最後のあいさつでも金子が「こんなにもアットホームでノンストレスな現場は久しぶりでした。ありがとうございました」と感謝の言葉を口にした一方で、神尾は「何だか愛魅ちゃんに全部持ってかれちゃいました」と言いつつ、うれしそうな様子だった。

パートナーという間柄を自然と醸し出せるように、目配せをする時間の長さなど細かなニュアンスを積み上げることで表現してきた2人。愛魅ちゃんと迎えたクランクアップは、まさに新しい家族の形だった。

『グランマの憂鬱』©東海テレビ

撮影の最終日となったのは、旧友と集うため東京へ出たミキに、由真と亜子が忘れ物を届ける、第7話のホテルのシーン。まずは、由真役の足立梨花と亜子役の加藤柚凪がクランクアップ。2人で花束を受け取ると、加藤は「亜子ちゃんになれて、みんなと撮影ができて、とても楽しかったです、ありがとうございました」と、最後まで元気いっぱい。

足立は「皆さんお疲れさまでした。グランマと亜子ちゃんと家族になれて、とても楽しかったです。また皆さんとどこかでお仕事ができるよう、これからも頑張りたいと思います。そのときは力を貸してください。ありがとうございました」とあいさつをし、たくさんの拍手を浴びた。

そして最後の撮影シーンとなったのは、ミキがレストランで旧友と再会する場面。監督からのOKが出て、スタッフの「萬田久子さん、これにてオールアップです!」の声が響くと、萬田もグランマの厳しい顔から穏やかな笑顔へと変わった。

「お疲れさまというよりも、ありがとうの言葉しかないかも…」と萬田。そこで言葉に詰まると、すかさず旧友・ケイ役の今陽子から「萬田久子、泣きそうです!」と茶々が入る。苦笑しながら「いや、いつか終わりが来ることは分かっていたんですけれど、とにかく最初はどうなることかと少し不安もありました。本当に皆さんのおかげです」と感謝の言葉を口にした萬田。

「約2カ月にわたって皆さんと濃い時間を過ごして…、たぶん私は『グランマロス』になると思うんですね。だから、これからもう一度真剣に台本を読み直します!」と言うと、最後のあいさつに集まったスタッフは爆笑し、現場は拍手に包まれた。

『グランマの憂鬱』©東海テレビ

最終話(5月27日(土)放送)ストーリー

東京から戻ってきた百目鬼ミキ(萬田久子)の様子が引っかかり、いぶかしむ村長(モト冬樹)。考えすぎだべと本気にしない三婆のイシ(鷲尾真知子)、メイ(竹内都子)、スイ(駒塚由衣)に対して、「小さな変化を見逃してはいかん」とくぎを刺す。さらに、ミキが急に蔵の整理をし始めた様子を見るに至り、村長は「こ、これは…、終活だべ」と確信する。
もちろん由真(足立梨花)の耳にも入り、心配になって夫・トオル(高橋光臣)に「お義母さん、終活してるのかも…」とLINEを入れるが、既読にならない。
そして不安が的中したかのように、ミキが倒れてしまう。動揺を隠せない亜子(加藤柚凪)やみんながミキを見守る中、ついにトオルが帰省して……!
最終話は、ミキを取り巻く家族大集合! そして百目鬼村の村民たちのその後とは!?

番組情報

『グランマの憂鬱』
東海テレビ/フジテレビ系
毎週土曜 午後11時40分~深夜0時35分

出演:萬田久子、足立梨花、加藤柚凪
鷲尾真知子、竹内都子、駒塚由衣、金子昇、神尾佑、モト冬樹

企画:市野直親(東海テレビ)
原作:高口里純 「グランマの憂鬱」(双葉社 JOUR COMICS)
脚本:森脇京子、阿久津朋子、遠山絵梨香、的場友見
音楽:鈴木ヤスヨシ
主題歌:THE ALFEE「鋼の騎士Q」(ユニバーサルミュージック)
演出:岡野宏信、長尾楽、雨宮由依ほか
プロデューサー:中頭千廣(東海テレビ)、小林和紘(FCC)、浅野澄美(FCC)
制作:東海テレビ FCC

土ドラ公式YouTube:https://www.youtube.com/shorts/rydfw-s1xic
土ドラ公式TikTok:dodra_tokaitv

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