『ハヤブサ消防団』中村倫也らが挑んだ4分間ワンカット!長回しシーンから緊迫ショット公開

ドラマ
2023年07月09日
『ハヤブサ消防団』©テレビ朝日

7月13日(木)にスタートする、中村倫也主演の木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系 毎週木曜 午後9時~9時54分 ※初回拡大スペシャル 午後9時~10時)より、初回拡大スペシャルの緊迫ショットが先行公開された。

国民的ヒットメーカー・池井戸潤が描いた“戦慄の田園ミステリー”を、中村倫也主演で映像化する『ハヤブサ消防団』。山間の小さな集落“ハヤブサ地区”を舞台に、物語はスランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村)が亡き父の故郷であるハヤブサに移住するところから幕を開ける。

都会を離れ、穏やかな生活をスタートしたはずの太郎だったが、地元の消防団に加入したことを機に連続放火や住民の不審死など怪事件に次々遭遇。ハヤブサ地区を守るべく真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たる。

物語の鍵を握るミステリアスなヒロインを川口春奈が演じるほか、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久ら名バイプレイヤーたちが勢ぞろいする。

『ハヤブサ消防団』©テレビ朝日

そんな本作より、「初回拡大スペシャル」の“核”となる消火&人命救助シーンの緊迫ショットが公開された。不気味な連続放火事件がハヤブサ地区で進行中であるという事実が浮かび上がるとともに、移住してきた太郎が初めて地元消防団の活躍を目の当たりにする重要な場面だ。

ロケ先の家屋とその一帯、そして消防車も借り切った大がかりな撮影を行うに当たり、キャストたちは消防庁で消火活動や救助活動について講習を受けてはいたが、監督は“ワンカット長回し(カットを入れずカメラを回し続ける撮影方法)”という過酷な演出プランを採用。キャストたちは演技をするだけでなく、ポンプ車の操作からホースの接続、放水まで一連の作業を途切れなく行わなければならないことに…。

そのためキャストたちは前日からロケ先に入り、猛暑の中、丸1日がかりで消火シーンのリハーサルに挑戦。しかし、訓練を受けたとはいえまだまだ不慣れな面々。キャスト、スタッフそれぞれに複雑な手順があり、わずかな迷いでタイミングがズレてしまうなど、1日かけたにもかかわらず一度もうまくいくことはなかった。

『ハヤブサ消防団』©テレビ朝日

そしてついに運命の本番当日…。誰彼ともなく「もうカットを割った方がいいんじゃない?」「絶対に無理だよ…」という声が上がる中、撮影がスタート。すると1テイク目こそミスが出たものの、その後は百戦錬磨のキャストたちが高い集中力を発揮。演技はもちろんのこと、放水作業や救助活動を果敢にこなして大成功。監督から「カット、OK!」の声がかかると、現場は大きな拍手と一体感に包まれた。

この4分間におよぶ長回しシーンについては、先日行われた会見でも、中村が「放水にいたるまでの過程を長回しでやったんです。カットを割っていないので、そのシーンは見どころです!」と熱く語った。

また、生瀬も「撮影終了後は、“やっぱりカットを割らずにやってよかった!”と全員で喜びあったほど…。これはぜひご覧いただきたいです!」とアピールするなど、「初回拡大スペシャル」最大の見どころとなる。この火災をきっかけに、太郎は不穏な事態にズルズルと巻き込まれていくことになる。

『ハヤブサ消防団』©テレビ朝日

第1話 あらすじ

『ハヤブサ消防団』©テレビ朝日

三馬太郎(中村倫也)は、崖っぷちのミステリー作家。5年前に“明智小五郎賞”を受賞し、勤めていた会社を辞めて作家業に専念したのはよかったが、その後は新作を出すたびに初版の部数を削られ、ネットの評価も散々。担当編集者・中山田洋(山本耕史)に励まされながらも、筆の進まない日々が続いていた。
ある日、太郎は山間の集落“ハヤブサ地区”を訪れる。亡き父から相続し放置したままになっていた一軒家の様子を確認するためだったが、太郎はハヤブサの豊かな自然に心をつかまれ、この地に移住することを決意する。
新生活を始めて間もなく、太郎は近所に住む同年代の青年・藤本勘介(満島真之介)に誘われ、地域の飲み会に参加。そこで知り合った山原賢作(生瀬勝久)、宮原郁夫(橋本じゅん)、森野洋輔(梶原善)、徳田省吾(岡部たかし)らハヤブサ地区の男たちに“消防団”への入団を勧められる。運動部に入ったこともなく非力な太郎は、自分にはまったく似合わないからと、いったんは入団を断る。
ところが直後、地区の住人・波川志津雄(大和田獏)の自宅で火災が発生。消防団の必死の消火活動を目の当たりにした太郎は、自分も新たな居場所であるハヤブサを守りたいという思いに駆られ、消防団への参加を決意する。だが、実はハヤブサ地区では今年に入って不審火が続いており、今回の火災で3件目。団員たちは連続放火事件を疑っているという。まさか、こののどかなハヤブサのどこかに放火犯がいるのか? ゾッとする太郎だが、その矢先、住民・山原浩喜(一ノ瀬ワタル)が行方不明になるという事態が起きる。
そんな中、太郎は父の墓参りの際に墓地で見かけた女性・立木彩(川口春奈)と、ハヤブサ地区唯一の居酒屋で再会。ミステリアスな彼女のことが気にかかるが…。
そして少しずつハヤブサになじんできた太郎のことを、太陽光発電企業“ルミナスソーラー”の営業担当・真鍋明光(古川雄大)が鋭いまなざしで見つめていて…。

番組情報

木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』
テレビ朝日系
2023年7月13日(木)スタート
毎週木曜 午後9時~9時54分 ※初回拡大スペシャル 午後9時~10時

©テレビ朝日