増田貴久、浮所飛貴の“人たらし”エピソードを告白「全員に対して“お兄ちゃんみたい”と言っている」『ギフテッド Season2』完成披露試写会

増田貴久（NEWS）が主演を務め、浮所飛貴（美少年）が共演する『WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ　ギフテッド Season2』（WOWOW　毎週土曜　午後10時～）が、10月14日（土）に放送スタート。それに先駆け、10月12日（木）に完成披露試写会が開催され、増田と浮所、泉里香、小手伸也、中山優馬、田辺誠一、高橋克典が登壇した。

大ヒット作「金田一少年の事件簿」や「BLOODY MONDAY」の原作者・天樹征丸と、漫画家・雨宮理真が放つ人気作品を連続ドラマ化した本作。増田貴久演じる並外れた推力を持つ敏腕刑事・天草那月と、浮所飛貴演じる殺人犯を見抜く眼を持つ高校生・四鬼夕也がバディを組み、さまざまな難事件を解き明かしていく本格ミステリーだ。

Season2は全話オリジナルストーリーで、不可解な連続殺人事件の真相に迫る本格クライムサスペンスが展開。那月と夕也が国家を揺るがす壮大な陰謀に立ち向かう。このたび、そんな本作の完成披露試写会が開催され、増田と浮所、泉里香、小手伸也、中山優馬、田辺誠一、高橋克典が登壇した。

本作について、増田は「Season1は1話完結のお話で構成された全8話でしたが、Season2では全8話で1つのストーリーを完結させるということで、まるで映画を1本見ているような、続きが早く見たくなるワクワクする作品になっています。僕もまだ最後まで仕上がった映像を見てないので、見るのを楽しみにしています」と期待感を浮かべる。

Season1では那月と夕也のバディの絆にも多くの視聴者が心揺さぶられていたが、そんな2人の関係性について、浮所は「Season2ではさらに僕たちのバディ感が増し、協力し合いながら1つの壮大な事件に挑むというストーリーになっているので、2人の心の距離感が近くなったなと感じました」と。

本人同士の距離感を問われ、「僕と増田君は撮影初日からゼロ距離で仲が良く、もうこれ以上近づけないくらいですよね？」と自信満々に問いかけた浮所に、増田が「Season2って、浮所出てたっけ？」ととぼけて返すと、浮所は「出てます！　出てますよ！　最大の敵として先輩（中山）も出ていますし」と大慌て。

すると、Season2より登場する新キャラクターで“闇の眼”を持つ探偵・八雲穂積役で出演する中山から「昨日、増田君に『浮所君とめっちゃ仲いいですね』って言ったら、『いや、あいつはたぶん俺のことをなめてる』と言っていて（笑）」とタレコミが。

これについて、増田は「前に僕が移動車で休憩をしていたら、浮所が『一緒に休憩していいですか？』って言うから『いいよ』と招いたのですが、横にいてもひと言もしゃべらずずっと携帯をいじっていて、かと思えばお弁当を食べ始めたりして」と浮所のマイペースエピソードを告白。

浮所が「増田君と一緒の空間を味わいたかったんです！」と弁解すると、増田は「距離感ゼロと思っているのは浮所の一方通行で、僕は壁を作っています」とニヤリと笑いつつ、「ミステリーですし、殺人事件を描くシーンでは雰囲気が重くなることもあったのですが、浮所がいつも現場を盛り上げてくれたので楽しく撮影ができました」と感謝を述べ、バディの絆を感じさせた。

また、八雲を演じる中山との共演に話題が及ぶと、増田は「浮所は演じている時だけ役に入るタイプなのですが、優馬は基本的にずっと八雲のままで現場にいたので、和気あいあいと話をしたということはあまりなくて。彼が帰る時に『お疲れ。ちょっと服変じゃない？』と話をしたくらい（笑）」と。

いっぽう、中山とは初共演ながら「お兄ちゃん」のように感じていたという浮所は、「本当にお兄ちゃんだと思っています。僕も優馬君が（現場で）八雲でいるのは分かっていたのですが、どうしてもお話したくて、最初に何を話そうとずっと考えた結果、『優馬君、めっちゃイケメンですね！』という会話から入らせていただいて…（笑）」と告白。

すると、増田は「この場を借りて言いたいのですが、浮所は克典さんのことも初対面の時から“克兄”と呼んでます。『本当に会いたかったです。克兄って呼んでいいですか？』って（笑）。なんなら泉さんのこともお姉ちゃんみたいと言っていて、全員に言ってるんです！」と。「皆さん、この人たらしには気を付けてください！」と客席に呼びかけると、浮所は「皆さんにもめっちゃ会いたかったです！」とファンサービスを披露した。

そして、中山と同様に本作から新キャストとして登場する田辺は、警部であり、失踪中の那月の父・恒河役を熱演。「（那月と）2年ぶりに電話で話すシーンがあったのですが、撮影は別々で、まっすーが先に録音したものを聞きながら演じたのですが、ひと言目の『お父さん』という声が優しくこちらを心配しているような声色だったので、那月はそういう気持ちでいたんだな、そういう関係性だったんだなと感じ、そこから役を作っていきました」と。

すると、増田も「那月が警察官になりたいと思ったのはお父さんの影響で、仕事が忙しくてあまり家には帰ってこなかったけど、きっとお父さんことが大好きだったんです。でも、なぜ失踪したのか分からず不安や怒りを抱いていて。なので、久しぶりに声を聞けてきっと安心したんじゃないかな、などといろんな想像を膨らませながら役作りをしていきました」と秘話を明かした。

また、警視庁室長・神原勇作役を演じる高橋は、なんと増田と17年ぶりの共演となる。「まるで担任の先生の気分」と語る高橋は、「まっすーが現場に自前の扇風機を持ってきていると話していたのですが、あるロケの暑い日に、彼のマネージャーさんが汗をかきながらとても大きな扇風機を持ってきたんです。なのに、つけたら驚くほどに風力が弱くて！（笑）」と。

これに対し、増田は「次の日に克典さんから『まっすー、これあげるよ』と紙袋を渡されたのですが、中にハンディ扇風機が3つも入っていたんです（笑）。しかも、“弱”でも僕の扇風機の“強”より風が強くて！（笑）」と明かし、「3つも下さるなんて、太っ腹ですよね」と感謝を述べた。

最後は、「Season2はいろんな要素が詰まったスペシャルな内容になっています。忘れていないようで忘れちゃっているような、心に持っていなくてはいけないメッセージみたいなものがところどころにちりばめられていますので、そんなところにも注目しながら、ぜひ一緒に謎解きをしながらご覧ください」と増田が視聴者へのメッセージを寄せ、イベントを締めくくった。