西垣匠、廻(吉岡里帆)の恋心をざわつかせる後輩役に手応え「超罪作りな感じでやれたかなと(笑)」『時をかけるな、恋人たち』

ドラマ
2023年10月24日
『時をかけるな、恋人たち』©カンテレ

吉岡里帆が主演を務め、永山瑛太が共演する『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ・フジテレビ系 毎週火曜 午後11時~)より、西垣匠のコメントが到着した。

本作は、時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠のオリジナル脚本によるタイムパトロール・ラブコメディ。主演の吉岡里帆は令和の時代を生きる主人公・常盤廻役、彼女の恋の相手となる未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔を永山瑛太が演じる。

10月10日に放送された第1話の民放公式テレビ配信サービス・TVerの再生数が100万回を突破するなど、深夜枠のドラマでありながら話題を呼んでいる本作。中でも、主人公・廻の恋心をざわつかせる“超罪作り”な後輩・広瀬航(ひろせわたる)を演じ、SNSでも反響を集めているのが西垣匠。

広瀬は廻が働く広告代理店の後輩で、廻がひそかに思いを寄せていた相手。しかし突然、会社の受付嬢・梓若菜との婚約を発表し、廻を絶望の淵に追いやったかと思えば、先輩の廻のことも気になっていますアピールをし始め…と“お姉さんの恋心を無自覚に転がしている”広瀬が、10月24日放送の第3話で廻を呼び出して「結婚をやめようと思ってる」と告白。そこからもうひとつの恋の超展開がスタートする。

天使のような笑顔で、でも、無意識のうちにちょいちょい女心を弄ぶ、まさに超罪作りな男を好演中の西垣は、これまでの放送を見た感想として「すごく面白いですよね。こういうタイムトラベルとか、伏線が張ってある作品が好きなんですけど、台本を読ませていただいていても、映像になると、こういうふうに映ってるんだみたいなところがあらためて発見できるというか。瑛太さんだったり吉岡さんだったり、ゲストの方々のお芝居が乗っかると、ここまで面白くなるんだなって。だから毎週僕も楽しみに見させていただいています」とニッコリ。

演じている広瀬については「優柔不断というか、女性からすると“はっきりしてよ”って思われるような人だとは思うんですけど。それでも許されるというか、愛される人間なのかなとも思ってて。彼はひとつも悪気がないですし、彼の中の正義があるというか。本当、かわいらしい人だなと思いますし、自分に正直というか、ある意味、真っすぐだなとは思いますね。ちょっとほっとけない感、後輩感みたいなものは、なるべく出せるようにしました」と。

さらに「実は、僕も、最初に台本を読んだ時に、広瀬って本当にヤバいやつで、どうしよう…って思ったんですよ(笑)。これ何が正解なんですか…?って思って。イノシシみたいな、猪突猛進な人だなと。僕の中でいくら考えたとしても理解できないタイプの人だったので、その時に思った通りに動こうって。だから、もうそこは割り切って、毎回、監督に確認しました。“今、誰が好きなんですか?”って。余計なこと考えずに、誰が好きかだけしか考えてなかったですね。超罪作りな後輩役を、超罪作りな感じで、やれたかなと思います(笑)」。

そして、自身と広瀬との似ている点については「似ているところがあるとすれば…にじみ出てしまう爽やかなところかなと思ってます(笑)」とはにかみながらコメントし、小悪魔男子ぶりをのぞかせた。

一方、吉岡は「広瀬って、本当に怖い男ですよね(笑)。演じているのが西垣君だから、女性を翻弄するこの役が、愛嬌のある憎めないキャラクターとして成立しているんだと思います。婚約直後に告白された廻や婚約者の梓は振り回されまくっていますが(笑)。でも、広瀬とのこの恋愛模様のおかげで廻の人間味というか、巻き込まれ型の面白さが出て、共感してもらえるキャラクターになれたのかもしれません」と絶賛。

西垣も「吉岡さんは、台本には書いてないけど、ちょっと続けてくださいみたいなアドリブのシーンがあった時は、とにかく数を打ってくださるというか、僕がお芝居しやすいように、いろいろと投げかけてくださいました。吉岡さんに任せっきりなところがたくさんあったので、ほんとに引っ張ってもらって、それが役との関係にもつながったのかなと思ったりもしたんですけど、ほんとに助けていただいたので、恐れ多いです」と。

最後に、今夜放送の3話の見どころについて「2話のラストで“今夜会えませんか”っていうメッセージを廻さんに送って、ここから広瀬君の暴走が始まるというか。婚約者がいるけど好きな人がいるみたいな状況が出てきてしまって、3話は廻さんの初恋の相手も出てきたりするんです。今夜の冒頭は、僕の方が恋心をざわつかせられるんですよね。これから広瀬劇場が始まる感じはあるので、ぜひ、そちらも楽しみにしていただけるとうれしいです」と笑顔でアピールした。

西垣のコメント全文は以下を参照。

西垣匠 コメント
『時をかけるな、恋人たち』©カンテレ

◆『トキコイ』2話まで放送されましたが、オンエアご覧になっていかがですか?

すごく面白いですよね。こういうタイムトラベルとか、伏線が張ってある作品が好きなんですけど、台本を読ませていただいていても、映像になると、こういう風に映ってるんだみたいなところが改めて発見できるというか。瑛太さんだったり吉岡さんだったり、ゲストの方々のお芝居が乗っかると、ここまで面白くなるんだなって。だから毎週僕も楽しみに見させていただいています。

◆演じている広瀬航。西垣さんご自身は、広瀬をどんな人物と捉えている?

優柔不断というか、女性からすると「はっきりしてよ」って思われるような人だとは思うんですけど。それでも許されるというか、愛される人間なのかなとも思ってて。彼はひとつも悪気がないですし、彼の中の正義があるというか。本当、かわいらしい人だなと思いますし、自分に正直というか、ある意味、真っすぐだなとは思いますね。廻さんがすごくしっかりされていて、本当に理想の上司ですごく引っ張っていくタイプだなって思っていて。恋をする翔さんも、抜けてるって言ったらあれですけど、ほっとけないような部分があって、台本を読んでいて、そういう人を好きになりやすいのかなと思ったので、ちょっとほっとけない感、後輩感みたいなものは、なるべく出せるようにしました。
実は、僕も、最初に台本を読んだ時に、広瀬って本当にヤバいやつで、どうしよう…って思ったんですよ(笑)。これ何が正解なんですか…?って思って。イノシシみたいな、猪突猛進な人だなと。僕の中でいくら考えたとしても理解できないタイプの人だったので、その時に思った通りに動こうって。だから、もうそこは割り切って、毎回、監督に確認しました。「今、誰が好きなんですか?」って。「今、 廻さんのことが好きなのか、梓さんのことが好きなのか、気持ちの割合が5対5のか、6対4なのか、100%なのかとか、パーセンテージも聞いたりして演じてました。余計なこと考えずに、誰が好きかだけしか考えてなかったですね。超罪作りな後輩役を、超罪作りな感じで、やれたかなと思います(笑)。

◆西垣さんご自身とは、似ているところはありますか?

そうですね、似ているところがあるとすれば…にじみ出てしまう爽やかなところかなと思ってます(笑)。

◆撮影現場は、どんな雰囲気でしたか?

本当に皆さん明るくて、もちろんキャストもですけど、監督さん、スタッフさん含め、本当に皆さんが明るくて。僕はあんまり、人と話すのが得意じゃないっていうか、ちょっと人見知りな部分があるんですけど、皆さん、本当にウェルカムで、毎話2、3シーンとかの出演なので、毎日毎日現場に行く感じではなかったんですけど、それでも、いつ行ってもおかえりっていう感じで迎え入れてくださったので、僕もすごくリラックスしながら、現場に挑みました。

◆吉岡さん、瑛太さんをはじめ共演者の方とお芝居されて、刺激を受けたことがあれば教えてください。

吉岡さんは、台本には書いてないけど、ちょっと続けてくださいみたいなアドリブのシーンがあった時は、とにかく数を打ってくださるというか、僕がお芝居しやすいように、いろいろと投げかけてくださいました。瑛太さんは段取りの時とか、どういうふうなお芝居をするか見せるような場面で、本当に毎回変える。テストも変わるし、もちろん本番でも変えてきて、本当にいろんな引き出しを開けながらお芝居されている印象があって、それは本当にすてきだなというか、勉強になった部分です。

◆吉岡さんや瑛太さんとは、撮影の空き時間に、どんなお話をされてたんですか?

僕の大学の時の話をしてたら「ミスター慶応」っていうあだ名になりましたね(笑)。お二人から「ミスター慶応」って呼ばれて、何かするたびに、「さすが!ミスター慶応は違うね!」っていう感じのいじりをずっとされてました…(笑)。
あと、外のシーンで日差しが強くて、みんなで日傘を持ってたんですけど、瑛太さんが、その傘をフェンシングの手に見立てて、「ちょっと教えてよ」みたいな感じで言ってくださったので、 基本の動作を2人で一緒にやってみました。構えから教えました(笑)。

◆本日放送の第3話では、広瀬が、さらに、いろいろとかき回すということですが?

2話のラストで「今夜会えませんか」っていうメッセージを廻さんに送って、ここから広瀬君の暴走が始まるというか。婚約者がいるけど好きな人がいるみたいな状況が出てきてしまって、3話はそこに廻さんの初恋の相手も出てきたりするんです。今夜放送の冒頭は、僕の方が、恋心をざわつかせられるんですよね。これから広瀬劇場が始まる感じはあるので、ぜひ、そちらも楽しみにしていただけるとうれしいです!

第3話(10月24日(火)放送)あらすじ

『時をかけるな、恋人たち』©カンテレ

廻(吉岡里帆)は後輩の広瀬(西垣匠)から呼び出され、「結婚をやめようと思ってる」と切り出される。しかし、あわや告白…という場面で広瀬の次の一言を制する廻。廻はうれしさもあったが動揺し、広瀬の気持ちを聞かなかったことにする。すると翌日、打ち合わせ先で偶然、初恋相手の同級生・諸星(ニシダ・ラランド)と再会した廻。そのうえ諸星も廻が初恋だったといい、帰り際、食事に誘われた廻は急にやってきたモテ期に戸惑う。さらに、記憶を消してから10年、ずっと廻を想い続けてきた翔(永山瑛太)の愛情表現も日に日に増していき…。一方で、次の違法トラベラーが発見される。23世紀で役所勤めするかたわら、何度も令和に足を運んで夜の歓楽街へ足しげく通っているという水無瀬チサ(清水くるみ)。廻と翔がカップルのふりをして尾行すると、どうやらチサはホストの永遠(吉村界人)に入れあげている様子。パトロール基地に連行すると、罪の意識はあるものの、「彼も運命を感じてくれてると思います!」と永遠と相思相愛であることをアピールするチサ。しかし相手は、疑似恋愛させることを生業としたホスト。チサの気持ちが一方通行だと判断した一同は、有無をいわさず強制送還しようとするが、永遠とデートの約束をしているチサは必死の抵抗を見せる。すると、永遠もチサを探していることが分かり…。

番組情報

火ドラ★イレブン『時をかけるな、恋人たち』
カンテレ・フジテレビ系
毎週火曜 午後11時~

出演:吉岡里帆、永山瑛太、伊藤万理華、西垣匠、田中真琴、夏子、石田剛太、じろう(シソンヌ)
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
音楽:王舟
主題歌:Chilli Beans.「I like you」 (A.S.A.B)
オープニング曲:PEOPLE 1「ドキドキする」 (Sony Music Labels)
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)
監督:山岸聖太、山口淳太
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ

©カンテレ