富田望生「小夜の第一声を読んだ瞬間、映像がバーッと広がるような感覚がありました」『ブギウギ』

ドラマ
2023年11月28日
『ブギウギ』富田望生 ©NHK

趣里がヒロインを務める連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合 毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか)より、小林小夜役の富田望生からコメントが到着した。

連続テレビ小説第109作『ブギウギ』は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとしたヒロイン・福来スズ子(花田鈴子/趣里)を主人公に、足立紳が描くオリジナル作品。ブギウギは陽気で踊り出したくなるような音楽リズムの一種で、“ブギウギのように多くの人を明るく元気にしたい”という思いが込められている。

富田望生が演じる小林小夜は、福島出身の女性。スズ子のような歌手になるのが夢で、弟子にしてほしいと訪ねてくる。

富田望生 コメント

『ブギウギ』©NHK

◆『ブギウギ』に出演することが決まったときのお気持ちは?

制作が発表されたときからこの作品に参加したいと思っていたので、出演が決まったときは「来たーっ!」という感じでした。笠置シヅ子さんの楽曲は、私の世代でも聴いたことがあるくらいなじみがありますし、私の曽祖母は戦争真っただ中を生きた女性で、歌に支えられたという話をよく聞いて育っていたので、この作品に参加できることがとてもうれしいです。

◆脚本やご自身の役柄についての印象を教えてください。

台本を読ませていただき、最初の小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました。私の地元である福島のことばを使う小夜ちゃんにとても親近感を感じますし、自分自身と近い部分もあって、なんて奇跡のような役なんだろうと思っています。自分が小夜と似ているところは、とにかく行動してみるところです。「やりたいと思ったことはやってみる」という部分は、私の性格と同じですね。
福島ことばに関しては、小夜のせりふにある「○○してくんちぇ」(○○してください)は使っていました。同じ福島の中でも、浜側と内陸側では発音などが違っていたりするのですが、スタッフの方からは、私の出身地のことばで大丈夫ですと言っていただけたので、ことばに関してはストレスフリーです。

◆ヒロイン・スズ子を演じる趣里さんの印象はいかがですか?

もう、最高です! ヒロインは本当にものすごく大変だと思うんです。スケジュールもそうですし、スズ子はいろいろな出会いや別れを繰り返す人生なので、つらいシーンも多いと思うんです。でも、趣里さんは本当に太陽のような方で、すぐにニコッと笑ってくれて毎回心を射抜かれているような感じです。きっと、これが人々を魅了する力というか、オーラというか、心というものなのかと思いました。人を射抜く力、つかむ力、人を付いてこさせる力というか、こっちが付いていきたいと思ってしまう、そんなパワーを持たれている方だと思います。本当に、目が合うたびに「まぶしい!すてき!」と思っています!

◆放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

風とか香りとか、想像をかき立てられるような作品になっていると思います。その香りや空気を身近に感じるように、福来スズ子という一人の人間も身近に感じられる作品になっていると思うので、そこを楽しみにしていただけたらと思います。ステージ上で盛り上がっていく空気も、実際にテレビの前で見ている方も同じように劇場でスズ子を見ている気持ちになるくらい、とても迫力のある、パワーのある作品になっていると思います。

番組情報

連続テレビ小説『ブギウギ』
NHK総合ほか
毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか

番組公式HP:https://nhk.jp/boogie

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