藤井風が『いちばんすきな花』最終話で主題歌をピアノ弾き語り 現実と同じ時を刻む時計の演出も話題に【コメントあり】

ドラマ
2023年12月22日
『いちばんすきな花』藤井 風 ©フジテレビ

12月21日(木)に放送された木曜劇場『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の最終話に、主題歌を担当した藤井風がサプライズ出演した。

本作は「男女の間に友情は成立するのか」をテーマに送る、くすっと笑って、ふわっと泣ける、新しいスタイルのドラマ。主人公は潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)という別々の人生を送ってきた4人の男女。

年齢も性別も、育ってきた環境も全く違う4人だが、それぞれの日常の中で“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面。境遇だけでなく、考え方も全く違う彼らが、ふとした出来事を機に巡り会い、“友情”と“愛情”というテーマに自然と向き合っていくことになるストーリーとなっている。

初回放送から番組タイトルである『いちばんすきな花』が世界トレンド1位に輝いたほか、毎週の放送の際には登場人物の名前もトレンド上位入りするなど、SNS上などで多くの共感の声があふれた。そんな中、最終話では、番組から大きなサプライズが仕掛けられた。

『いちばんすきな花』左から)藤井 風、神尾楓珠、今田美桜、松下洸平、多部未華子 ©フジテレビ

放送前に村瀬健プロデューサーから「特別な夜になると思います」と事前に予告があったとおり、主題歌を担当する藤井風が登場するという驚きの演出が。極めて異例となる、主題歌アーティストがドラマの中で主題歌を弾き語りするというドラマ史上類を見ない貴重な瞬間が訪れた。

さらに、このシーンの撮影には『FNS歌謡祭』や『MUSIC FAIR』(毎週土曜 午後6時~6時30分)、『週刊ナイナイミュージック』(毎週水曜 午後11時~11時40分)などの音楽番組を世に送り出し続けているフジテレビが誇る音楽番組制作チームが全面協力。“すき花”×主題歌アーティスト×フジテレビ音楽班という、この作品にしかできなかった特別な夜をさらに盛り上げる異色タッグが実現した。

この驚きの演出を仕掛けた村瀬プロデューサーも「奇跡のようなエンディングを作ることができました。藤井風さんが椿の家で歌っていたら最高だな、そして、その向こうに、この場所で過ごしていた頃のゆくえ、椿、夜々、紅葉4人の日常の姿が見えていたら最高だな、という、ふと思いついたアイデア」とコメント。そして「大好きなアーティストが、大好きな曲を、大好きな場所で、大好きな役者さんたちをバックに歌っている。文字どおり、夢のような時間でした」と語った。

『いちばんすきな花』左から)藤井 風、松下洸平、多部未華子、今田美桜、神尾楓珠 ©フジテレビ

Xでは最終話も世界トレンド1位に輝いたほか、SNS上でも「うれしいサプライズ!」「ぜいたくな時間」「こんな演出見たことない!」など驚きの声が相次いだ。さらに、セット内に飾られた時計が現実と同じ時間を刻んでいることに気付いた視聴者からは「部屋の時計が同じ時間!」「今この4人と藤井風さんと同じ時間を過ごしてる」という声も投稿され、視聴者も作品を楽しむだけでなく最後は“すき花”の世界の中で一緒に時間を過ごして様子だった。

主題歌が発表された際に「この物語の主人公たちは、人生のいろんな答えを探している気がしました。彼らに自分を重ねることのできる人はとても多いと思うし、僕も勝手に彼らの仲間になったつもりで、一緒に答えを探しにいこうと思いました」と話していた藤井。ラストエピソードでその“仲間”として出会う瞬間が訪れた。

最終話放送当日の21日、『いちばんすきな花』の現場に初めて足を踏み入れた藤井は早速、“クアトロ主演”の4人と顔を合わせると温かい拍手で出迎えられ、互いに「不思議な感じがしますね」と話しつつもすぐに意気投合した様子。そして、5人は“椿ハウス”こと椿の家があるセットへと移動すると、そこにはこれまでソファなどが置かれていたスペースに藤井が普段からライブで使用しているピアノが。

リラックスした様子で藤井が椅子に腰掛け、手始めに『いちばんすきな花』で流れているメーンテーマを演奏してみせると、セットの片隅に並んで座って聞いていた4人からも歓声が上がった。一気にドラマの空気感で満たされた後、まるでずっと仲間であったかのように、撮影もスムーズに進行し、無事に本作のクランクアップを迎えた。

収録後には、主演の4人からそれぞれのキャラクターをイメージした色の花束が藤井に手渡されるシーンも。花束を受け取った藤井は「人ごととは思えないくらい、ずっと存在してきたかのような温かい空間で弾かせていただいて、そして迎え入れていただいて幸せでした。さみしいですが、“椿ハウス”は永遠です」とコメント。作品に必要なピースが全てそろったことで、特別な最終話が完成した。

『いちばんすきな花』第10話 左から)多部未華子、神尾楓珠、今田美桜、松下洸平 ©フジテレビ

なお、夜々と紅葉がそれぞれ内に秘めていた思いを相手に伝え、自分の気持ちに決着をつけることになったほか、それぞれにとって“居場所”であった椿の家とのお別れを前に、ゆくえからの「ちょっと住みたいです」との提案で、一緒に住むことを決めた第10話(12月14日(木)放送)の「無料見逃し配信」が、12月14日~21日の放送後1週間で282万再生(配信数はビデオリサーチにて算出。TVer・FODの合計値)を記録。

さらに、第1話から第10話までの現時点での見逃し配信における総再生数も3500万再生を突破した。TVer・FODでは第1話から第3話までを無料配信しているほか、最終話も12月28日(木)午後11時09分まで無料配信。さらに、さまざまな“すき花”動画も配信中。

藤井 風 コメント
『いちばんすきな花』藤井 風 ©フジテレビ

人ごととは思えないくらい、ずっと存在してきたかのような温かい空間で弾かせていただいて、そして迎え入れていただいて幸せでした。さみしいですが、“椿ハウス”は永遠です。

プロデュース 村瀬健(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント

奇跡のようなエンディングを作ることができました。言ってみるものです(笑)。藤井風さんが椿の家で歌っていたら最高だな、そして、その向こうに、この場所で過ごしていた頃のゆくえ、椿、夜々、紅葉4人の日常の姿が見えていたら最高だな、という、ふと思いついたアイデアを実現させてしまいました。大好きなアーティストが、大好きな曲を、大好きな場所で、大好きな役者さんたちをバックに歌っている。文字どおり、夢のような時間でした。このアイデアに乗ってくださり、快く出演してくださった藤井風さん、そして、やったことのない難しい挑戦に臨んでくださった多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんに心から感謝いたします。放送当日まで一緒に作り上げてくれたチーム“すき花”の仲間たち、そして力を貸してくださった音楽班の皆さんにも感謝しかありません。みんなの力で起こした奇跡でした。『いちばんすきな花』を見てくださった方々、一人でも多くの方の心にチームみんなの思いが伝わっていたならうれしいです。

番組情報

木曜劇場 『いちばんすきな花』
フジテレビ系

出演者:多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、
齋藤飛鳥、一ノ瀬颯、白鳥玉季、黒川想矢、田辺桃子、泉澤祐希、臼田あさ美/仲野太賀、田中麗奈 ほか

脚本:生方美久
音楽:得田真裕
主題歌:藤井風「花」(HEHN RECORDS/UNIVERSAL SIGMA)
プロデュース:村瀬健
演出:髙野舞
制作・著作:フジテレビ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/ichibansukina_hana/
公式X(旧Twitter):@sukihana_fujitv
公式Instagram:@sukihana_fujitv
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