木村拓哉主演『グランメゾン東京』完全新作SPドラマ24年冬放送決定 鈴木京香、玉森裕太、及川光博、沢村一樹らも再集結【あらすじあり】

ドラマ
2024年03月13日
『グランメゾン東京』左から)玉森裕太、鈴木京香、木村拓哉、沢村一樹、及川光博©TBS

木村拓哉が主演を務める『グランメゾン東京』(TBS系)が2024年冬に完全新作スペシャルドラマとして放送されることが決定し、木村よりコメントが到着した。

2019年に日曜劇場枠で放送され、多くの作品ファンを生み出した木村拓哉主演の『グランメゾン東京』。かねて「グランメゾンプロジェクト」の始動が公式サイト、SNSで発表されていた。

『グランメゾン東京』の主人公は、木村演じる自分の腕と舌とセンスに絶対的な自信を持ち、料理のためならどんな犠牲もいとわない型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹。料理に人生をかける尾花は、パリに自分の店を持ち二つ星を獲得するが、己の慢心から招いた重大事件によってその座を追われ、店も仲間も全て失ってしまう。どん底まで転落した尾花が、鈴木京香演じる女性シェフ・早見倫子と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿が描かれた。最終回は尾花が世界に挑もうとしているシーンで締めくくられ、続編を望む声が多く寄せられていた。

そんな熱い要望を受け、キャスト・スタッフは再集結しようとしていたが、ドラマ放送後から新型コロナウイルスが世界に蔓延。本来であればもう少し早い再集結となるはずだったが、ついに今冬、完全新作スペシャルドラマの放送が決定した。連続ドラマに引き続き、脚本は黒岩勉、演出は塚原あゆ子が担当する。

型破りなシェフ・尾花夏樹を木村が演じるほか、「グランメゾン東京」のシェフ・早見倫子役の鈴木京香、スーシェフ・平古祥平役の玉森裕太、相沢瓶人役の及川光博、そしてギャルソンを務める京野陸太郎役の沢村一樹らが再び集結する。

『グランメゾン東京』©TBS

今回のスペシャルドラマは「グランメゾン東京」が三つ星を獲得したあとのストーリー。オープンからわずか一年でミシュランガイドの三つ星を獲得し、アジア人女性初の三つ星レストランのシェフとなった倫子だったが、その直後、世界各国で新型コロナウイルスが蔓延し飲食業界は大きな打撃を受けた。「グランメゾン東京」も例外ではなく、生き残りのため大手企業傘下のフードコンサルティング企業と資本提携を結び、通販用の冷凍食品やレシピサイトに活路を見いだしていた。しかし、倫子は店を維持することばかりを考えて料理への純粋な情熱を忘れてしまったようだった。見栄えだけの料理によって「グランメゾン東京」はミシュランの星を減らし、ついに全ての星を失ってしまった。

一方、パリに行ったはずの尾花は姿を消し、連絡が途絶えていた。倫子は「グランメゾン東京」を維持するために資本提携を決断したことに責任を感じていた。契約上受けざるを得ない、“シェフ”とは程遠い仕事をこなす中、倫子と栞奈(中村アン)はオープンして間もないにもかかわらず今年の世界トップレストランにノミネートされるとうわさになっていた、一日一組限定のフレンチレストラン「メイユール京都」を訪れる。コース料理を食べ進めていくと、倫子はその店に尾花がいることを確信し…。

音信不通だった尾花が日本に戻って来た目的とは。全ての星を失ってしまった「グランメゾン東京」は、もう一度立ち上がることができるのか。

『グランメゾン東京』料理監修の岸田周三シェフ©TBS

このドラマを支えるもう一人の主役とも言えるのが「料理」。劇中のレストラン「グランメゾン東京」や「メイユール京都」の料理監修を務めるのは、前作に引き続き東京・品川のフレンチレストラン「カンテサンス」の岸田周三シェフ。

「カンテサンス」は2006年に開店し、その翌年の2007年に1年という異例の早さでミシュランガイドの三つ星を獲得。以来17年連続で三つ星を守り続けている。岸田が初めてドラマの料理監修を担当したのが日曜劇場『グランメゾン東京』であり、今回はそれ以来の料理監修となる。

岸田は「前回料理監修をさせていただいたときはすごく反響をいただきました。このスペシャルドラマを通してフランス料理をはじめ飲食業界に活気が出てくれたらいいなと思います」と語る。ドラマを華やかに彩る、目にも鮮やかな料理の数々にも注目だ。そして今回もミシュランガイドが全面協力するほか、連続ドラマと同様に服部栄養専門学校が撮影をサポートする。

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