味方良介が会津藩主・松平容保役で『君とゆきて咲く』に出演「あえて感情をさらけ出さずに抑えて、ローで攻めていく演技をしたい」

ドラマ
2024年05月26日
『君とゆきて咲く~新選組青春録~』味方良介 ©テレビ朝日

前田拳太郎と奥智哉がW主演を務める、シン・時代劇ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(テレビ朝日 毎週水曜 深夜0時15分~0時45分 ※一部地域を除く)の第6話(5月29日(水)放送)より、味方良介が出演する。

本作は、“漫画の神様”手塚治虫の隠れた名作を、前田拳太郎×奥智哉という気鋭の若手2人のW主演で初映像化。幕末の世に咲き、はかなく散った新選組隊士たちの青春をエモーショナルに描く。

2人のほかにもネクストブレイク俳優たちが熱演を繰り広げ、毎週大反響を巻き起こしているが、そんな本作に味方良介の出演が決定。5月29日(水)放送の第6話から登場する。

5月22日放送の第5話では、会津藩への謁見で壬生浪士組が披露する剣舞の特訓がスタート。味方が演じるのは、彼らがその剣舞を見せる相手、会津藩主・松平容保(まつだいら・かたもり)。幕府への忠義に厚く“京都守護職”として京都の治安維持を任された人物で、壬生浪士組に“新選組”の名を与え、彼らが飛躍していくための後ろ盾となったキーパーソン。まさに“新選組の生みの親”ともいうべき存在だ。

味方は2017年、舞台「熱海殺人事件」で、過去に風間杜夫、錦織一清、阿部寛らが演じてきた主人公・木村伝兵衛を史上最年少で演じ、2022年までに5回主演を務めた。舞台俳優として10年間活躍後、ドラマ『教場』(2020年/フジテレビ系)でテレビドラマに初出演し、その演技力で注目を集めた。

その後『妖怪シェアハウス』(2020年)、『初恋の悪魔』(2022年/日本テレビ系)、『罠の戦争』(2023年/カンテレ・フジテレビ系)、『大奥Season2 医療編』(2023年/NHK)、映画「劇場版 君と世界が終わる日にFINAL」(2024年1月公開)など話題作に出演。

4月放送の『心はロンリー「気持ちは・・・」FINAL』(フジテレビ系)で演じた、主演の明石家さんまとバディを組む刑事役も話題に。現在も『イップス』(フジテレビ系)に出演中で、6月30日には『ブラック・ジャック』の放送も控える。作品ごとに異なる表情を発揮してきた味方が、本作では大名・松平容保として威厳たっぷりに隊士の前に姿を現し、圧倒的な存在感を放つ。

味方は「“松平容保”の名を聞いてピンとこない人もいると思いますが、彼がいなければ新選組は生まれなかったですし、忠誠心の塊のような人物。動乱の時代を生き、散っていった彼を演じるのはとても貴重な経験となるだろうとうれしく思いました」と容保役への思いを語った。

また、剣舞のシーンでは隊士たちとのコントラストを第一に考え「僕が演じる容保との対比によって、隊士たちの生き生きした様や苦悩が浮かび上がればいいなと考え、僕はあえて感情をさらけ出さずに抑えて、ローで攻めていく演技をしたいなと思いました」と威厳を持って現場に立ったことを明かした。

容保として壬生浪士組の剣舞を目の前で堪能したが「素直に、“見事”のひと言でした。難しい振り付けなのに清々しい顔でパフォーマンスを見せてくれて、いいチームワークでしたし、彼らのオーラや若さがあふれていたなと思います」と、キャストたちの健闘をたたえた。

今後、容保が壬生浪士組=新選組にどのように関わり、新選組に何をもたらしていくのかに注目だ。コメントは以下を参照。

味方良介 コメント

◆オファーを受けたときのお気持ちを教えてください!

僕もまだまだ若手の域ではありますが、“フレッシュなキャストたちが作る時代劇”というコンセプトは若い世代が時代劇に興味を持つきっかけになる、すごく面白い企画だなと思いました。現場に行ってみると、脚本を読んで想像していたよりもはるかにキラキラしていて、今の時代に合った作品に仕上がっているなと思いましたね。
そんな物語の中で僕が演じるのは、幕末の大名。“松平容保”の名を聞いてピンとこない人もいると思いますが、彼がいなければ新選組は生まれなかったですし、幕府への忠誠心の塊のような人物。動乱の時代を生き、散っていった彼を演じるのは自分にとってとても貴重な経験となるだろうと思いました。

◆松平容保という人物を演じるに当たって心がけたことを教えてください。

僕が演じる容保との対比によって、隊士たちの生き生きした様や苦悩が浮かび上がればいいなと考え、僕はあえて感情をさらけ出さずに抑えて、ローで攻めていく演技をしたいなと思いました。撮影に入る前、監督から「“殿”としてどっしり構えていてほしい」といわれましたが、豪華な衣装を着させていただき、どっしり存在するしかありませんでした(笑)。令和の新しい時代劇の中で、既存の時代劇の重みを感じていただけるシーンになったらいいなと思っています。

◆会津藩主として隊士たちの剣舞をご覧になっていかがでしたか?

素直に“見事”のひと言でした。難しい振り付けなのに清々しい顔でパフォーマンスを見せてくれて、新しい時代劇としてすごくいいシーンになったと思います。
ドラマでも舞台でも、群舞は誰かひとりの集中力がかけると“画”として崩れてしまうんですよね。でもこの現場には舞台での経験が豊富な俳優さんがたくさんいらっしゃるので、それを理解してみんなでカバーしあいながら挑んできたんだろうな、と…。いいチームワークでしたし、彼らのオーラや若さがあふれていたなと思います。

◆この作品は衣装もこだわっていますが、どんな印象を持たれていますか?

新選組の羽織も、誰もがイメージする“だんだら羽織”とは違って、個性が出ていますよね。キラキラしていてすてきだと思います。そんな中、僕は豪華かつ、わりと正統派の衣装を着させていただきました。その対比がまた面白いなと思いますね。

◆現場の雰囲気はいかがでしたか?

土方歳三役の阪本奨悟くんは昔からよく知っている間柄で、今回15年ぶりぐらいに会ってたわいのない話をしました。フレッシュなキャストの皆さんも僕に興味を持ってくださったのかよく話しかけてくださって、輪の中に入れていただきました。
中でも、山南敬助役の永田崇人さんは自分の役について思うところを伝えてくれて、毎シーン毎シーン、生き生き演じているなと感じましたし、芹沢鴨役の三浦涼介さんも異色なオーラを出していて、“こういう芹沢もアリだよな!”と思わせてくれるすごみを感じましたね。

◆新選組の中で“推しキャラ”はいますか?

近藤勇です。どちらかというと土方歳三にフォーカスが当たることが多いと思いますが、近藤さんの生きざまが好き。彼は、のし上がろうとしてのし上がりきれずに時代に飲み込まれて利用されてしまった悲しい人。演じている高野洸さんは若いのにしっかりと役と向き合っていて、覚悟を決めたようなすてきな目をしているなと思います。

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

今、時代劇を見る機会が減っていますが、この作品は堅苦しく考えず、“推し活”を楽しむような感覚で見てもらえたら。そこから皆さんに時代劇に興味を持っていただき、時代劇がもっともっといろいろなところで制作されるように、楽しく盛り上がっていただけたらいいなと思います。

番組情報

『君とゆきて咲く~新選組青春録~』
テレビ朝日 ※一部地域を除く
毎週水曜  深夜0時15分~0時45分

©テレビ朝日