『Dr.アシュラ』狩野雄太Pが語る制作裏話「松本若菜さんと佐野晶哉さんは仲のいい先輩後輩のよう」

ドラマ
10時間前
『Dr.アシュラ』
『Dr.アシュラ』

松本若菜さんが主演を務める水10ドラマ『Dr.アシュラ』(フジテレビ系 毎週水曜 午後10時~10時54分)。命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らず、どんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍が描かれる。TV LIFE webでは本作のプロデュースを務める狩野雄太氏を取材。気になる制作裏話について聞いた。

◆スゴ腕救命医の朱羅を好演し、新境地を開拓している松本若菜さんの起用理由を教えてください。

原作の朱羅に似ているというのが一つと、『西園寺さんは家事をしない』や『わたしの宝物』で演じられていたキャラクターとはまた違った“強い女性像”を見てみたかったからです。松本さんはお芝居もさることながら、適応力と反射神経がピカイチ。4話で朱羅が師匠の多聞(渡部篤郎)と対立するシーンでは、多聞が変わってしまったことに対する悲しみを目に涙を浮かべながら表現していて。台本に“涙をこらえる”といったト書きがあったわけではなく、監督たちと撮影前に話し合った上でのお芝居だったのですが、僕自身も現場で見ていてすごくしびれました。

『Dr.アシュラ』
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◆研修医の保を演じる佐野晶哉さんには役と通ずる部分があるそうですね。

保はポンコツキャラということもあり、キャスティングにあたっては正統派な王子様系の方よりも、親近感があってどこか応援したくなるような方がいいなと思っていたんです。デビュー前から佐野さんの活動を拝見する中で、キラキラしたオーラの中に親しみやすさと伸びしろを感じて、佐野さんなら保と共に成長してくれるだろうなと思い、オファーしました。実際に役と真摯に向き合ってくれていますし、スタッフと積極的にディスカッションをして演技をブラッシュアップしていく姿が印象的で、朱羅に食らいついていく保の一生懸命さともリンクする部分があると思います。

『Dr.アシュラ』
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◆回を重ねるにつれ、少しずつ信頼関係を築いていく朱羅と保。実際の松本さんと佐野さんの関係性は?

最初の頃は佐野さんがかなり緊張していたので、僕が間に入ってイジっていました(笑)。でもSNSの撮影などを通してあっという間に打ち解けたようで、今では仲のいい先輩後輩のような関係性です。緊迫したシーンも多い分、締めるところはビシッと締めつつ、合間は差し入れの話やAぇ! groupポーズのやり方について話しながら盛り上がっていました(笑)。

◆医療ドラマならではの見どころの一つとなる手術シーンの裏側を教えてください。

キャストの皆さんはクランクイン前に専門の先生から心臓マッサージのやり方や医療器具の使い方について教わってから、各自練習した上で現場に入ってくれています。撮影前は手技に加えてカメラワークを意識した立ち回りを覚えて実践しなければならないので、さらに覚えることが増えて大変だと思いますが、大変さを感じさせることなく器用に演じ切ってしまうので毎回驚かされます。松本さんはスーパー救命医を演じるにあたり、“視聴者にすごいと感じさせる見せ方”が徹底されているし、佐野さんは細かい表情一つ一つを意識して丁寧に演じてくれています。

『Dr.アシュラ』
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◆病院としては珍しい、ブルックリン調のセットにも制作陣のこだわりが満載です。

一般的には白い壁と蛍光灯を基調としたセットが多いと思いますが、松山(博昭)監督が「とにかく松本若菜さんが美しく見えるようにしたい」と言うことで、陰影がある世界観になりました。窓については監修の先生から「最近は医者や患者が外の景色を見てリフレッシュできるように窓のある病院が増えている」と聞いて取り入れることに。ちなみにスクラブはセットの色味や松本さんの肌の色とのバランスを踏まえてチャコールグレーになりました。

『Dr.アシュラ』
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番組情報

『Dr.アシュラ』
フジテレビ系
毎週水曜 午後10時~10時54分

<キャスト>
松本若菜、佐野晶哉(Aぇ! group)、田辺誠一、小雪、荒川良々、佐野史郎、鈴木浩介、片平なぎさ、渡部篤郎 ほか

<スタッフ>
原作:『Dr.アシュラ』こしのりょう(日本文芸社)
脚本:市東さやか(『瑠璃も玻璃も照らせば光る』(第34回ヤングシナリオ大賞受賞作)、『真夏のシンデレラ』ほか)
主題歌:imase「名前のない日々」
音楽:池田善哉、横関公太
プロデュース:狩野雄太(『嘘解きレトリック』『366日』『知ってるワイフ』ほか)
制作プロデュース:岡田健人、石塚清和
演出:松山博昭(『ミステリと言う勿れ』シリーズ、『トレース~科捜研の男~』ほか)、柳沢凌介(『オクラ~迷宮入り事件捜査~』『Re:リベンジ-欲望の果てに-』ほか)、本田隆一(『魔法のリノベ』『極主夫道』『探偵が早すぎる』ほか)、片山雄一(『法廷のドラゴン』『366日』『うちの弁護士は手がかかる』ほか)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:フジテレビ

©フジテレビ

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