『イグナイト』畑中翔太P、第10話は「視聴者も欺くようなイグナイトメンバーらしい驚きの裁判展開が待っている」

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18時間前
『イグナイト -法の無法者-』
『イグナイト -法の無法者-』

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)の第10話(6月20日(金)放送)を前に、企画・プロデュース・脚本を手掛ける畑中翔太プロデューサーのコメントが到着した。

本作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマに描く、ダークリーガル・エンターテインメント。2000年以降の司法制度改革により、弁護士の数はこの20年で倍以上に急増し、飽和状態となっている。それによって、依頼人からの弁護士費用が主な収入源となる弁護士たちは、弁護士バッジをつけているだけでは食えない世の中になってしまった。そんな時代だからこそ、もしも弁護士が自ら“人々の間に訴訟を起こさせる”存在となってしまったら…。

「Ignite」=“火をつける”。主人公・宇崎凌(間宮祥太朗)が足を踏み入れたのは、その名の通り、“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟をたきつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く、界隈では“無法者”として知られている怪しげな法律事務所。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か…。

畑中翔太プロデューサー コメント

【エピソード0――陰謀によって奪われた穏やかな日常】

5年前、轟は15歳の娘・佳奈(藤﨑ゆみあ)と2人暮らしをしていた 。HY法律事務所で数多くの依頼をこなし、法廷では冷静沈着で誰もが頼れる存在だった。しかし、娘をよく知る同期の桐石拓磨(及川光博)や昔なじみの刑事の浅見涼子(りょう)からは、「弁護士としては申し分ないが、父親としてはどうだ?」と苦言を呈される。轟は仕事に追われる日々の中で、思春期を迎えた佳奈とどこか距離を感じることも多くなっていた。父親としての振る舞いを改めようと、1週間後に迫る佳奈の誕生日を親子2人で祝う計画を立てる。

ようやく迎えた誕生日当日。佳奈のために悩み抜いたプレゼントとごちそうを用意して家で待つ轟。しかし、いくら待っても佳奈は帰ってこない。

その頃、佳奈は帰宅するため、宇崎の父・裕生(宮川一朗太)の運転するバスに乗っていた。しかし、自動運転システムの誤作動によって突如バスが暴走。必死にブレーキを踏み、暴走を止めようとする裕生だったが、抵抗むなしく工事現場に衝突したバスは大破して炎上。車内の全員が死亡する大事故となった。

佳奈の葬式の日。宇崎の母・純子(藤田朋子)が謝罪に来たが、轟は許す気にはなれず、追い返してしまう。後日、桐石と浅見は荒れた轟の自宅を訪問。事故現場に偶然居合わせていた浅見は、警察の上層部が証拠の改ざんを行っていたことを打ち明ける。さらに桐石は、その隠ぺいに湊市市長・音部卓郎(髙嶋政伸)が関与している可能性が高いことを伝えた。

佳奈が陰謀に巻き込まれたのだと知った轟は、HY法律事務所に警察と湊市役所への開示請求の許可を求める。しかし、「お前の正義のために事務所を潰すわけにはいかない」と却下され、事務所を退職する。個人での開示請求に踏み切るが、得られるのは肝心な情報が黒塗りされた資料ばかり。そんな時、ふと郵便物の山の中に純子からの手紙を見つける。

純子が営んでいる弁当店に足を運んだ轟。店の壁には落書きがされ、店内には誹謗中傷のビラがあふれているのを目の当たりにした轟は…。

ついに、“争いを起こす”べく、「ピース法律事務所」を設立させた轟。事務所には、伊野尾麻里(上白石萌歌)、高井戸斗真(三山凌輝)が集い始める。5年前に法律に助けられ弁護士を目指した宇崎は、何も知らないまま面接を受けるため、轟の事務所の扉を開け――。

【俳優たちが全ての感情を出し切った第9話】

ピース法律事務所設立までの前日譚を描いた第9話。
この話は演じる俳優陣の皆さんにとっては、特につらく重みのある撮影でした。

娘の佳奈を事故で失う轟を演じる仲村さん。
夫の裕生を亡くしながら、世間から誹謗中傷を受ける純子を演じる藤田さん。
仲間として何もできない葛藤に苦しむ浅見と桐石を演じるりょうさん、及川さん。

それぞれのキャストが心の底からの感情を吐き出すような演技は圧巻で、それぞれの撮影シーンにこれまでにない緊張感があり、特に轟と純子が向き合うお弁当屋さんでのシーンでは、撮影現場でモニターを見ている制作スタッフも思わず涙してしまいました。

仲村さん自身も撮影が終わった後、「もうこんな(過去を持った)役はやりたくないです」と苦笑いをしていましたが、それだけご自身と轟を重ねて合わせて、感情の全てを出し切ってくれた証拠だと思っています。

【宇崎たちが自分たちらしく巨悪へ挑む】

物語はいよいよ最終決戦。
5年前に事故を起こしたバスに自動運転システムが組み込まれていたこと。
そのシステムの開発会社に、官房長官の石倉庄司(杉本哲太)が多額の補助金を出していたこと。そしてその会社の利益が石倉に流れていること。全てが1つにつながり、いよいよその闇が見えてきたピース法律事務所のメンバー。

第10話ではバス事故の闇から真相をつかむために、宇崎の母・純子を原告についに裁判を起こします。しかし運転手の過失事故として既に片付けられた事実を覆すことは不可能に近いこと。警察からもバス会社からも新たな証拠が出てこない中で、どうやって事故隠蔽を図った石倉の尻尾をつかもうとするのか?

そんな状況を打破するために、宇崎や轟たちはある大きな“賭け”に出ます。その秘策についてはお話しできないのですが、視聴者の皆さんのことも欺くようなイグナイトメンバーらしい驚きの裁判展開が待っていると思います。いよいよ物語の巨悪へと挑む第10話に、ぜひご期待ください。

【6月20日(金)放送の第10話あらすじ】

5年前のバス事故の真相を暴くため、宇崎(間宮祥太朗)の母・純子(藤田朋子)が原告となり、父・裕生(宮川一朗太)がかつて働いていた湊中央バスを訴えることに。被告であるバス会社所長・浜岡(おかやまはじめ)は「事故の原因は裕生が副作用の強い薬を服用していたため」という警察の結論を盾に主張を続ける。バス事故について調査するため、宇崎は初めて伊野尾(上白石萌歌)とともに裕生が勤務していたバス会社を訪れるが…。

一方、浅見(りょう)はある闇カジノに目をつけ、高井戸(三山凌輝)とともに半グレの若者をそこへ潜入させようと試みる。はたして、浅見の狙いの先にいる人物とは…。

番組情報

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分

<出演者>
宇崎凌…間宮祥太朗
伊野尾麻里…上白石萌歌
高井戸斗真…三山凌輝
浅見涼子…りょう
桐石拓磨…及川光博
轟謙二郎…仲村トオル

<スタッフ>
製作、BABEL LABEL TBS
企画・プロデュース・脚本:畑中翔太(『量産型リコ』『お耳に合いましたら。』『絶メシロード』など)
脚本:山田能龍(「全裸監督」「新聞記者(Netflixオリジナルドラマシリーズ) 」「朽ちないサクラ」など)、山口健人
法律監修:福島健史
音楽:森優太
プロデューサー:山田久人、瀬崎秀人、駒奈穂子
編成:松本友香、杉田彩佳
監督:原廣利(「帰ってきた あぶない刑事」「朽ちないサクラ」など)、山口健人(「イクサガミ」『アバランチ』など)、吉田亮

©TBS

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