野呂佳代、“元同僚”川栄李奈とドラマ共演で「やっぱりこの子はすごいなって」『フェイクマミー』

ドラマ
13時間前
『フェイクマミー』
『フェイクマミー』

波瑠と川栄李奈がW主演を務める金曜ドラマ『フェイクマミー』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)に出演中の野呂佳代のインタビューが到着した。

本作は、正反対の人生を歩んできた2人の女性が、“母親なりすまし”という禁断の契約を結ぶことからはじまるウソとトラブルだらけのファミリークライム・エンターテインメント。大手企業で順調にキャリアを築いていたものの訳あって退職し、転職活動に苦戦する花村薫(波瑠)。そんな薫が出会ったのは、元ヤンでベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長を務めるシングルマザー・日高茉海恵(川栄李奈)。薫は、名門私立・柳和学園小学校への受験を控えた茉海恵の娘・いろは(池村碧彩)の家庭教師として働き始めるが、やがて茉海恵から「お受験の日、私の代わりに“ママ”として面接を受けてほしい」と持ち掛けられる。もしバレたら刑罰に問われかねない母親業のアウトソーシング。果たして、薫と茉海恵が交わした禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約の先にあるものとは…。

野呂佳代が演じるのは、規律と伝統を重んじる名門私立・柳和学園小学校の保護者組織「柳和会」会長・九条玲香。夫が文部科学大臣という後ろ盾もあり、柳和学園内ヒエラルキーのトップに君臨する。自身とは真逆のキャラクターだという玲香を演じる野呂が、役作りや親交の深い共演者たちとの撮影の様子について語った。

野呂佳代 インタビュー

◆最初に本作の脚本を読んだ時、どんな印象を受けたか教えてください。

私は昔から『スウィート・ホーム』(1994年)という子どものお受験ドラマがすごく好きで、今でも年に1回は必ず通しで見ているんです。子どものお受験を題材にいろいろな性格のお母さんたちや子どもたちが登場する物語なんですけど、このドラマの世界観が大好きで。『フェイクマミー』は、お受験が終わってからのお話ですが、このドラマと近い部分もあるので、脚本を読んでいてとてもワクワクしました。とにかく頑張ろう!って思いましたね。

◆野呂さんが演じる九条玲香は保護者組織「柳和会」の会長という役柄です。野呂さん自身、玲香についてどんな印象を受けましたか?

自分とは真逆過ぎて(笑)。私は普段、ラフな感じで生きているタイプなので、品格とかいろいろと学ぶ必要があるなと。でも真逆の人物だからこそ、演じるのはすごく楽しみだなと思いました。

◆自分とは真逆のキャラクターを演じるにあたり、実際に準備されたことはありますか?

まずは子どものお受験というものがまったく分からなかったので、子どものお受験を経験した友達に取材させてもらったり、あとはおぎやはぎ・小木(博明)さんともともと仲が良いんですけど、小木さんの奥さんがすごくいろいろなこと知っている方なので、お話を聞きに行きました。他にも賢いお仕事をしている方のYouTubeを見たり、子育てについて語っているインフルエンサーの方の動画を見たり。そうやって学んだことに、自分なりにオリジナリティを加えたのが九条玲香というキャラクターになっています。

◆玲香は“クセ強”というのも特徴の一つかと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか?

クセが強いキャラクターを演じるのは好きなんです。だけど、どのくらいクセの強さが求められているかは作品の世界観によって違うので、撮影が始まる前に聞きました。今回の役は極端に強過ぎるクセではないとのことだったので、面白く作る時は強めに、普通の時は目立ち過ぎないようにというバランス感を大切に演じています。

◆野呂さん自身が「柳和会」に入ったら、どんなポジションになると思いますか?

嫌です、入りたくないです(笑)。強いて言えば賑やかしですよね。あと、第4話では学園で開催される保護者主催の特大イベント“ファミリーデー”が舞台になるんですけど、そこで薫が田中みな実さん演じる(本橋)さゆりを助けようとサポートする、みたいな場面があるんです。そういうポジションだったらできるかもしれないです。薫ほど自分は正義感が強いかは分からないですけど、人を助けたいとか、何かしら関わりたいタイプではあるので。

◆撮影現場の雰囲気はいかがですか?

とても面白いです。「柳和会」の“三羽烏”の園田美羽を演じる橋本マナミさんと、白河詩織を演じる中田クルミさんといることが多いので、3人でずっとしゃべっています。撮影の相談とかももちろんしますし。波瑠ちゃんや、今回から「りっちゃん」って呼ぶことにしたんですけど、川栄李奈ちゃんたちもいる時は、逆にうるさ過ぎて迷惑じゃないかな?って思うぐらい、とにかく楽しくやっています。

◆波瑠さんとは何度か共演歴もあり親交が深いそうですが、今回、野呂さん演じる玲香は波瑠さん演じる薫と対立する役どころです。実際に共演されてみていかがでしょうか?今回の役どころについて何かお話はされましたか?

波瑠ちゃんとはいつもゲームをやったりするので、撮影が始まってからもゲームのボイスチャットでつながっていろいろお話はしました。
先日、お互い意見を言い合うシーンの撮影があったのですが、すごく緊張しちゃって。撮影が始まる前までは、お互い目を合わせて「大丈夫」って言っていたのに、リハーサルが始まったら急にすごく緊張しちゃいました。
私が今、こうやってドラマにたくさん出られるようになったのは、波瑠ちゃんと共演した『Night Doctor』(フジテレビ系/2021年)というドラマがきっかけだったと自分では思っているんです。だから、そういうことも考えちゃって。波瑠ちゃんと対峙するようなシーンを演じて、こういう気持ちになるんだということは新しい発見でし た。緊張はしましたけど、撮影自体はすごく楽しかったです。

◆同じAKB48出身の川栄さんと同じ作品に出演することについてはいかがでしょうか?

りっちゃんは卒業生の中でもすごく素晴らしい活躍をしていて、尊敬できる部分がたくさんあるというのは、本人には言っていないですがよく他のメンバーとも話しています。グループで一緒だった時期はあまりないのでこれまで一緒に仕事をしたことも数えられるくらい。今回一緒にやってみてすごく明るくてハキハキしていて、場を和ませる力が素晴らしいなと思いました。女優としても、前から勝手にお姉さんとかファンみたいに見守っていたんですけど、改めて撮影現場で一緒になって「やっぱりこの子はすごいな」って思いました。

◆波瑠さんのように川栄さんと一緒の場面で緊張したりは…。

それが、りっちゃんに対しては緊張しなくて(笑)。対立するというより、ちょっと面白くなるシーンを先に撮ったからかもしれないですが、楽しかったです。変な安心感というか、やっぱり出身が一緒ということもあって、心が落ち着くんですよね。だから、すごくいい安心感を抱きながら演じられたんだと思います。

◆今後の撮影で楽しみにしていることは?

(黒木竜馬役の)向井(康二)さんとは今のところ撮影でお会いする機会がなくて。前にSnow Manさんの番組に出演したこともあるんですけど、その時は私が大勢のゲストの中の一人という感じだったのでちゃんとお話できていないんです。向井さんはいろいろなバラエティ番組にも出演している方なので、お話ができるタイミングがあったらうれしいなと思います。今回の共演を機に仲良くなれたらうれしいです。

◆第4話では柳和学園で保護者が中心になってファミリーデーが開催されます。改めて見どころをお願いいたします。

第4話では初めていろいろなキャラクターが一堂に会するので、ここからまた波乱が巻き起こっていくんだろうなというストーリーになっています。三羽烏と薫たちとの関係がどうなっていくのか。ぜひ、そういったところに注目していただきたいです。

番組情報

金曜ドラマ『フェイクマミー』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分

<出演者>
波瑠、川栄李奈、向井康二(Snow Man)、中村蒼、野呂佳代、池村碧彩、橋本マナミ、中田クルミ、津田篤宏(ダイアン)、筒井真理子、利重剛、若林時英、宮尾俊太郎、朝井大智、筧美和子、笠松将、浅川梨奈、田中みな実

<スタッフ>
製作著作:TBS
脚本:園村三(「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE 2023」大賞)ほか
プロデュース:韓哲(『18/40~ふたりなら夢も恋も~』『ハロー張りネズミ』『家族ノカタチ』)、中西真央(『御上先生』『フェルマーの料理』)、唯野友歩(『海のはじまり』『いちばんすきな花』『silent』)
演出:ジョンウンヒ(『海のはじまり』『いちばんすきな花』)、嶋田広野(『キャスター』『御上先生』)、宮﨑萌加(『王様に捧ぐ薬指』『18/40~ふたりなら夢も恋も~』)

©TBS

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025秋ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧