貫地谷しほりと岸谷五朗が初共演!元刑事の警察小説を映像化

ドラマ
2017年02月07日

『黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子』 貫地谷しほりと岸谷五朗が、3月19日(日)放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル『黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子』(後9・00)で初共演することが分かった。

 原作は、元大阪府警暴力犯担当刑事の作家・二上剛による同名小説。図らずも所轄署刑事課強行犯係に配属された女性刑事・神木恭子(貫地谷)が、少々荒っぽいがやり手のベテラン刑事・折原圭作(岸谷)に次第に認められ、コンビを組んで殺人事件を担当。複雑な謎を解き明かすうち、恭子は警察官だった父親の死の真相を知り、やがては警察組織の闇までもを浮かび上がらせていく。

 貫地谷は初共演の岸谷について「岸谷さんにはすごく熱くてワイルドなイメージを持っていたのですが、実際にお会いすると物腰が柔らかい、包み込んでくれるような方だったので安心感がありました」とコメント。そんな貫地谷を岸谷も「ドラマの後半、ストーリーが深くなっていったところなどでの演技はすごくクールでカッコいい。父親への思いなどが交錯して、すごくすてきな芝居を見せてくれています」と絶賛している。

 また、黒い薔薇を好む謎の老婦人・乾茂美役で野際陽子、事件の黒幕となる実力者・瀬名英一郎役で津川雅彦が出演。中村俊介、西岡徳馬、吹越満、でんでん、丘みつ子らも名を連ねる。監督は、『相棒』シリーズの和泉聖治。

<貫地谷しほり コメント>
 脚本がすごく面白かったので、ぜひやらせていただきたいと思ったのですが、この役は私としては初めての挑戦。初めての山を登る気分で、役作りも何が正解かわからないという感じでした。まるで初めてお芝居を始めたころに味わったような感覚です。いつもは最初に台本を読んだときのイメージを大切にして演技に入るのですが、今回はそのイメージすらわかない(笑)。岸谷さんがいてくださって心強かったです。
 初共演の岸谷さんにはすごく熱くてワイルドなイメージを持っていたのですが、実際にお会いすると物腰が柔らかい、包み込んでくれるような方だったので安心感がありました。
 このドラマは神木恭子の成長物語でもあると思うのですが、どの登場人物もストーリーの最後までわからない不思議な魅力がある。そこも面白いと思いますし、見やすいだけでなく重々しい空気もあり、その点は私自身初めての作品だと思っています。台本を読んだときにはその重々しさにゾクゾクしましたし、見る方にもゾクゾクしていただけると思います。

<岸谷五朗 コメント>
 僕が演じる折原は、新人刑事の神木とのバランスだと思うのですが、署内で一番荒れている刑事というイメージが監督の中にあると思うんです。だから、衣装もスーツではなく、革ジャンだったり、ライダースジャケットだったり…。
 脚本を読んだときはリアルな刑事ドラマで、TVドラマというよりも映画のような感じがしました。和泉監督も映画のような照明で撮影していますし。
 よくある2時間ドラマのストーリーとは違い、事件を通して神木が成長する物語でもある。過去の父親のことなどを踏まえた中での憎悪など、いろいろなものが入り混じり、神木を成長させていくという。それだけすごく特殊な2時間だと思います。いわゆる普通の刑事ドラマとは全く違いますね。
 貫地谷さんは、ドラマの後半、ストーリーが深くなっていったところなどでの演技はすごくクールでカッコいい。父親への思いなどが交錯して、すごく素敵な芝居を見せてくれています。
 この作品は警察経験のある方が書かれているので、すごくリアリティがある。その中でドラマというエンターテインメントを演出されているので、実際にあるかもしれない、という感覚で警察内部を探っていくと、事件と重なって…という展開がとても面白いですね。そんな複雑怪奇なところが魅力だと思います。