三上博史が“暴君”外資系社長に!連続ドラマW『社長の冬-巨大新聞社を獲る男-』4・30スタート

エンタメ総合
2017年03月04日

105453_01_R WOWOWにて、連続ドラマW『社長の冬-巨大新聞社を獲る男-』が4月30日(日)より放送決定。これに先駆け、主演の三上博史からコメントが到着した。

 堂場瞬一著「警察回りの夏」「蛮政の秋」に続く“メディア三部作”の完結編になる「社長室の冬」のドラマ化作品。本作で歴代米大統領の異端児、ドナルド・トランプを彷彿させる“暴君”外資系企業の日本法人社長・青井を演じるのは、約2年振りに「連続ドラマW」への出演となった三上。WEBでのニュース閲覧が一般化する昨今、“メディアのあり方”を問う本格社会派ドラマとして、伝統ある巨大新聞社が外資へ“身売り”を画策するという衝撃的なストーリーを展開していく。

【三上博史のコメント】
◆台本を読んだ感想を教えてください。

三上:普段生活する上であまり感じる事はなかったのですが、今の時代は情報過多なんだということを改めて考えさせられる内容でした。新聞もWEBもそうですけど、ニュースソースが溢れている中で、ひとつの情報をどう受け取ったらいいのか、自分がどう使ったらいいのか、さらには周りにどうシェアしていくのか。一見当たり前のようにみえるけれど、実はとても難しい課題をこの作品では投げかけていると思います。

◆今回演じられる、青井はどんな人物ですか?

三上:青井はニュースのあり方というものについて、WEB社会である世相を上手く取り入れたプロフェッショナルといえます。外資系企業の日本法人社長という役柄で、トランプ大統領のようにメディアと真っ向から向き合い、対峙したときの憤りですらもたくましく利用する人物像に近いのかもしれません。僕としては道徳や倫理的なことを考えてしまい、悩ましく思う部分はありますが、自分がどうやって生業を立てているのかということに立ち返ると、青井やトランプ大統領のような、ブレない信念やビジョンを持っているたくましさは見習わなきゃいけないのかもしれないと、今回の役を通して考えさせられました。ただ、僕も演じることに対しての“執念”という熱量では青井に負けていないと思いますので、そういった部分を演技で存分に発揮できればと思います。ただ、たまにこだわり過ぎて“悪魔”って言われることもありますが(笑)。

◆視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。

三上:表現者としてこんなにものびのび演技させていただけるWOWOWで、今回また演じられることがとても楽しみです。また、今後発表になりますが、制作陣の皆さんが一所懸命工夫を凝らしてくださって、物語に命を吹き込む素晴らしいキャスティングが実現しました。僕自身もワクワクしているという気持ちを、視聴者の皆様にも作品を通してお伝えできたらと思います。

【ストーリー】
日本最大の新聞社、日本新報社長の小寺政夫はついに決断した――日本の新聞社初となる“身売り”を実行するのだ。相手は米巨大ネットショッピング会社AMCの日本法人社長・青井聡太(三上博史)。黒船のように現れた外資が、日本の新聞を飲み込もうとしている。そんな折、小寺が急逝。後任の新里明が引き継ぐ事に。しかしこの交渉は簡単には進まない事が予想された。なぜならば、青井は日本新報の元記者で、新里とは浅からぬ因縁があったのだ。そんな中、社長室の南康祐は、新里からこの交渉の補佐を命じられることに。もともと記者であった南はある事件によって社長室へと異動になったのだ。一方、絶対に「日本新報社」の名を残したい創業者一族の長澤英昭は、国会議員・三池高志を訪ね、交渉の妨害を要請。三池は今まで日本の政治の裏工作を一手に引き受けてきた男であった。そして物語は日本最大の新聞社を巡り、青井が最終的な身売り引受け条件を提示する。新里や南も震撼する衝撃の内容とは……!?

特報動画/30秒バージョン:
https://youtu.be/Hnq6NrxLxGs

『連続ドラマW 社長室の冬-巨大新聞社を獲る男-』
4月30日(日)スタート(全5話)
毎週日曜 後10・00~  ※第1話無料放送

原作:堂場瞬一「社長室の冬」(集英社)
脚本:田中眞一(ドラマ『レディ・ダ・ヴィンチの診断』ほか)/三浦駿斗(『連続ドラマW 海に降る』ほか)
プロデューサー:黒沢淳/渋谷未来/近見哲平
プロデュース:東康之
演出:村上牧人(『連続ドラマW 誤断』ほか)/山内宗信(ドラマ『幕末グルメブシメシ!』ほか)
主演:三上博史