岸井ゆきのテレビドラマ初主演作は“19歳”の機微を描くヒューマンドラマ

エンタメ総合
2017年03月13日

106845_01_R「ドラマ甲子園」の初代大賞受賞者の青山みなみが脚本を手がけ、岸井ゆきのが主演を務めるドラマ『十九歳』がCS放送フジテレビTWOドラマ・アニメ(3月27日(月)~31(金)後11・20)と、フジテレビ地上波(4月5日(水)深1・25 ※予定)で放送。岸井がドラマの見どころや、撮影中のエピソードなどを語った。

「ドラマ甲子園」はフジテレビONE/TWO/NEXTが全国の高校生を対象に脚本を募集し、大賞受賞者が監督となってドラマを制作するコンクール。第1回大会で大賞を受賞した青山は、現在大学生。本作では、フジテレビ第一制作センターの髙野舞監督とタッグを組み、19歳の美大生・嬉子(岸井)が自由奔放な母・浅子(霧島れいか)に反抗し、浅子が思いを寄せる昆虫学者・青馬(眞島秀和)にひかれていくさまを独特なタッチで描く。

 青山の脚本を読んだ岸井は「とても品がある本で、19歳の青山さんが書いていることにびっくりしました。少し大人びているけど、まだ子供という、19歳のすごい微妙なところをとても美しく描いているなと感じて、ぜひ演じてみたいと思いました」と絶賛。

 母親と対立する嬉子を演じた岸井だが、本人は反抗期を経験してこなかったらしく「あんな風に母親に反抗したり、攻め寄ったりしたことはなかったので、ドキドキしながら演じていました」と撮影を振り返った。また、特に大変だったシーンは「美大生の役だったので、絵を描くシーンのために少し練習させてもらったんです。けど、完成する絵を知っているのに、本番で変なところに赤を塗っちゃったりして、やっぱり私ってセンスがないんだなと(笑)。ちゃんと美術の授業を受けてればよかったなと思いました」と告白。

 岸井がテレビドラマで主演を務めるのは本作が初。現場では主演としての振舞い方に気をつけたようで「今まで、コメディーの撮影とかでも本番の前は前室でちぢこまっていて、始まったらわーっとやって、またすぐ前室に戻るといった感じだったんです。けど、前に野村周平君主演の映画に出させてもらって、そこで野村君がとても明るかったんですよ。絶対一番大変なのに、いつも元気で、周りのスタッフさんとも仲良くしてて、すごくいいなって。私もああいう風にみんなとしゃべれたら、きっと現場も楽しいだろうなって思ったんです。そこから、主演をさせていただいた映画の現場や、今回のドラマでも、積極的に話すように気をつけました。そしたら、いろんなことがすごく良い方向に進んで、楽しい雰囲気で撮影をすることができました」と語った。

 そして最後に、ドラマ『十九歳』の見どころについて岸井は「私は今25歳ですけど、19歳の嬉子ちゃんに共感する部分たくさんありました。これから19歳になる人は、嬉子ちゃんの姿を見て、こんな風に大人になっていくんだっていうのが見えてくると思いますし、19歳を経験した人たちにとっては、懐かしいなと思える瞬間がたくさんあると思います。素直な目で見てもらえたら、いろんな感情が湧いてくる作品なので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです」とコメント。

『十九歳』は、CS放送フジテレビTWOドラマ・アニメで全5話の10分バージョンを3月27日(月)後11・20から放送。また、フジテレビ地上波ではロングバージョンを4月5日(水)深1・25から放送予定。

■番組オフィシャルサイト(http://www.fujitv.co.jp/19sai/introduction/index.html