斎藤工「昼顔」女性スタッフに大サービス「巻きたい衝動に駆られる」

エンタメ総合
2017年05月12日

「昼顔」ファンミーティングと完成披露試写会 映画「昼顔」(6月10日(土)公開)のファンミーティングと完成披露試写会が5月11日、東京・六本木にて行われ、上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行、西谷弘監督が登壇した。

 本作は、平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマに、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描いたドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14年)の劇場版。ドラマの3年後を舞台に、不倫関係を解消し、それぞれの人生を歩む紗和(上戸)と北野(斎藤)の禁断の再会を描く。

 上戸は、放送終了から3年経ってもなおドラマの人気が衰えないことについて「そういうご時世だと思うと、複雑です」とし、自身も一児の母ということで「続編のお話を何回かいただいてすごくうれしかったんですけど、なかなか自分がそういうモードになれなかった時期もあって。それでもこうしてスタッフの方が声をかけてくださって感謝しています」と。斎藤はいよいよ来月6月に公開を迎えることについて「ドラマのときもそうだったんですけど、秘め事のような撮影だったので、公にしたいような、誰にも見てほしくないような、不思議な感じです」と心境を明かした。

 現場は過密スケジュールだったということで、トークでは「撮影合間に上戸が“バーバー上戸”を開いていた」という裏話が。本作の女性スタッフに斎藤がヘア、上戸がメイクを施していたらしく、その理由について上戸は「現場が忙しくなっていくと、寝られなくて肌がボロボロになったり、前髪が伸びちゃったりして、皆さん女子じゃなくなっていくんです。メイク台に1人ずつ呼び出して座ってもらって、ヘアとメイクをやってあげました」と説明。

 斎藤は「僕はアシスタントでした」と語るが、事の発端は斎藤がスタッフの髪を巻きだしたところにあるという。斎藤は「とにかく(髪を)巻きたいんですよね。巻きたい衝動に駆られるんです。長髪の方なら誰でも」と告白したが、「1つの形しかできないので、皆さん同じ髪形になっていました(笑)。皆さんTHE ALFEEの高見沢(俊彦)みたいに…(笑)」と苦笑い。だが、上戸は「いやいや。エレガントになってましたよ。みんな、自分の顔をパシャパシャ撮っていました」と大絶賛で、平山も「(斎藤さんは)女性やスタッフの方に優しいなって思いました。僕も巻いてもらいたかったです(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。

 トークは終始大盛り上がりだったが、斎藤は「この映画はキャンペーンが難しいんです。僕らが笑顔で並んでいる姿が、もしかしたら作品の邪魔になる可能性もある」と不安視。一方で、「ドラマの流れがここに向かっていたんじゃないかな、って個人的には思います。解釈は100、200通りあると思うので、自由に、しっかりと受け止めてください」とアピール。上戸も「いろんな愛の形、深さがある。第三者が人の恋愛に文句は言えない、軽々しく発言できないなと紗和を演じて気付かされました。見えるものだけを見たら汚い恋愛だったり、恐れられたり禁じられた恋愛かもしれないですが、いろんな形で皆さんの胸に響いてくれるといいなって思います」と締めくくった。

 映画「昼顔」は、6月10日(土)公開。

「昼顔」公式HP:http://hirugao.jp/