宮崎あおいがNHK特集ドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』で葛飾北斎の娘を演じる

エンタメ総合
2017年06月07日
©NHK
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 直木賞作家・朝井まかての小説「眩(くらら)」を原作にした特集ドラマ『眩~北斎の娘~』(NHK総合)の制作が発表された。画家の父娘を演じる宮崎あおいと長塚京三は、大河ドラマ『篤姫』(2008年)以来9年ぶりの共演となる。

 天才画家・葛飾北斎の娘・お栄の半生にスポットを当てた朝井まかての小説「眩(くらら)」を4K映像化した本作。江戸の天才絵師・北斎の三女として生まれたお栄(後の葛飾応為)を宮崎が演じ、父であり師である北斎を長塚が、そして北斎の弟子筋の絵師・善次郎(後の渓斎英泉)を松田龍平が演じる。

 宮崎は「実在した人物をやらせて頂くという責任と、だからこその面白さを感じています。お栄さんとして生きている時間は感情が素直にあふれる感覚があるので、その想いを大切に最後まで過ごしたいと思っています」とコメントしている。

 特集ドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』は、9月18日(月)NHK総合で後7時30分より放送予定。

特集ドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』
放送日時:9月18日(月)NHK総合 後7・30~8・43

<スタッフ&キャスト>
原作:朝井まかて「眩(くらら)」
脚本:大森美香
制作統括:佐野元彦、中村高志
演出:加藤拓
出演:宮崎あおい、松田龍平、三宅弘城、余貴美子、野田秀樹、長塚京三ほか

<ストーリー>
 江戸の天才絵師・北斎の三女として生まれたお栄(宮崎)は、町絵師である吉之助と夫婦になったものの、箸を持つより絵筆を持つのが好きで、父であり、師である北斎(長塚)の元に嫁ぎ先から戻ってきた。そこから“超えられぬ高き壁・北斎”の絵の手伝いが始まる。そんな中、お栄は北斎の弟子筋の絵師・善次郎(松田龍平)にだけは苦しみや悩みを話すことができた。それは思うに任せない、「出戻りお栄」の密かな恋心だった。
 生まれながらにして北斎という大きな背中を見てきたお栄は、父・北斎を手伝う中で、「色」というものに執着を始める。そして北斎の代表作である「富嶽三十六景」が完成したときにも、そばにはお栄がいた。父が高齢となり、思うがままに筆を動かせなくなってからも、お栄は父の「筆」として北斎の絵を描き続ける。やがて時は過ぎ、心の中で常によりどころであった善次郎そして、北斎もこの世を去る。60歳を過ぎたお栄の手に残ったのはやはり絵筆であった…。