「松井玲奈は天性のものを持っている女優」映画『めがみさま』の初日舞台あいさつで宮岡太郎監督が松井を絶賛!

映画
2017年06月13日

124061_01_R 松井玲奈、新川優愛のW主演映画『めがみさま』の初日舞台あいさつが行われ、松井、新川、廣瀬智紀、宮岡太郎監督が登壇した。

 本作は、人生に絶望していた少女が、とあるセラピストと出会うことで、少女の日常に変化が訪れていくという物語。

 宮岡監督と2度目のタッグとなる松井は、「監督は人の気持ちを映し出すのがとても上手だなと思いました。観客の皆さんには出来上がった作品を観て、心の葛藤やモヤモヤしたものを感じ取ってくれたら嬉しいです」とコメント。一方の宮岡監督は、「松井さんは天性のものを持っている女優さんだと思います。現場に入る時は真っ白なのに、撮影に入った途端に女優としての顔に変わるんですよ」と絶賛した。

一方、新川と廣瀬とは初タッグだった宮岡監督は、「新川さんも廣瀬さんも徹底的に台本を読み込むんですよ。現場はすごく楽しかったです」と2人の共通点を披露。新川は、「実は10代の時に監督とは一緒にお仕事をさせていただいていたんです。まだその時は私も若く、監督も助監督の時代だったので。お久しぶりに現場でお会いした時は恥ずかしかったですね。自分も年齢を重ねて成長しましたが、監督の皆さんを引っ張っていく力には感動しました!」と久々の監督との仕事の喜びを伝えた。

廣瀬について宮岡監督は、「すごく印象に残っていることがあって。撮影の後に廣瀬さんと新川さんがベンチで座っていて何か真剣な面持ちで話しているんですよ。特に廣瀬さんが。何だろうと思って聞こえてきたのが、廣瀬さんが『僕人生に悩んでるんですよ』って相談してたんですよね(笑)」と暴露。会場が沸く中、すかさず廣瀬は「本気だったんですよね(笑)。以前新川さんとはドラマで共演させていただいていて。その時から全然印象が変わらないんですよね~。頼りになるお姉ちゃんっていう感じなんです!」と答えると、新川から「(廣瀬が)7つぐらい年上ですよね!」と突っ込みが入り会場は笑いに包まれた。

作中で新川演じるセラピストが、人々の悩みを解決するシーンにちなみ、来場者の悩みに松井・新川・廣瀬が一言で答えるコーナーがスタート。「就職で悩んでいます。皆さんはどうしてこの職業を選ばれたのですか。またその決め手は?」という質問が及ぶと、廣瀬は、「決め手は見つけられてないですね。選んだ理由も。やりたいことがなかったんですが、今もそうですが、興味深いものがたくさんあったんです! なので色々な仕事が出来るこのお仕事は自分の天職だと思ってます」と回答。新川は、「実はまったく違う事をやりたかったんです。介護系のリハビリとかの仕事なんですけど。高校の時もそっちの勉強をしていたり、その仕事の方が現実味があると思ったんですよね。でも気づいたらここにいるって感じです。でも勿論このお仕事も楽しいですが、介護系の仕事はまだ興味はあるので、本職にならなくてもどこかで関わってみたいです」と意外な一面を見せた。

イベントの最後、宮岡監督は、「観る人によって解釈が違う万華鏡のような映画だと思います。ぜひあれは何だったのかなど、皆さんで話してくれたら嬉しいです」と語り、舞台あいさつは幕を閉じた。

【作品概要】
『めがみさま』
公開中
©2017Mcinema

■出演:松井玲奈、新川優愛/廣瀬智紀/梅舟惟永、西沢仁太、西丸優子、片山萌美、鈴木ちなみ(友情出演)/筒井真理子(特別出演)、尾美としのり 他
■監督:宮岡太郎(MMJ)
■脚本:大月もも(BLUE LABEL)
■配給/制作:MMJ
■製作:2017Mcinema
<公式サイト>
www.mmj-pro.co.jp/megami/ 

<STORY>
閉塞的な郊外の田舎町。佐倉理華(松井玲奈)は、人生に絶望していた。母・市絵(筒井真理子)の過干渉、職場のいじめ。精神安定剤で何とか日々やり過ごしていたが、遂に自殺を決意する。そんな折、自分と同じ環境を克服したセラピスト・ラブ(新川優愛)の存在をネットで知り会いにいくことに―。「他人の人生の中でいきるんじゃないわよ。自分の中で、自分の人生を生きなさい。」というラブの言葉に感銘を受けた理華は、家を出てラブが開催する自己啓発セミナーの手伝いを始めるのだった。自分らしさを取り戻していく同士たちとの交流、同じようにラブに救われた川崎拓海(廣瀬智紀)との出会いによって理華の日常は順調に回りだしたかのように見えた。そして理華とラブの関係は急速に距離を縮めていくのだが、ある事件をきっかけにその関係に不協和音が生じはじめる―。果たして理華が最後に下した決断とは!?