窪田正孝、サプライズに大感激!『東京喰種 トーキョーグール』ジャパンプレミア

映画
2017年07月12日

129325_01_R 映画『東京喰種 トーキョーグール』のジャパンプレミアが行われ、窪田正孝、鈴木伸之、桜田ひより、蒼井優、大泉洋、小笠原海、白石隼也、相田翔子、栁俊太郎、前野朋哉、萩原健太郎監督が登壇した。

 世界累計3000万冊の発行部数を誇る話題沸騰の超人気コミックを映画化した本作は、6月2日の全世界発信キックオフイベントを皮切りに、7月3日にアメリカ・ロサンゼルスでワールドプレミア、7月7日にはドイツ・ベルリンでヨーロッパプレミアを行い、いずれも大盛況。満を持してのジャパンプレミアとなった。

 自身が原作で一番好きだという亜門鋼太朗役を演じ、劇中で肉体美を披露している鈴木は「亜門は漫画で腹筋が180個ぐらいに割れているから、どうやって近づけよう、というところから始めた」と苦労を語りながらも、「窪田さんがすごく動けるから、アクションも楽しかった」と笑顔でコメント。

 亜門の上司である真戸呉緒役を演じた大泉は、原作での独特な風貌に対し「“マドクレ”(真戸呉緒)の見てくれがヒドい!」とオリジナリティあふれる表現を。キャスト発表の際にネットで「ぴったり」「そのまんまだ」と言う声があふれたことに対し、「あの顔には寄せようがないから、うれしいけどちょっと違うんだよな!」と語り、会場は爆笑の渦に包まれた。
 
 また、主人公カネキの運命を変える喰種・神代利世を演じた蒼井は「カネキがちょっと突けば引っかかるから、演じていて楽しかった」と役柄を彷彿とさせる魔性っぷりをのぞかせつつ、「完成した映画を観たときは泣いてしまい、大好きな映画になった」と作品への自信を語った。

 一方、か弱い母親喰種・笛口リョーコ役の相田は「演じていて辛いシーンもあったが、娘を守ろうとするシーンは気持ちを強く持って演じた」と心の内を語りながらも、「試写を見たら、映像も美しく愛にあふれていて、蒼井さんと同じように泣いてしまった」と明かした。
 
 四方蓮示役の栁は、「四方は寡黙で責任感が強く、男が見てかっこいい男。常にかっこいい部分を意識しながら演じた」と役へのこだわりを。亜門と真戸に憧れる捜査官の草場を演じた前野は、「草場はいい奴だけど仕事はできない! 最初は亜門や真戸に怒られているけど、彼らの仕事ぶりを見て気持ちが変わっていく、いたってリアルな登場人物として演じた」と役作りのポイントを披露した。

『東京喰種』の魅力を問われた萩原監督は、「一番はキャラクターだと思う。キャラクターがそれぞれ正義や葛藤を抱え、真摯に向き合いながら過ごしている。だから何が正解か分からなくなる、そういう部分を映画でも見てもらえたら」と観客にメッセージを送った。

 イベントの終盤、登壇者へのサプライズプレゼントとして、原作者・石田スイによる、窪田をモデルにしたカネキの描き下ろしイラストが登場。キャスト全員が大興奮の中、窪田も「感謝の言葉しかない」と大感激。続いて、カネキ以外にも、石田スイが描き下ろした映画に登場するキャラクターのイラストが、本作公開時の入場者プレゼントになることが発表されると、会場も大興奮。興奮冷めやらぬ中、窪田は「日本で初めて皆さんに観ていただけて本当にうれしいです。この映画をぜひ皆さんの手で、世界に羽ばたく作品にしてもらえたらと思います」と観客に呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

『東京喰種 トーキョーグール』
7月29日(土)世界公開

原作:石田スイ「東京喰種 トーキョーグール」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
出演:窪田正孝、清水富美加、鈴木伸之、桜田ひより、蒼井優、大泉洋、村井國夫 / 小笠原 海、白石隼也、相田翔子、栁 俊太郎、坂東巳之助、佐々木 希、浜野謙太、古畑星夏、前野朋哉、ダンカン、岩松 了
監督:萩原健太郎
脚本:楠野一郎
音楽:Don Davis
主題歌:illion「BANKA」
配給:松竹

公式サイト:http://tokyoghoul.jp/  

<STORY>
人の姿をしながらも人を喰らう怪人【喰種(グール)】。水とコーヒー以外で摂取できるのは「人体」のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ)は、ある日、事件に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故の時一緒にいた喰種の女性・リゼの臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ)と出会う。あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつも、やがてカネキを助ける存在となっていく。そんな中、喰種にも人間と同じように、守るべき家族や大切な友人がいること、愛する気持ちや哀しみ、憎しみといった感情があることを知り、カネキは人間と喰種、二つの世界の価値観の中で葛藤する。一方、喰種を駆逐しようとする人間側の組織・CCG(Commission of Counter Ghoul)の捜査官・亜門(鈴木伸之)、真戸(大泉洋)が現れ、熾烈な戦いに巻き込まれていくのだった……。

©2017「東京喰種」製作委員会©石田スイ/集英社