石井杏奈「野球を好きな皆さんにも『ここさけ』を見ていただけたら」

エンタメ総合
2017年07月15日

129701_01_R 心を揺さぶる感動作として大ヒットした劇場版オリジナルアニメ「心が叫びたがってるんだ。」(通称:ここさけ)の同名実写映画の公開を7月22日(土)に控え、中島健人演じる主人公・拓実の元恋人・菜月役の石井杏奈が、埼玉西武ライオンズVS千葉ロッテマリーンズの始球式に登場した。

 試合が行われたメットライフドーム(埼玉西武ドーム)に大歓声が響き渡る中、「NATSUKI 7.22」のオリジナルユニフォームを身にまとってマウンドへ上がった石井。初めての始球式ということもあり緊張した面持ちの石井だったが、始球式を行った7月11日が19歳の誕生日であることがアナウンスで告げられると、にっこりと笑顔を見せた。観客も拍手と歓声で誕生日を祝福した。引き締まった表情の石井は、伸びやかな投球フォームで大きく右腕を振り抜くと、ボールはツーバウンドしてキャッチャーミットへ。温かい拍手が球場を包み込んだ。

始球式を終えた石井は、「残念ながらノーバウンドでは届かなかったです。実は過去にソフトボール部の役をやらせていただいたり、弟が野球部なのでよくキャッチボールをしたりしていたので、投げる前はちょっとだけ自信があったんです。昨日も弟に会ったら、アドバイスをもらいました。肘から投げるんだよって(笑)」と感想を。しかし、「球場に入ってからマウンドとユニフォームを見たときに実感がわいてきて、緊張してしまいまいた。球場の裏で練習をしていたんですが、18メートルの距離が届かなくて。それで一気に緊張が高まりましたね」と始球式前の心境を明かした。

実はメットライフドームは、“ここさけ”の聖地のひとつ。過去にはアニメ版の声優も始球式を行っている。「今回は(自身が演じる)仁藤菜月として投げさせていただいたんです。『ここさけ』に関わっていたからこそできた始球式だと思いますし、野球を好きな皆さんにも『ここさけ』を見ていただけたらなと思いながら挑みました。『ここさけ』がもっと広がればいいなと思います」と映画への思いを語った石井。

映画の見どころについては「4人の登場人物の青春物語です。見た方はきっと4人の誰かに感情移入できると思います。勇気を出してみよう、自分の殻を破ってみようと私も感じることができました。いろいろな人の背中を押す作品になればいいなと思っています」とコメント。さらに映画本編には投球シーンはないものの、「ミュージカルをやったり、歌ったりしています。ぜひそこも見ていただきたいです!」とPRした。

この日が19歳の誕生日だった石井。19歳になっての意気込みを聞かれると、「仁藤菜月みたいな女性になりたいです!高校生なのに大人っぽいですし、正義感もあって、周りからも愛される女の子で、私自身も憧れています。こんな風に誕生日を過ごせるなんて思ってもいませんでしたし、何年たっても忘れられない19歳の誕生日になりました」と語った。

石井が出演する映画「心が叫びたがってるんだ。」は、7月22日(土)より全国ロードショー。

<作品情報>
コミュニケーションが苦手で本音を言えない、やる気のない少年・坂上拓実は高校3年生のある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に突然任命されて戸惑う。一緒に任命されたのは、全く接点のないクラスメイトの成瀬順。幼いころに何気なく発した言葉によって家族がバラバラになってしまったことが原因で、しゃべろうとすると腹痛が起きてしまい、コミュニケーションは筆談のみの順は、クラスメイトから変わった子だと思われている。担任から出し物としてミュージカルを提案され、ヒロインを演じることになった順は、拓実からのある言葉をきっかけに『今まで心に閉じ込めてきた思い』を歌にして伝えると決心するのだが…。

原作:超平和バスターズ
監督:熊澤尚人
脚本:まなべゆきこ
出演:中島健人、芳根京子、石井杏奈、寛一郎/荒川良々、大塚寧々
公式サイト:http://kokosake-movie.jp/

©2017映画「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会©超平和バスターズ