三森すずこの言葉に「NOW ON AIR」メンバーが感涙『きみこえ』初日舞台あいさつ

エンタメ総合
2017年08月30日

『きみの声をとどけたい』 劇場用オリジナルアニメ『きみの声をとどけたい』の初日舞台あいさつが行われ、新人声優ユニット「NOW ON AIR」と、三森すずこ、伊藤尚住監督が登壇した。

 湘南を舞台に、“声の力”をテーマに高校生たちの青春を描いた本作。メールやSNSなどにはない“声”の力を今の時代だからこそもう一度信じてみたい。そんな想いからマッドハウスが制作を担当した作品で、メインキャストはオーディションを勝ち抜いた新人声優ユニットの「NOW ON AIR」(片平美那、田中有紀、岩淵桃音、飯野美紗子、神戸光歩、鈴木陽斗実)と三森すずこが演じた。

 公開初日を迎えて、主人公・行合なぎさ役の片平は「ついに、この日がやってきたかという気持ちと、本当なのかな?って戸惑いもあり、よく分からない気持ちになっています。すごくうれしいけど、言葉に表せない気持ちです」と感想を。龍ノ口かえで役の田中は「アフレコで悩んだことも多かったけど、公開を迎えられてうれしいし、これまで悩んだこともどうでもよくなりました(笑)。今、この瞬間が幸せです!」と笑顔で話した。

 「NOW ON AIR」のメンバーをオーディション時から見守ってきた三森は「本当に1年の間にこの6人が、たくさんのことを経験して、グンッと成長したんだなって間近で感じることができました。この1年、私にとってもみんなのおかげで濃い時間だったなってあらためて感じます。2月の寒い時期に収録して、早くに完成していたので、まだかな? まだかな?ってこの日を待っていました。油断すると涙がこぼれそうです」と、感無量の表情を見せた。

 最後に、映画にちなみ、かなえたい夢や目標をコトダマにするコーナーでは、「NOW ON AIRのライブに行きたい!歌っているところは見てきたけれど、まだお客さんの前で歌っているところは見ていないんです。打ち上げのとき、みんながみんひとちゃん(鈴木)のピアノの演奏で歌っていて、なんて素敵!って思いました。みんなの清楚系のオーラとピアノの演奏が相まって素敵な空間でした」と三森が語ると、「NOW ON AIR」のメンバーが感極まって泣き出してしまう場面もあった。

映画『きみの声をとどけたい』
TOHOシネマズ新宿ほか、全国公開中

出演者:片平美那/田中有紀/岩淵桃音/飯野美紗子/神戸光歩/鈴木陽斗実/三森すずこ/梶裕貴/鈴木達央/野沢雅子
監督:伊藤尚往
脚本:石川学
制作:東北新社 マッドハウス
製作:「きみの声をとどけたい」製作委員会
エンディング主題歌:「キボウノカケラ」(NOW ON AIR)
イメージソング:「この声が届きますように」(NOW ON AIR)

<ストーリー>
高校生たちの友情、葛藤、そして夢。届けたい“声(想い)”――。海辺の町、日ノ坂町に暮らす行合なぎさは将来の夢が見つからず少し焦っている16 才の少女。「言葉にはタマシイが宿っているんだよ、コトダマって言ってね――」小さいころ祖母から聞いたコトダマの話をなぎさは信じていた。ある日、古びたミニFM ステーションに迷い込んだなぎさはDJの真似事をする。「本気のコトバは、本気の願いは、いつか現実になるんです!」すると、偶然にも放送されたコトバは 思いがけない人に届いていた――。

公式HP:http://kimikoe.com/movie/

©2017「きみの声をとどけたい」製作委員会