花田優一がピンクリボンアンバサダーに 乳がん検診呼びかける

エンタメ総合
2017年10月04日

「Kiss Goodbye to Breast Cancer ♯YouAreMy…」「エイボン ピンクリボン活動2017」の一環として、乳がん検診受診を呼びかけるピンクリボンイベント「Kiss Goodbye to Breast Cancer ♯YouAreMy…」が都内で開催され、ピンクリボンスペシャルアンバサダーとして、靴職人の花田優一が登壇した。

 このイベントは、検診適齢期である40代女性に向けて、乳がん検診受診を呼びかける一般参加型のイベント。花田はこの日に合わせてピンクのネクタイとチーフの衣装で登場。初のイベント出演への意気込みを「普段は靴職人として活動をさせていただいていますが、今日をきっかけに一人でも多くの女性が検診に行くきっかけになってほしいです」と語った。

 今回のイベントを機にあらためてピンクリボンについて勉強したという花田。ピンクリボンの始まりでもあるアメリカ、そしてイタリアに留学経験のある花田は当時のエピソードも披露した。15歳で単身アメリカに留学した際には、ニューヨークやボストンでのピンクリボンイベント開催に合わせ、寮生活をしていた田舎町でもピンクの衣装をまとった催しなどを目にしたという。またイタリアでは「家族のきずなが強く、イベントではない時でも自然と家族の健康に気を配り、声を掛け合っているようでした」と振り返った。

 近年の日本でのピンクリボンについては「海外ほどはまだまだ認識されていないように感じています。自分の身近な人に聞かれた時にも知識がなく、どういった検査をすればいいか分からず戸惑ったことがありました。なるべく多くの人に知ってもらうことが大切だと思います」と語った。

 「生涯で乳がんを患う日本人女性が11人に1人といわれています。一方で、検診受診率が低い数値にとどまっているんですよ」とのMCのコメントに、花田は「想像以上に乳がんにかかる人が多く、他人事ではないのだと実感しました」と驚いた様子。また、乳がんが30代から増加しはじめて、40代後半から50代前半にピークを迎えることや、早期の発見と治療により、何十年も生きられる病気ともいわれていることを聞くと「仕事や子育てで忙しい時期だからこそ気をつけてもらいたいです」と。

 イベントでは“周囲から本人に伝えていく重要性”の啓蒙のため、来場者がフォトスペースのボードにキスマークのステッカーを自由に貼り、撮影ができる「Kiss Photo Space」を設置。大きく描かれたキスマークのデザインは、2002年に寄付金付きの口紅を販売したエイボンピンクリボン活動の原点であるリップと愛情の象徴であるキスから来ているという。これを聞いた花田は「素敵ですね。KISSは海外ではあいさつ代わりにもしているので、それぐらい当たり前に検診も呼びかけられればいいですね」と参加を呼びかけた。

また、参加者に渡されるメッセージカードを花田も記載することに。誰に伝えたいですか?という問いに花田は「お母さんへ」と回答。「子どもは3人ですが、他にもお弟子さんがたくさんいます。50代の母が当たり前に検診を受け、みんなの指標となり、ずっと健康でいてほしいですね」と語った。

 最後に、「Kiss Photo Space」にキスマーク1号となるステッカーを貼った花田は、「検診に行くことで、命が助かることにもつながります。自分も周りの人々にもっと声を掛けていきたいですね」とピンクリボンについての想いを語った。