岸洋佑“聖地”で自身初の全国ツアー完走!サプライズゲストも

エンタメ総合
2018年04月03日

岸洋佑『宇宙戦隊キュウレンジャー』のサソリオレンジ/スティンガー役でも知られる歌手・俳優の岸洋佑によるライブハウスツアー「はじめまして、岸洋佑と申します。」のファイナル公演が3月29日、東京・吉祥寺SHUFFLEにて開催された。

 自主企画、自主制作で行われた同ツアー。自身初となる全国ツアーながら、全国15か所、追加公演を合わせ計18公演を駆け抜けた岸は、ファイナル公演を迎え「寂しくて…エモい!」と率直な心境を吐露。会場となった吉祥寺SHUFFLEは岸にとって“聖地”ということで、「原点なんてもんじゃないぐらい原点。初めてのライブも対バンも、全部ここでした。ツアーの最後に戻って来られてうれしい」と万感の思いを込めながら、当時から歌っていたという「僕の大切なキミへ」「クレセチア」などを披露。

 また、サラリーマン時代、同会場で仕事帰りにスーツ姿で公演を行った思い出も語り、「(今日の公演を)サラリーマン時代の自分に見せてあげたい。そしたら営業2本ぐらい頑張ったかも(笑)」と会場を笑わせた。

 この日は、岸と長年親交のある作曲家・作詞家のマシコタツロウも登壇。「私の師匠です!」とマシコを呼び込んだ岸は「マシコさんは、音楽だけじゃなくて人生の師匠。僕が18歳のころに出会って、彼の生き方、しゃべり方、歌、すべてを真似してきた時代を経て今を迎えてるといっても過言ではないと思う。そんな方とファイナルに立たせていただけて幸せです」としみじみしつつも「ただ、楽しくいかなきゃね!(笑)」と仕切り直して「ちいさい月の下で」「頑張ってるキミのために」などを披露した。

 また、自身が主演を務めたVシネ「宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー」の主題歌「見えない絆」もパフォーマンス。公演にあたって、『キュウレンジャー』キャスト・スタッフ一同、そして声優・神谷浩史から花を贈られたエピソードを明かした岸は「東映公認になりました(笑)」とジョークを交えつつ「本当にありがたいことです」と仲間たちからの祝福を喜び、会場からも温かい拍手が送られた。

 アンコールでは『キュウレンジャー』で共演した榊原徹士がサプライズで登場し、「ようこそジャパリパークへ」ならぬ「ようこそカジキパークへ」で大盛り上がり。さらに、曲中、同じく共演の南圭介も駆けつけ、予想外のWサプライズに会場は大声援に包まれた。岸も「これでキュウレンジャーのアダルト組がそろいました(笑)」と楽しげで、会場の興奮冷めやらぬまま「女神サマー」を披露。「伝説~♪」「カジキ♪」といったコール&レスポンスで会場にさらなる一体感が生まれた。

 アンコール2曲目では、再登場したマシコと共に「ハナミズキ」をしっとり歌い上げた岸。ラストは、「1つひとつの積み重ねでここに立たせてもらってると思う。いつかは武道館に立てるように小さなことから頑張っていきたいです。これからもどうか応援してください。公演に関わってくれた仲間たちのことも、ぜひ応援してください!今日はありがとうございました」とさらなる決意を明かし「Happy Birthday」で約2か月に渡るツアーを締めくくった。