2004年から2008年に週刊少年ジャンプにて連載されていた西義之の代表作「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」のアニメ放送開始に先駆け、第1話先行上映＆トークイベントが行われた。イベントには、本作で主人公の天才魔法律家・六氷透（ムヒョ）役の村瀬歩、ムヒョの助手を務める草野次郎（ロージー）役の林勇、監督を務める近藤信宏が登場した。
MCからアフレコ現場での雰囲気を聞かれると、村瀬は「自由にアフレコさせていただいて、最初はムヒョの心の部分が分からなかったんですけど、ロージーの芝居を受けて自分の中でムヒョらしさが作り上げられていきましたね」とコメントし、ムヒョとロージーのように強い絆で結ばれた関係性を明らかにした。
そして、イベントのサプライズゲストとして本作の原作者・西義之が登場すると、会場は観客の大きな歓声に包まれた。アニメ化が決まったときの感想を聞かれると、西は「初めて話を聞いたときは嘘だと思いました（笑）。全然実感が沸かなかったです。でも完成したアニメを見てあらためていいマンガだなと思いましたね（笑）」と冗談交じりに語った。
さらに、「嘘偽りがあると読者にも分かるので、本当の自分が出たというか、削って削って魂から出てきた作品ですね。あと実は霊感もあるんです」と驚きの裏話も明かした。
独特の世界観を持つ本作のアニメ化にあたって近藤は「アニメ化の話をいただいたときは周りのスタッフも盛り上がっていて、人気のある作品なんだなとプレッシャーがかかりました。ホラー作品を手がけたかったというのもありましたが、怖さだけでなくいろんな楽しみ方ができるように作っています。音楽についても、音楽だけで楽しめるくらいクオリティの高いものが出来上がったので、ぜひヘッドフォンで聴いてもらいたいですね」とこだわりを語った。
キャラクターの役作りについて村瀬は「キャラクター性を理解した上で体現してくださる経験豊富な先輩方が周りにいたので、その中に入っていけばいいという感覚になれました。マンガと違ってアニメは一連の動きがあって、音との連動もあるし、シーンの盛り上げ方や完成形が分からなかった部分もあったんですけど、みんなで協調して作り上げていくことができました」と。林も「ロージーは本作の中で“成長”というワードを担っているんです。最初はおっちょこちょいで頼りないんですけど、回を重ねるごとに成長を遂げていく部分とか、成長する上での気持ちの変化を表現できるように心がけました」と明かした。
そして、林勇がボーカルを務めるユニット、SCREEN modeが担当する本作のオープニングテーマ「GIFTED」の聴きどころや曲に込められた思いを聞かれると「“成長”と“挑戦”をキーワードに歌詞を書いていただいたんですけど、自問自答しながら、もがきながら進んでいく強さとか、友情や絆の大切さを歌った曲になっているので、登場するキャラクターとか、聞いてくれる人の応援歌になればと思います」と魅力をアピールした。
登壇者4名のサイン入りポスターが当たる抽選会では、ムヒョが霊を裁く際の決めぜりふにちなみ、村瀬が「運が良すぎる罪により、サイン入りポスタープレゼントの刑に処す！」と抽選を行い、ファンにはたまらないサプライズプレゼントとなった。
最後に、村瀬が「ストーリーも骨太で、キャラクターも個性的ですし、映像の美しさやきれいで迫力のある音とか現代でアニメ化して意味のある作品だと思いますし、僕たちも魂を込めて演じさせていただきましたのでぜひお楽しみに！」と本作の見どころをアピールした。
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」は、8月3日（金）よりBSスカパー！にて、9月3日（月）よりアニマックスにて放送開始。
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」
BSスカパー！で8月3日（金）21：30、アニマックスにて9月3日（月）19：00放送開始
＜キャスト＞
村瀬歩（六氷透役）、林勇（草野次郎役）、神谷浩史（円宙継役）、柿原徹也（火向洋一役）
明坂聡美（黒鳥理緒役）、河村梨恵（我孫子優役）、羽多野渉（ペイジ・クラウス役）
斎賀みつき（今井玲子役）、野水伊織（竹乃内菜々役）、天﨑滉平（ケンジ役）、太田哲治（ティキ役）
＜スタッフ＞
監督：近藤信宏
脚本：鈴木やすゆき
キャラクターデザイン：河野紘一郎 ほか
オープニングテーマ：SCREEN mode「GIFTED」 ／ エンディングテーマ：ORESAMA「ホトハシル」
公式ホームページ：http://mahouritsu.com
公式ツイッター：@mahouritsuanime
©西義之／集英社・ムヒョロジ製作委員会