「SKE48 10周年記念特別公演(後編)」が10月5日にSKE48劇場で開催された。
前日に続いて行われた「SKE48 10周年記念特別公演」の後編では、2013年からSKE48が結成された2008年までをVTRやトーク、そしてその年にまつわる楽曲で振り返った。
幕が開くと、内山命、高柳明音、斉藤真木子、須田亜香里ら17名が登場し、デビュー当時に数回だけ行われ、ファンの間で伝説となっているovertureダンスバージョンを披露。続いて、ハイレベルなダンス力を要する「Escape」をパフォーマンスし、オープニングから会場を盛り上げた。
惣田紗莉渚が「今日が10周年、これからも応援してくれる皆さんと一緒にいたいです」と掛け声をかけ、シングル曲「美しい稲妻」「チョコの奴隷」「賛成カワイイ!」を披露。須田と松村香織は、9月のSKE48リクエストアワーで1位に輝いた「ここで一発!」をパフォーマンスし、2013年を回想した。
2012年は、5期生の江籠裕奈と古畑奈和が「目が痛いくらい晴れた空」を。また、NHK紅白歌合戦にSKE48単独で初出場した際の「パレオはエメラルド」を披露。1期生の曲「神々の領域」では、10年経った今ひとりきりの1期生になった松井珠理奈がソロで登場し、曲間で「今は弱い私ですが…10年間ずっと走り続けて来れたのは、皆さんのお陰です。これからもずっとそばにいてください」と涙ながらに語った。
チームKIIのオリジナル公演「ラムネの飲み方」が生まれた2011年のパートでは「兆し」「お待たせSet list」をチームKIIメンバーで披露。2009年のチームSのオリジナル公演「制服の芽」から「恋を語る詩人になれなくて」や「思い出以上」、2008年のSKE48初の公演「PARTYが始まるよ」などの公演曲を次々とパフォーマンスした。
また、10周年を迎えたSKE48に、元中日ドラゴンズの山崎武司、SKE48が公式応援マネージャーを務める名古屋グランパスの長谷川アーリアジャスルー選手、佐藤寿人選手、和泉竜司選手をはじめ、過去に共演したレギュラー番組を通して親交のある大久保佳代子、そして、河村たかし名古屋市長、大村秀章愛知県知事などからお祝いコメントが届き、大場美奈が代表して「5名の方々にコメントをいただきました。本当にありがとうございます。この10年でたくさんの方に出会ってきました。この場を借りてお礼を伝えさせていただきます。ありがとうございます」とあいさつ。続けて「理由とか条件とか関係なくて、とにかくSKE48が好きっていう気持ちを持ってくれる方、全ての方が大好きだし大切な存在です。明日からも、皆さんと一緒に楽しい思い出をたくさん作っていきたいと思います。頼もしいファンの皆様に支えられて、私たちは幸せです」と語った。
アンコールは、2009年にリリースした1stシングル「強き者よ」で始まり、全メンバーで「チャイムはLOVE SONG」を熱唱。映像でSKE48 24thシングルが12月12日にリリースされることがサプライズ発表され、湯浅洋SKE48劇場支配人が登場。「10周年を迎えることができました。本当に皆様のお陰です。11年目もまた皆さんの応援をよろしくお願いします。今日の公演を見ていて、SKEのメンバーは素晴らしいなと思いましたし、あの頃のことが昨日のように思い出されました。24thシングルのリリースも決まり、皆さんのご意見を取り入れて頑張りますのでよろしくお願いします。9期生の募集もしているし、11年目あらためてまた引き締めていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつした。
合わせて、TSUTAYA東海エリアの“SKE48 10周年おめでとうキャンペーン”のスタート、SKE48を卒業したメンバーの「同窓会公演」を年内に行うことが報告された。
松井珠理奈は「まさか10年SKE48が続くと思っていなかった。でもこうして続いているっていうことは、私ひとりではできなかったこと。ファンの皆さん本当にありがとうございます。そして、いつも厳しくしちゃうけど、そんな私についてきてくれるメンバー本当にありがとう。そして真木子(斉藤)、こんなにたくさんのメンバーを引っ張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。
また、感極まった斉藤は涙ながらに「SKE48は10年前ここでデビューしましたが、まだまだ過去の壁は厚いと感じました。11年目を迎える明日からも、もっとたくさん楽しい景色をみんなと見たいから、もっともっと頑張っていかなきゃいけないな、と思います。これからもSKE48を愛してもらえるように、まだまだ突っ走っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
最後は「手をつなぎながら」で締めくくり、2日間に渡る「SKE48 10周年記念時別公演」は幕を閉じた。
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