萩本欽一&香取慎吾が語る「仮装大賞」が40年続く秘訣とは?『第96回全日本仮装大賞』2・2放送

エンタメ総合
2019年02月02日

『第96回全日本仮装大賞』
 2月2日(土)放送の『欽ちゃん&香取慎吾の第96回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)は今年で40周年。今年は応募総数3620組の中から予選を勝ち抜いた35チームが登場し、さまざまな仮装を披露する。放送に先立ち、大人から子供まで幅広い世代に愛される人気番組の司会を務める萩本欽一、香取慎吾が囲み取材に応じた。

『第96回全日本仮装大賞』
◆96回の収録を振り返って印象的だったことは?

香取:審査の厳しさがいい。出場者の皆さんを応援したいという立場で、その気持ちでいるんですけど、最近はみんな合格してたんで応援することないなって思ってたんです(笑)。それが審査が厳しくなってきたんで応援しがいがありますね。

萩本: 審査が厳しくなったので合格したとか賞とった人が珍しくすごく泣いたね。やっぱり、厳しいのを突き抜けるから幸せが倍になってる。たくさん落ちるってのは、ある意味合格した人達に喜びをたくさん与えてるというか。あんなに大きな涙を見るのはね。最近は、合格してはしゃいで喜ぶっていうのがあったけど、みんな真っ黒い顔に涙ですーっと線引く姿があって。

◆今年で40周年になりますが、ここまで番組が続いた秘訣は?

萩本:主役が出演者だっていうこと。みんな、年をとらない。それがこの番組が長く続いた秘訣。司会者も若いのが1人足されてきて、いつも同じ鮮度で送れたからね。

香取:僕的には、40年続いた秘訣は17年前に僕が入ったからですね。1回だけと思ってたら、1回目の収録後に「次回はいつなんで」と言われて、「あれ?これ、このまま続くんだ!」って。そしたら17年もやらせてもらって。あとは、やっぱり欽ちゃんですね。

萩本:いや、途中もたないって思って辞めるって言ってた。それを支えたのが慎吾だよ。まちがいないよ。ところが、最初の5年ぐらい慎吾が驚くほど気をつかってきて不愉快だった。絶対自分で先に喋らない。だから、ときどきわざと遅れていく。それでやっとしゃべるようになって、次は脅すように先に出ていかないから自分でやってこいよってだんだんそうやってしゃべるようになった。いいやつと付き合ったって感じ。あとは、欽ちゃんをほっといて慎吾が「あ、欽ちゃんいたんだ」ってなるように、そういう番組にしてほしい。そしたら、うれしい。

香取:あとは、やっぱり欽ちゃんが元気でいてくれること。本当に何年か前、欽ちゃん危なそうだなって時期があって。そのあと急激に元気になって。これはまだ死なないなって(笑)

萩本:俺、100回までいられるかなって。出演者の名前が覚えられなくて…。

香取:あと、4回ですよ。本当に欽ちゃんが危なそうだったら、言ってもらって1年に4回やりましょう!

萩本:1年に4回やるようになったらなんか危ないと(笑)。

『第96回全日本仮装大賞』
◆萩本さんが不合格者に「また来てね」など声をかけるのが印象的でした。どんな思いで出場者に接しているのでしょうか。それを見ていた香取さんはどう思いましたか?

萩本:常連の人とかどんなに落ちても来てくれる、何度も落ちる人たちに必ず言うんですが「あなたたちがいるってことで合格した人もたくさん喜ぶんだから。こういう人、大事で私はありがたいって思ってますからまた来てね」ってお願いすると分かったように来てくれる。長いお付き合いの人たちが実は仮装を支えてくれた人だと感じてます。最後に必ず写真撮るんですよ、「お前が来てくれて本当に助かってるよ。ひどいことも言えるし」って言葉もゆるくなって言えるありがたい人ですね。

香取:「また来てね」って言って本当に来てくれるんですよ。子供とか大きくなるんですよ。すごいですよね。ひとつの番組として、共演者のタレントさんとかに「また来てね」って言うのとは違って、ロケで「またね」ってまた会えることって少ないけど、仮装の出場者の皆さんは「また来てね」って言って来てくれて、本当にどんどん成長の過程も見れて。大きくなったら一時仮装に出るのが恥ずかしくなってお休みしてたのに、またその上をいく大きさになってもう1回挑戦しにきたとか。小学生高学年ぐらいでちょっと恥ずかしくなるんですね。中学生になったらお父さんが1人で出るからその手伝いで僕も出ましたみたいな復活。そんな番組って他にないなって思いますね。

『欽ちゃん&香取慎吾の第96回全日本仮装大賞』
日本テレビ系
2月2日(土)後7・00

司会:萩本欽一、香取慎吾
審査員:梅沢富美男、久本雅美、ヒロミ、キムラ緑子、陣内智則、宮澤エマ、織田信成、宮路美穂(報知新聞記者)、みやぞん、市來玲奈(日本テレビアナウンサー)
ナレーター:堀敏彦(テレビ新潟アナウンサー)