安藤サクラ、広瀬すずに朝ドラバトンタッチ「朝ドラは特別なもの」

エンタメ総合
2019年03月27日

バトンタッチ

 NHK連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが行われ、『まんぷく』でヒロイン・福子を演じる安藤サクラと、4月1日(月)から始まる『なつぞら』のヒロイン・なつを演じる広瀬すずが出席した。

 先月末クランクアップした安藤に広瀬は、「毎朝『まんぷく』のオープニング主題歌とともにスタジオに入るという毎日で、私も撮影しながら、安藤さんは今大阪で撮られているのかなと想像したりしていました。朝ドラの撮影は大変な部分もたくさんあるので、お疲れ様でしたという気持ちでいっぱいです」とねぎらった。

 広瀬の言葉を受けた安藤は、「健康に気をつけて頑張ってというのが一番なんですけど、私も松下奈緒ちゃんから『ヒロインにしか分からない気持ちが絶対あるから』って言われたことがすごく心強くて。ヒロインは100人もいるんだから、困ったことがあったら誰かに電話して!私にも連絡してくれたら『頑張って』ぐらいは言えると思います」と。

 さらに「私が楽しく撮影できたのは周りスタッフの方々があったかかったから。奈緒ちゃんの言葉ですけど『ヒロインにはヒロインにしか分からない気持ちがある』というのを皆さんにも伝えたい。いつでも連絡してくきてください。夫も『なつぞら』に出ているから家の電話にでも(笑)。体に気をつけて頑張ってください!」とエールを送った。

 互いの印象について安藤は「初めてこんなにお話したのですが、テレビや映画で見て知ったような気持ちでいるからなのか、一回くらい食事に行ったことあるような感じ」と。広瀬は「私もその気持ちが分かる気がします。たくさん映画で拝見させていただいて、是枝裕和さんの作品を見てすごいなと思って、何日も安藤さんのお芝居を見て引きずって考えた事があったので、お会いできて光栄です」と語った。

 バトンタッチセレモニー恒例のプレゼント交換では、安藤が先週放送でも完成したばかりのまんぷくヌードル、広瀬からはとろーりチーズパンが贈られ、安藤が昨年のバトンタッチセレモニーで永野芽郁から引き継いだバトンを広瀬に渡した。広瀬からもらったパンをその場で口にした安藤は、「チーズがただ溶けているだけでなく、焦げの部分が…すみません食レポできないんですけど(笑)、めっちゃおいしいです。ありがとうございました。“まんぷくです!”」と笑顔で頬張った。

 続けて安藤は『まんぷく』と『なつぞら』で描かれる時代設定が近い事から「『なつぞら』の現場でまんぷくヌードルが見られたら、視聴者も朝ドラファンもうれしいと思います。同じ時代ならエキストラで福ちゃんはだめですか?通行人でも良いので(笑)」と同席した『なつぞら』磯智明CPに懇願していた。

 3月30日(土)に『まんぷく』は最終回を迎え、4月1日(月)から『なつぞら』がスタートする。広瀬は「まだ放送が始まる実感は全くなくて、もっと『まんぷく』見ていたいなって気持ちもあって。ネットニュースで見たことがあるこの景色の中に自分が居ることで、本当に放送が始まるんだなと実感しました」と決意を新たに。

 安藤は「まだ福ちゃんや萬平(長谷川博己)さんたちと一緒にいたい気持ちがあるのですが、朝ドラのヒロインをやったことでさらに朝ドラの魅力を一人の視聴者としても分かったので、『なつぞら』がすごく楽しみ。自分の撮影が終わってすごく感じるのは、こんなにも毎日視聴者の方と1つの作品を通して毎日何かを共有できるのは朝ドラにしかないこと。特別なものなんだと感じています」と朝ドラの魅力を語った。