瀬戸さおり「全力で演じたい」舞台『獅子の見た夢~戦禍に生きた演劇人たち』出演決定

エンタメ総合
2019年08月30日
瀬戸さおり

 女優の瀬戸さおりが、今年60周年を迎える劇団東演の記念公演「獅子の見た夢~戦禍に生きた演劇人たち」に出演することが決定し、コメントが到着した。

 2013年tpt「天守物語」(演出:門井均)で初舞台を踏み、「マッシュ・ホール」(演出:上村聡史)、「胎内」(演出:松森望宏)、「君が人生の時」(演出:宮田慶子)、「夫婦」(演出:岩井秀人)、「CHIMERICAチャイメリカ」(演出:栗山民也)、来年にはこまつ座「きらめく星座」(演出:栗山民也)出演を控えるなど着実に演技の幅を広げている瀬戸さおり。

 次回作として出演が決まった「獅子の見た夢~」では、劇団温泉ドラゴンのシライケイタが、堀川惠子渾身のノンフィクションを熱い戯曲に書き上げ、演出は内外で数々の作品を手掛けている文学座の松本祐子が務める。

 物語は第二次世界大戦中、演劇にも弾圧の波が襲う中、芝居を続けるために苦楽座を結成した丸山定男、そして演出家・八田元夫、劇作家・三好十郎、そこに集まった演劇人の芸術家としての闘いの日々を描く。瀬戸は劇中で、実在した森下彰子という女優を演じる。

<瀬戸さおり コメント>
堀川惠子さんの「戦禍に生きた演劇人たち」を読みましたが、戦禍に生きた作家と劇団員たちの苦闘や若き夫婦の悲劇などが丁寧に描かれていて、胸を打たれました。
この作品をシライケイタさんがどう戯曲に書き上げ、松本祐子さんがどのように演出なさるのか、今からとても楽しみです。
私は桜隊の女優、森下彰子を演じますが、できる限りの準備をし、全力で演じたいと思います。
演劇に人生をかけた人たちの生き様を、ぜひご覧ください。

<公演概要>
劇団東演 創立60周年記念公演「獅子の見た夢~戦禍に生きた演劇人たち」

原作:堀川惠子「戦禍に生きた演劇人たち演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇」(講談社文庫)
脚本:シライケイタ(劇団温泉ドラゴン)
演出:松本祐子(文学座)

出演:豊泉由樹緒、能登剛、南保大樹、奥山浩、星野真広、清川翔三、木野雄大、椎名啓介、古田美奈子、大川綾香、中花子、三森伸子・瀬戸さおり

公演スケジュール:11月16日(土)~28日(木)
劇場:東演パラータ