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松重豊が北川景子に言われた“忘れられない一言”とは

映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」公開記念舞台あいさつ

 映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」の公開記念舞台あいさつが行われ、主演の松重豊をはじめ、北川景子、濱田岳、山中崇、伊東四朗、細川徹監督が登壇した。

 本作が初の映画主演作という松重は「朝早くからこんなにたくさんの方に来ていただいてありがたい限り」と感無量の面持ち。「今まで百何十本という作品に携わってきましたが、台本は転売などされないためにクランクアップの日に破り捨てていたんです。でも、この作品の台本は宣伝などもありずっとかばんの中にありました。今日終わったら破り捨てるつもりだったのですが、だんだん愛着が湧いてきて。僕の棺桶に入れてもらおうかなと思っています(笑)」と本作への思いを語った。

 松重演じるヒキタの一回り以上年下の妻・サチ役の北川は「不妊治療がテーマではあるのですが、例えばご結婚されていない方や不妊治療の経験がない方などいろいろな方に楽しんでいただける作品なので、幅広い層の方に見ていただきたいなと思っていたら、今日は男性も女性も、若い方もお子さんもいらっしゃって。たくさんの方にこの映画が届いたんだとうれしい限りです」と語った。

 “受精大臣”というあだ名をつけられるほど子だくさんの担当編集者・杉浦役の濱田は「“受精大臣”という役名は参りましたよね~、なんて品のない!(笑)本当に温かくて悪人が出てこない作品なので、唯一のヒールとしてヒキタさんを追い込んでやろうと思ってやっていました(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。

 濱田とはこれまで上司と部下、先生と生徒といった関係の役が多かったという松重は「立場が対等な役だとこの男の小意地の悪さがものすごく鼻につきまして(笑)。芝居はうまいし、違う現場では西田敏行さんらも手玉に取って!同年代だったら本当に嫌な奴だろうな、皆さん気を付けてくださいね!」と。

 すると濱田は「なーんで営業妨害するんですか!あーびっくりしちゃうわ!」と返し、絶妙な掛け合いで会場を盛り上げた。

 ヒキタ夫妻の担当医を演じた山中は、撮影中の印象に残ったエピソードとして「撮影最終日に、ヒキタさんとサチさんが夫婦になっていく姿を見て、お二人がいとおしくて。よかったなぁ、すてきな夫婦だなぁと思ったら、オールアップのカットがかかった時に感極まって泣いてしまったんですね。そしたら松重さんが『お前、泣くの!?』って(笑)」と。

 松重は「劇中の先生役の時は難しい医学用語を冷静に話す先生だったのに、カットがかかったら泣き始めて、大丈夫かなこの人は…と」と笑った。

 サチの厳格な父親を演じた伊東は「皆さんはご不満かもしれませんね。私がお父さんではなく、おじいちゃんじゃないの!?って!お父さんです!実生活では娘がいないので、うれしかったですね」と撮影を振り返った。

映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」公開記念舞台あいさつ

 ここで、物語の中でのターニングポイントとなる『ヒキタさんの子どもに会いたい』というサチの一言にかけて、“忘れられない一言”についての質問が。松重が挙げたのは、撮影時に北川から言われた『そんなに年離れてましたっけ?』という言葉。「この作品が始まる前に、北川さんと夫婦役に見えるか悩んでいた時に言われて。その一言に乗せられて今日まで来ました!」と語った。

映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」公開記念舞台あいさつ

 北川は、19歳の時に森田芳光監督から言われたという『女優を辞めないでくださいね』という言葉を挙げ、「当時は若いし、やる気もあるし、辞めないよ?という感じだったのですが、壁にぶつかった時に立ち返る言葉になっていきました」と明かした。

 濱田は「演じる役柄のプレッシャーや難しさに悩んでいた時に、西田敏行さんから『僕はあなたのファンなので、のびのびしている姿を見せてください』と言われて。素直にうれしかったですし、頑張れと背中を押していただいた気がしました」というエピソードを披露した。

 山中は「20代半ばの時に、人のオーラを見る占い師の方に『あなたは物事に真面目だけどオーラがない!人にとっての踏み台よ!』と言われたことが忘れられないです。ちょっとトラウマだったりします」と明かし、会場から大きな笑いが起こった。

 伊東が挙げたのは、21歳の大学生の時に「アルバイトを辞めて芸能界に入ります」と言ったときの父親の『ふうん』というひと言。「今思うとそこには『大変だぞ芸能界は』とか『早く稼ぐようになって俺を楽にさせてくれ』とか、万感の思いが『ふうん』に込められていた」と語った。

 ここで、本作が11月7日から行われる「第39回ハワイ国際映画祭」のスポットライト・オン・ジャパン部門への招待が決定したことがMCから発表された。松重は「ハワイには行ったことないんですよ。ハワイ!やった!と思ってマネージャーに確認したら、「いや行きません」と言われて…」と少し残念がりながらも、北川と共に「ハワイの方にも楽しんでいただけたら」と語った。

 最後に、細川監督は「妊活・不妊治療というセンシティブで難しいテーマだけに、映画が出来上がるまでにとても時間がかかりました。でも難しいからこそ映画にしたい。笑ったり泣いたりしてもらえる作品が作れたことが感激です。もしかしたら『見づらいかも』と思っている方がいるかもしれないので、『そんなことないよ』って言っていただけるとうれしいです!」と。

 松重は「興行成績とか動員とか意識せずに来たのですが…昔、三谷幸喜さんと一緒に芝居をやっていまして、今ほど『記憶にございません!』のあの男が目の上のたんこぶだったことはない!なんとか三谷幸喜をここでぶっつぶしてやりたい!(笑)」と意外な因縁を語り、会場は大爆笑。

 そして「老若男女問わず、いろんな人がいろんな楽しみ方ができる映画だと思っています。気持ちが明るく、前向きになる映画です。ぜひ周りの方に宣伝していただけたら」と呼びかけた。

映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」公開記念舞台あいさつ

映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」
公開中

出演:松重豊、北川景子、山中崇、濱田岳/伊東四朗
脚本・監督:細川徹
原作:ヒキタクニオ『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(光文社文庫刊)
配給:東急レクリエーション

公式サイト:http://hikitasan-gokainin.com
公式facebook:https://www.facebook.com/hikitasan.gokainin
公式Twitter:https://twitter.com/hikitasan2019(@hikitasan2019)

©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会

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