森田剛、膨大な量のせりふに「受験勉強みたい」舞台「FORTUNE」1・13開演!

エンタメ総合
2019年12月03日

 舞台『FORTUNE(フォーチュン)』の制作発表会見が行われ、森田剛(V6)、吉岡里帆、田畑智子、根岸季衣、鶴見辰吾が登壇した。

 本作は、イギリスを代表する劇作家サイモン・スティーブンスの最新作。映画監督として成功を収めたが、幼いころの父親との出来事がトラウマとなり常に喪失感を抱えて生きいるフォーチュンを森田が演じる。そのフォーチュンが好意を抱く女性・マギーを吉岡、フォーチュンに接近し契約を持ちかけるルーシーを田畑、フォーチュンの両親を根岸、鶴見が演じる。

 森田は「実は何年か前にサイモンの戯曲をやらせてもらって。その時ものすごい苦労したんですね。そこにまた踏み込むっていうのはまた勇気のいることで、サイモンのより良い作品に、僕にとってもすごく刺激のある舞台なので、ぜひやりたいなって思いました」と出演が決まった時の心境を。続けて「日本初上陸で日本が一番よかったと思ってもらえるようにしっかりやりたいと思います」と意気込んだ。

 吉岡は「舞台は特に憧れの強いジャンルで、ずっと事務所の方に舞台がやりたいんですっていう話を何年もしてきていて、やっと『FORTUNE』という素晴らしい作品と出会えて、1つひとつ紡いでいく楽しさをすごくかみしめています」と心境を語った。

 サイモン・スティーブンスが脚本を担当した舞台に過去にも出演したことがあるという森田は「びっくりしたのはせりふの量。前回もそうだったんですけど、(多すぎて)忘れちゃうんですよね。本を読んで、あ、これだ、と(笑)。サイモン来たと痛感しました」と。さらに、せりふの覚え方について「皆さんどうしているのか分からないですけど、受験勉強みたいな感じですかね。机に向かって、とにかく読むという作業だと思います(笑)」と振り返った。

 本作の見どころを根岸は「すごく難しそうな話という印象を持たれるかもしれませんが、中には笑える要素もいっぱいあって、そういうものがスパイスとして盛り込まれていて、お楽しみいただけるところがあると思います」とコメント。続けて、鶴見も「見終わった後にかなりドーンとくるインパクトがこの演劇にはあると思うんです。それを人生の中にお持ち帰りいただければなと思います」とPRした。

 最後に森田は「日本初ということで皆さんが感じたことのない、見たこともないような舞台が見られると思います。ぜひ劇場に遊びに来てください」と呼びかけた。

 舞台『FORTUNE(フォーチュン)』は、2020年1月13日(月・祝)から3月1日(日)まで東京・長野・大阪・北九州の4か所で上演する。

東京芸術劇場プレイハウス
2020年1月13日(月・祝)~2月2日(日)

まつもと市民芸術館 主ホール
2020年2月7日(金)~9日(日)

森之宮ピロティーホール
2020年2月15日(土)~23日(日・祝)

北九州芸術劇場 大ホール
2020年2月27日(木)~3月1日(日)