国立科学博物館の貴重な剥製コレクションをVR博物館として公開!

エンタメ総合
2020年05月01日

 国立科学博物館(館長 林良博)は、標本収蔵庫に収蔵されている非公開の貴重なコレクションをVR博物館「THE WILDLIFE MUSEUM〜ヨシモトコレクションVR〜」として公開した。

 東京・上野にある国立科学博物館の地球館3F展示室「大地を駆ける生命」は、多くの哺乳類の剥製が立ち並ぶ人気の展示。その剥製の大半は、ハワイの実業家、故ワトソンT.ヨシモト氏(1909〜2004)より寄贈された約400点の「ヨシモトコレクション」の一部で、上野に展示されていない剥製は、通常は国立科学博物館筑波地区標本収蔵庫に収蔵されており非公開となっている。

「THE WILDLIFE MUSEUM〜ヨシモトコレクションVR〜」は、これらの非公開の剥製を自由に見学することのできるVR博物館。このVR博物館は、ヨシモト氏が1992年に開館した幻の私設博物館「WILDLIFE MUSEUM」をイメージしてVR空間に再現した。

 VR博物館の外観は、1992年にヨシモト氏が私費を投じて開館した博物館「WILDLIFE MUSEUM」そのもののイメージを完全に再現。建物内部に入ると、広大なバーチャル空間が開けていて、剥製がたくさん並んでいる。

 VR展示のため、実際の博物館の展示室では不可能なほど、目前まで近寄って、好きな角度から動物たちの体をじっくり観察出来る。また、ヨシモト氏が博物館を作るまでの自伝的な物語など、剥製の世界を理解して楽しむための解説も充実している。

 今回、公開される剥製は24体。これまで上野本館の常設展には展示されていない剥製がほとんどで、今後も新しい剥製を順次追加していく予定だ。

<THE WILDLIFE MUSEUMに展示する剥製>
アイベックス、アフリカスイギュウ、アルガリ、イボイノシシ、オリビカラカル、カンジキウサギ、キルクディクディク、サーバル、サバンナダイカー、ジェレヌク、シタツンガ、スナイロワラビー、セグロジャッカル、セスジダイカー、ダマジカ、ニルガイ、ハーテビースト(全身、頭部)、ピューマ、ブレスボック、ヘラジカ、モウコガゼル、ヤギ(和名 50音順)

THE WILDLIFE MUSEUMウェブサイト:https://www.kahaku.go.jp/3dmuseum/yoshimoto-vr/

<関連サイト>
国立科学博物館ホームページ:https://www.kahaku.go.jp/
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