篠井英介、椿鬼奴らが日本舞踊の優雅な動きで全身運動「日本舞踊体操」8・7スタート

エンタメ総合
2020年08月01日

『にっぽんの芸能』「日本舞踊体操」

『にっぽんの芸能』(Eテレ)で新コーナー「日本舞踊体操」が8月7日(金)からスタートする。

着物を着て優雅に舞う日本舞踊は、さまざまな筋肉を駆使する全身運動。この日本舞踊のエッセンスを抽出して、新たに体操として生み出したのが「日本舞踊体操」。

尾上流家元・尾上菊之丞が動作を考案し、東京大学名誉教授で“筋肉博士”として知られる石井直方が筋肉の働きを解説する。この体操を実演するのは、俳優で日本舞踊の名取でもある篠井英介、お笑いタレントの椿鬼奴、日本舞踊家の尾上菊透。

『にっぽんの芸能』「日本舞踊体操」

8月7日(金)放送の第1回は「肩」。「腕を回す」「羽ばたく」など舞踊の基本的な動作で肩回りをリフレッシュ。単純ながら、指先まで集中して行うことで呼吸と体のバランスを整えていく。

8月21日(金)放送の第2回は「足腰」。足を上げる運動と「おすべり」という動作を用いた足腰の運動。自分の体重を使う軽い負荷で回数を重ねることで、美しい姿勢に欠かせない筋肉を鍛える。

9月4日(金)放送の第3回は「ねじり」。日本舞踊独特の動き、骨盤を回す「ねじる」動作を学ぶ。股関節周りの筋肉を刺激しながら「花魁」になった気分で歩く。

『にっぽんの芸能』「日本舞踊体操」

指導・監修:尾上菊之丞 コメント

そもそも、日本舞踊の動きの中でどこの筋肉を使っているかを意識したことがありませんでした。今回ご一緒した石井直方先生から、動きによってどこの筋肉を使っているかを教わりまして、本当に細かくいろいろな筋肉を使っているということを新しく発見しました。

「日本舞踊体操」を踊る際のポイントは呼吸を止めないこと。少し難しい動きもあるかもしれませんが、ゆったりした呼吸を維持するのがまず大切です。それから日本舞踊は重心を低く保つのが基本ですので、膝が伸びきらないよう、常に少し曲げて腰を落としてください。最初のうちはきつくても、すぐに慣れるはずです。

篠井英介 コメント

日本の芸能が素晴らしいのは、70歳なら70歳の芸、80歳なら80歳の芸があること。そういう意味では今回も、基本は緩やかな動きなので、ご高齢の方たちにも無理なくできるのがとても良いなと思いました。
皆さんお着物ではなく普段の格好でなさると思いますが、本来日本舞踊の動きは着物を着て動く用にできているので、腕にタオルを乗せたり、バスタオルを腰に巻いてみるのがおすすめです。例えば、腕にタオルを一枚引っ掛けてさも袂があるかのようにひと工夫すると、この動きで着物の袂が揺れるのだと感じることができ、面白みや楽しさが増すと思います。

椿鬼奴 コメント

日本舞踊は初めてです。最初にお話を頂いた時はなんで私なんだろうと思いました。視聴者の方の代表として選ばれたのではないかと思っています。
日本舞踊体操は動きが派手なわけでも、速くもないんですけれど、すごく疲れました。とくに足のふくらはぎ、もも裏、背中など、背面の筋肉痛が始まっているので、体幹にすごく良いんだと思います。日本舞踊体操をする際に一番は大切なのは、気持ちや表情ではないかと思います。臆せず、私は日本舞踊をやっていますという気持ちでいると、顔や動きに出ると思います。

番組情報

『にっぽんの芸能』
Eテレ
毎週(金)後11・00~11・55

©NHK