浜中文一「何とかここまでこれたなっていう感じです」舞台「スケリグ」開幕

エンタメ総合
2020年08月03日

舞台「スケリグ」のゲネプロ&取材会が都内で行われ、浜中文一、金子昇、瀬戸カトリーヌ、演出家のウォーリー木下が登壇した。

 「スケリグ」は、1998年にイギリスのデイヴィッド・アーモンドによって書かれた児童書を原作に、ウォーリー木下が演出を務め、19年の初演を迎えた。今回ファン待望の再演となり、主演は初演に続きスケリグを演じる浜中文一。また、スケリグと出会う少年・マイケルを大東立樹(ジャニーズJr.)が演じ、マイケルのパパとママは前作に続き、金子昇、瀬戸カトリーヌが演じる。

浜中は、再演が決定した時のことを「僕が聞いた時はちょうど年末のころやったんで、“すぐに?”みたいな感覚でしたね。それでいざやるってなった時にこういう状況になって、明日以降もどうなるかわからない不安定な状況が続きますけど何とかここまでこれたなっていう感じですね」とコメント。

同じく続投となった金子は、「僕で小さい役を入れると5役くらいやっているんですね。ここ終わったら次なんだっけとか、稽古期間中は段取りを思い出すのに必死でした。今日も怪しいところがあったり…」と明かすと、瀬戸も「今日、金子さんと額縁を持って出るシーンがあったんですけど。金子さんがいなくて。ふと見たら金子さんフクロウを持ってスタンバイしてました。そのぐらい全員が忙しい」と舞台裏の様子を。

 浜中も8役を演じているということで具体的にアピールしたい役を聞かれると「皆さんはもしかしたら気づいてないかな…絶対気づいてないと思うんですけど。サッカーボールの少年をやってます」とニヤリ。しかし、金子から「あれは分かるよ。一人だけ青白い少年がいるから()」とツッコミを入れられ、「え? 分かります?」ととぼける一幕も。

最後に、浜中は「やっぱりこういう状況の中で見に来られる方は勇気がいるというか。簡単に見に来てくださいとも言えない中で、見に来てくださる方々には本当に感謝しかないです。なので、皆さんが変なストレスなく安心して見られるように僕たちも精いっぱいやります」とメッセージを送った。

撮影:岡千里