「坂元裕二 朗読劇2021」開幕!高橋一生×酒井若菜「忘れえぬ 忘れえぬ」を上演

エンタメ総合
2021年04月15日

坂元裕二の作・演出による 「坂元裕二朗読劇2021」が、4月13日(火)に東京・よみうり大手町ホールにて開幕。初回公演として、高橋一生×酒井若菜による「忘れえぬ 忘れえぬ」が上演された。以下、オフィシャルレポートを掲載する。

今春スタートしたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をはじめ、『カルテット』や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画「花束みたいな恋をした」などのヒットで知られる脚本家の坂元裕二が作・演出を手掛ける「坂元裕二 朗読劇2021」。

今回は、過去にさまざまなキャストが演じてきた「カラシニコフ不倫海峡」「不帰の初恋、海老名SA」の2作に、本公演のために書き下ろされた「忘れえぬ 忘れえぬ」を追加し、1公演につき3つの物語から1つを上演する。

高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子林遣都×有村架純風間俊介×松岡茉優福士蒼汰×小芝風花仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演が、4月13日(火)によみうり大手町ホールで幕を開けた。

高橋一生と酒井若菜による初回公演「忘れえぬ 忘れえぬ」は、問題を抱える少年の最里(もり)と少女の木生(きお)が、とある場所で出会い、いくつかの夏を越えていく様子を描いた作品。彼らを取り巻く環境や登場人物の雰囲気は、そのやりとりから知ることとなる。

時間が経つにつれてキャラクターの輪郭がくっきりと浮き出て、彩度があがっていくような物語を、ステージ上で台本を手にした高橋と酒井が、純粋かつ巧みに演じていく。さまざまな出来事を通じて起こる2人の変化や成長を声だけで伝えることで、聞き手の想像を掻き立て、ラストへと繋いでいく姿が印象的だ。

主人公である最里と木生は舞台の上の2人が紡ぐ言葉によって誕生し、1時間半をかけて進んでいくが、演じる役者によってその印象はがらりと変わっていくだろう。そこが「坂元裕二 朗読劇2021」の面白さであり、奥の深さなのだと改めて感じずにはいられない公演となった。

東京・よみうり大手町ホールでは、4月25日(日)までの期間中に全6組のキャストが日ごとに出演。続く4月28日(水)〜5月2日(日)の大阪・松下IMPホールには風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花が、5月7日(金)と8日(土)の北海道・道新ホールには、風間俊介×松岡茉優が登場する。詳細は公式サイトを参照。

公演情報

坂元裕二朗読劇2021「忘れえぬ 忘れえぬ」「初恋」と「不倫」
2021年4月13日(火)〜4月25日(日)東京・よみうり大手町ホール
2021年4月28日(水)〜5月2日(日)大阪・松下IMPホール
2021年5月7日(金)〜5月8日(土)北海道・道新ホール

公式サイト:http://www.sakamotoroudoku.com

●photo/熊谷仁男