藤原竜也「役者がすべてを投げうって挑む舞台を感じて」『いまこそ、シェイクスピア』

エンタメ総合
2021年05月11日

『いまこそ、シェイクスピア』(BSプレミアムほか)が5月15日(土)に放送決定。出演者の吉田鋼太郎、中嶋朋子、藤原竜也からコメントが到着した。

新型コロナウイルスが猛威を振るういま、演劇界で1人の人物が話題になっているという。それは、ウィリアム・シェイクスピア。今から400年あまり昔、シェイクスピアが生きていた当時、“黒死病”と呼ばれ恐れられたペストによって社会は混乱を極めていたそうだ。

そんな時代に、作品を通じて人々に生きる意味を訴えかけたシェイクスピア。性別も年齢も貧富の差も関係なく、無差別に人命が奪われた状況は、新型コロナウイルスの脅威にさらされる今と近いのかもしれない。

「難解」と敬遠されがちなシェイクスピア作品だが、人々の不安や恐怖を掘り下げた彼の演劇は、ペストを恐れる当時の人々に希望を与え、道しるべとなったという。

番組では、そんな作品たちを分かりやすく解説し、そこに込められたシェイクスピアのメッセージを浮き彫りに。さらに、有名な「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」に秘められた知られざる真実も明らかにする。

なにより、最大の見どころはシェイクスピア作品をこよなく愛す俳優陣のアツ過ぎるトークだ。出演するのは、日本屈指のシェイクスピア俳優で「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の芸術監督でもある吉田鋼太郎。

17歳で「ロミオとジュリエット」のジュリエット役を熱演し、以来7作品に出演してきた中嶋朋子。日本の演劇史上、最年少となる21歳で「ハムレット」のハムレット役に挑み、以来5作品に出演した藤原竜也の3人が、スタジオでシェイクスピアの魅力を深く掘り下げていく。

放送にあたり、吉田は「シェイクスピア劇のメッセージは『最後は大丈夫だよ。乱れていた調べが、最後にはちゃんと元に戻るよ』というもの。新型コロナウイルスで大変ないまこそ見る価値があるし、見てほしい作品ばかりです」と。

藤原も「シェイクスピアを演じるときは本当に大変で、家に帰ってもセリフのことが頭から離れず、テレビなどの生活音がノイズにしか聞こえなくなることもあります。そんな、役者がすべてを投げうって挑む舞台をぜひ、感じてほしいです」とそれぞれ視聴者へメッセージを寄せている。両名と中嶋からのコメント全文は、次ページを参照。

そのほか、番組内では大竹しのぶ、市川正親、市川猿之助、横田栄司ら豪華俳優陣もVTR出演。おのおのがシェイクスピア作品への思いを語る。

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