『世界遺産』“奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島”を2週にわたって放送

エンタメ総合
2021年08月13日
西表島の渓流

8月22日、29日(日)の『世界遺産』(TBS系 毎週(日)後6・00)で、世界遺産に登録が決まった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が放送される。

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」がある琉球列島は日本列島の南西、約1000キロにわたって連なる多数の島々で形成されている。今回、自然遺産として登録された4島の大きな特徴は、海底の火山活動や海底の隆起によって生まれた島ではなく、太古の地殻変動によってユーラシア大陸から分離して出来た島であること。そのため大陸では滅んでしまった生物も生き残っており、それぞれの島々の環境が長い年月の中で独自の植生、動物相を多数育んできた。

4島は、奄美大島、徳之島に生息するアマミノクロウサギ、沖縄島北部のやんばるの森に生息するヤンバルクイナ、西表島に生息するイリオモテヤマネコなど、絶滅が危惧されている貴重な生きものたちの生育地であり、今後もこれら多くの希少種の生物多様性を保全するうえで、世界遺産への登録は重要な意味を持つ。

日本政府はユネスコへ自然遺産候補として4島を推薦したが、2018年の世界遺産委員会(新しい世界遺産を決めるため、ユネスコが毎年開催する国際会議)では登録区域などの見直しを理由に登録延期勧告を受け、昨年の世界遺産委員会はコロナ禍で延期。今年7月の世界遺産委員会で、ようやく3年越しの世界遺産登録を果たした。

番組では、昨年から取材を開始。4つの島の独特、かつ壮大な自然を送る。22日は「西表島と沖縄島北部」編、29日には「奄美大島と徳之島」編を放送。それぞれの島が形成する大自然を美しい映像で紹介する。

南日本放送(MBC)担当ディレクター・北原由美 コメント

2018年の登録延期から3年越しに実現した世界遺産登録。ふるさとの自然の価値が世界に認められたということで、地元も大変喜んでいます。私たちも今回の撮影で、同じ日本でありながら本州や九州とは違う植生や特異な生態系、ダイナミックな景観など、あらためてその懐の深さに気づかされました。日本の南の小さな島々の魅力を多くの方に届けたいという思いで、撮影しました。

プロデューサー・堤慶太 コメント

世界遺産にはいろいろな島があるのですが、大体が海底の火山活動で生まれたものか、海底が隆起して出来上がったものです。しかし、今回の「奄美・沖縄」の島々がユニークなのは「元々はユーラシア大陸と地続きだったものが、分離して島になった」という点にあります。イリオモテヤマネコも地続きだった時代に島にやってきた種ですし、「生きた化石」といわれるアマミノクロウサギも地続きだった頃の生き残りです。大陸など他の地域ではいなくなってしまった生きものも、まるで「ノアの方舟」のようにこの島々には生きています。何万年もかけて地球が変化し、島という閉ざされた環境の中で生き残り独自に進化した生きものたちの姿。悠久の時の流れを感じることができる世界遺産です。ご期待ください。

『世界遺産』番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/heritage/
『世界遺産』公式 YouTube チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCiBzP94GzT4C_aZ6-lw8zSA/featured?view_as=subscriber

©TBS

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