22年度後期朝ドラは『舞いあがれ!』空に憧れるヒロイン・舞を桑原亮子が描く

エンタメ総合
2021年08月27日

2022年度後期連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合ほか)の制作が決定し、脚本を桑原亮子が手掛けることが発表された。

107作目となる連続テレビ小説『舞いあがれ!』が描くのは、1990年代から今。ヒロインがものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマだ。

タイトル『舞い上がれ!』には、本作のヒロイン・舞がどんな向かい風も全身で受け止め、さらに高く舞いあがるというイメージが込められているという。さまざまな困難に翻弄されることも多い今、空を見上げて飛ぶことをあきらめないヒロインの物語を通して、明るい未来への希望を届けていく。

脚本は、2020年にNHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』で初めて連続ドラマの脚本を担当し、第46回放送文化基金賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞を受賞した桑原亮子が担当する。

制作統括を務める熊野律時は「コロナ禍やさまざまな災害に見舞われている今、どんな物語を作っていくのかを、脚本の桑原さんと話し合いました。『空を飛ぶことを夢見るヒロインはどうですか?』桑原さんの言葉にハッとしました。空を飛ぶには向かい風が必要です。色んな人生の逆風を受けながら、高く飛ぼうとするヒロインのイメージがパッと浮かびました」と本作の誕生秘話を明かした。

桑原は「このドラマのヒロインも、辛いことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています」とメッセージを寄せた。桑原からのコメント全文は、下記を参照。

桑原亮子 コメント

桑原亮子

ある飛行士が「パイロットはいい仕事だと思う」とおっしゃった時、即座にさまざまな理由を予想しました。外国へ行けるから? やりがいのある仕事だから? 再就職しやすいから? 予想はどれも外れました。答えは「空を見上げる仕事だから」。
パイロットは飛行機に乗る前、空を見上げて天候などをチェックします。必要に迫られて空を見上げているうちにいつのまにか元気が出てくる、だからいい仕事なのだそうです。
このドラマのヒロインも、辛いことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています。

番組情報

2022年度後期 連続テレビ小説
『舞いあがれ!』

<スタッフ>
作:桑原亮子
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正・野田雄介・小谷高義・大嶋慧介 ほか

©NHK