A.B.C-Z橋本良亮らが“ROCKバカ芝居”に挑む!塚田僚一からは「バトンタッチします」とエールも…音楽劇「逃げろ!」取材会

エンタメ総合
2023年02月05日
音楽劇「『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~」左から)佐藤流司、橋本良亮

橋本良亮(A.B.C-Z)、佐藤流司らが出演する音楽劇「『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~」が、2月10日(金)に福岡で開幕。それに先駆け、コメント取材会と公開ゲネプロが2月3日に開催され、橋本と佐藤をはじめ、渡邉美穂、弓木大和らメインキャストが登壇した。

モーツァルトの3本の傑作オペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」の台本を書いた、イタリアの詩人で台本作家・ロレンツォ・ダ・ポンテの奇想天外な“逃げる”人生を、史実をもとにロック・アレンジされた疾走感あふれる音楽にのせて、鋭く描きだす本作。

主人公・ロレンツォ・ダ・ポンテ役を橋本良亮が、天才作曲家・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを佐藤流司が熱演。自由奔放なイタリア人女性・ココ役の渡邉美穂、ダ・ポンテがイタリアからウィーンに逃げ出す途中に出会った少年・バレッラ役の弓木大和をはじめ、内河啓介、細見大輔、篠井英介、村井國夫という多彩な実力派俳優陣が顔を揃えている。

そして、ここ数年ロックテイストの舞台作品に意欲を燃やす上演台本・演出の鈴木勝秀が、最も信頼を置く大嶋吾郎の音楽・演奏と共に、“ROCKバカ芝居”の集大成に挑む。

このたび、そんな本作のコメント取材会と公開ゲネプロが2月3日に開催され、橋本と佐藤をはじめとするメインキャストが登壇。上演に当たって、橋本はこの作品の魅力を「僕ら1人ひとりがセットのようでもあり、まるで飛び出し絵本のよう」と表現する。

続けて「モーツァルトはきっと誰もが知っていると思うのですが、ダ・ポンテという人物はあまり知られてないと思うんです。なので、僕自身も最初にこの役を演じると聞いた時は、どのような人物か分からなかったので不安もありました」と吐露。「陽気な人柄で、演じるのは難しいですが頑張ります」と意気込みを述べた。

音楽劇「『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~」橋本良亮

いっぽう、佐藤は「公演自体は2時間以内におさまる予定ですが、それ以上のボリュームがあると思います。みんなせりふ量も多く、感情などいろいろなことが目まぐるしく動き回りますので、おおいに楽しんでいただけるのでは」と自信を見せる。

本作で唯一の女性キャストである渡邉は、「ちょっと人見知りなのもあり、最初は馴染めるかどうか不安だったのですが、皆さん本当に優しく、たくさん話しかけてくださって。特に、橋本さんには毎日『ココ、元気か?』『ココ、今日はよく眠れたか?』と声をかけていただき、緊張が解れたので、本当にすてきな座長だなと思いました」と、橋本の座長ぶりを称賛した。

また、記者から「上演に当たってA.B.C-Zのメンバーから連絡はあったか」と問われた橋本は、「特に何も言われていないです(笑)」と告白。「でも先日、塚ちゃん(塚田僚一)が舞台をやっていたのですが、それが終わった時に『塚ちゃん、お疲れさま』と言ったら、『次ははっしーだから頑張ってね。バトンタッチします』みたいなことを言ってもらいました」と笑顔を浮かべた。

最後は、「僕がこの作品で感じたテーマがあります。それは、劇中のせりふにもありますが『ヤバくなったら、逃げろ!』という言葉です。コロナ禍もあり、日々苦しいこと、つらいことがいろいろありますが、悩まずに、本当にヤバくなったら逃げ出していいんだ、と」と思いを投げかけた橋本。

「210日(金)に福岡で初日を迎えて、大阪、東京公演とあります。全17公演、最後までこのメンバーで怪我なく頑張っていきますので、皆さん、応援をよろしくお願いいたします!」とファンへメッセージを寄せ、取材会は締めくくられた。

音楽劇「『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~」

公演情報

音楽劇『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~
2023年2月10日(金)〜2月12日(日)福岡・キャナルシティ劇場
2023年2月17日(金)〜2月19日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2023年2月21日(火)〜3月1日(水)東京・新国立劇場 中劇場

出演:橋本良亮(A.B.C-Z)/佐藤流司/
渡邉美穂、弓木大和、内河啓介、細見大輔
篠井英介/村井國夫

公式HP:https://nigero-stage.com/