令和6年能登半島地震の被災地でMISIAが炊き出し支援を実施「被災地に何が必要なのかを学び、これからも携わっていきたい」

エンタメ総合
2024年01月23日
●photo/リズメディアスタッフ
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1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災地で、MISIAが炊き出しの支援を行った。

先週末の1月20日(土)・21日(日)に福井県で「25th Anniversary MISIA 星空のライヴXII Starry Night Fantasy」を開催し、13,000人を動員したMISIA。北陸で多くの人を勇気付けたいとライヴに臨んだMISIAだったが、「もっと被災者の力になりたい」という希望から、現地の関係者に必要な支援を聞き取り、ライヴ翌日に地震被害が最も大きかった能登半島で炊き出しの支援を行うことを決めたという。

石川県は、2011年に津幡町で「MISIAの森」がスタートして以来関わってきた、MISIAにとって縁の深い場所で、実施に向けても事前に地元の自治体や避難所と細かく調整。これまでも被災地で炊き出し支援を多く行ってきた「RACCOS BURGER」のスタッフと、地元「金沢レインボープライド」チームの協力を得た上で、珠洲市と能登町の避難所として使われている2つの学校で昼食と夕食、計500食分のカレーを準備した。

●photo/リズメディアスタッフ
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炊き出しには、俳優の小出恵介も参加。サプライズで訪問して炊き出しに参加する2人に、避難している人々も驚いた様子を見せていたが、一緒に写真を撮ったり、会話をしたりする中で、「来てくれて本当にうれしい!」という声がたくさん聞かれたそうだ。

珠洲市では避難所の中や授業中の教室なども案内してもらい、MISIAは福井のライヴ会場から運んできたツアーグッズのタオルなどを直接手渡しながら、「体をお大事にしてください」「つらい中でも希望を持つことを忘れないでね」などと、1人1人に声をかけていった。

●photo/リズメディアスタッフ
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避難所によっては今も断水が続いていて、避難者は不便な生活を強いられている状況。暖を取るための灯油や下着や肌着などの日常生活に必要なものも足りていない。避難所に向かう途中も、多くの家屋が倒壊していたり、道路が至るところでひび割れていたり、復旧までには相当な時間がかかりそうな様子が見受けられた。それでも、多くの支援物資が被災地に続々と運ばれている様子や、避難所を運営する人々の細かな心配りなど、復興や人の支援に対しての温かな動きも知ることができたようだ。

能登地方では明日からまた厳しい寒さが予想されており、MISIAも避難者の健康を気遣いながら、「被災地に何が必要なのかを学び、これからも携わっていきたい」と語っている。MISIAからのメッセージは以下に掲載。

●photo/リズメディアスタッフ
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MISIAメッセージ

どんな形でみなさんの力になれるかを考えていた。温かく作りたてのご飯を喜んでくださったことがうれしかった。実際に見ないと分からないことも多かった。被災された方は不安な中で過ごしていらっしゃると思うが、まずはお元気でいていただきたい。私も被災地に何ができるか考えていきたいし、被災地で何が必要かをいろいろな人が学び合って、助け合っていけたらいい。

※今回の炊き出しは、地元の自治体や避難所と調整の上で、移動・実施をしています。
※避難者や子どもたちの写真は許可を取った上で使用しています。