Travis Japan七五三掛龍也&吉澤閑也、ミュージカル「ダブリンの鐘つきカビ人間」W主演!東京・大阪にて7月上演【コメントあり】

エンタメ総合
2024年03月20日
「ダブリンの鐘つきカビ人間」上段左から)小松利昌、入野自由、中村梅雀、松尾貴史、コング桑田、竹内將人 下段左から)伊原六花、七五三掛龍也、吉澤閑也、加藤梨里香

Travis Japanの七五三掛龍也と吉澤閑也がW主演を務める、PARCO&CUBE produce 2024 ミュージカル「ダブリンの鐘つきカビ人間」が、7月3日(水)より東京・大阪にて上演。七五三掛、吉澤をはじめとするキャスト陣とスタッフからコメントが到着した。

これまでPARCO劇場で「人間風車」「MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔人〜」「Shuffle」「みんな昔はリーだった」「恐竜と隣人のポルカ」「スリー・べルズ」など、傑作を生み出して来た後藤ひろひと。ユーモアと切なさと残酷さが混じり合ったダークファンタジーを得意とし、物語の力と個性際立つ登場人物の造形で観客を異世界にいざなってきた。

これら傑作の中でも、特に大きな笑いと恐怖と感動で観客の心を揺さぶり、その世界に引き込み、怒濤ののクライマックスに向かう作品が「ダブリンの鐘つきカビ人間」。2002年、2005年、2015年と上演を重ね、観客を魅了してきた伝説の舞台だ。この笑いと恐怖と感動を詰め合わせた宝箱のような作品が2024年夏、新たにミュージカルとして生まれ変わる。

脚色・演出は、ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズ、「SHOWBOY」、PARCO劇場公演「粛々と運針」など、ミュージカル、ストレートプレイ、ノンバーバルパフォーマンスまで幅広く演出を手掛け「東京2020 パラリンピック」開会式の演出でも世界的に注目を集めたウォーリー木下。後藤の笑いと恐怖と感動の物語に新たな色彩と音楽の魔法をかける。

音楽および音楽監督は、ケルト音楽にも造詣が深く、リリカルな楽曲を手掛けている中村大史が担当。温かくもどこか悲しげなケルトの音色とポップで心躍る楽曲により作品世界をさらに豊かに盛り上げ、その魅力を引き出していく。

物語の世界の街に住む「カビ人間」役には、これまでにミュージカル「ハル」や舞台「いまを生きる」など舞台作品への出演を経験してきた七五三掛龍也。物語の世界に迷い込む「聡」役には、Travis Japanの楽曲の振付も数多く担当するなどダンススキルにも定評のある吉澤閑也。ミュージカル初出演となる吉澤が、七五三掛と共にポップでダークなファンタジーの世界に息吹を吹き込む。

町中にはやった奇妙な病のせいで思っていることの反対の言葉しか話せなくなった「おさえ」役には、2018年の女優デビューから現在に至るまで次々に話題作に出演している伊原六花。聡と共に物語の世界に迷い込む「真奈美」役には、舞台を中心に目覚ましい活躍を見せる加藤梨里香。カビ人間とおさえ、聡と真奈美、2組のラブ・ストーリーの行方にも注目だ。

また、「戦士」役には声優にとどまらず、映像・舞台・歌手と多岐にわたって活躍する入野自由、「神父」役にミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」でもその存在感で異彩を放っているコング桑田。

「親衛隊長」役に数々のドラマ・舞台で引く手あまたな名バイプレイヤーの小松利昌、「天使」役に子役を経て、東京藝術大学・英国王立音楽院で学んだ確かな実力でミュージカル俳優として活躍している竹内將人。

「市長/老人」役にTV・ラジオはもとより、映画・舞台、イベント、エッセイ、イラストなど、幅広い分野で多才ぶりを発揮している松尾貴史、「おさえの父(ジジイ)」役に9歳で初舞台を踏み、24歳で歌舞伎の名跡を継ぎ、今では時代劇のみならず現代劇にもその柔軟な演劇で魅了する中村梅雀といった、手だれの顔ぶれがそろった。キャスト・スタッフからのコメントは下記に掲載。

作・後藤ひろひと コメント

まるで”病気の街”のような劇団にいた。団員は皆、容姿も個性も独特で、私は常にそれらの特性を生かした脚本を書こうと努力しした。その劇団を退団する時に書いたのがこの作品だ。なので私はこの作品に”病気の街”への別れのメッセージを込めた。
ほんの数年前、地球全体が”病気の街”になった。深い悲しみや不思議な光景が世界を覆った。そんな”病気の街”にも終わりが来た。だからこの作品が帰って来たのだろう。

脚色・演出 ウォーリー木下 コメント

僕が演劇を始めた頃に衝撃を受けた劇団の1つが遊気舎でした。後藤さんの作るワールドと俳優陣の縦横無尽でむちゃくちゃな演技は、まるで現代版の見せ物小屋、毎公演恐ろしくも楽しみに見に行っていました。その中でも「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、驚くほどにくだらなくて温かく、そしてグロテスクで美しい舞台でした。
ミュージカルにしたいと言ったのは僕です。理由は6つあります。一つ目は、骨の太い物語。どれだけ演出を変えてもぶれない強さ。ミュージカルにとって物語は最も大事な要素です。二つ目は、あ文字数。

音楽/音楽監督 中村大史 コメント

ユーモアと切なさと残酷さが混じり合ったダークファンタジー、それはそっくりそのままケルトの神話性、僕が好きなアイルランド音楽がひそやかにまとう空気感につながります。
言葉にしがたい、信仰にも通ずる思いを、ユーモラスな言葉のからくりをモチーフに、言葉を駆使して語られる物語。
今作のために力を尽くす全てのメンバーの魅力が舞台上に集結したとき、そこにはどんな音楽が聞こえるのか。耳を澄まして鋭意作曲中です。3人のアイルランド音楽演奏家による生演奏でお届け致します。

七五三掛龍也 コメント

カビ人間を演じます七五三掛龍也です。歴史あるこの作品に参加させていただけること、僕自身舞台出演が久しぶりなので今からワクワクしています。前回カビ人間を演じていた佐藤隆太さんはお世話になっている先輩で、出演が決まった時運命だと思いすぐ連絡しました。
今回、後藤ひろひとさん作の、演出がウォーリー木下さんで、さらにミュージカルになるということで新しい「ダブリンの鐘つきカビ人間」になるのかなと楽しみにしています。作品を通してユーモアや切なさ、感動のエンターテインメントをお届けできればと思っています。

吉澤閑也 コメント

自分はお芝居をしっかりさせてもらうのは今回が初めてなので、自分が思う聡というキャラクターを出せたらと思います。
そしてご来場いただける方々がのめり込めるような作品にできたらうれしいです。

伊原六花 コメント

この作品のとりこになるまでに、少しの時間も必要ありませんでした。それほど、脚本の持つすさまじいパワーと、醜悪さと美しさの世界観に魅了され、この作品に出会えた高揚そのまま、気づけば過去に上演されたDVDを全て見終えました。
たくさんの方の心に刺さり、愛され、何度も上演を重ねている名作に参加させていただけること、本当に光栄です。
心から愛を込めて、皆さんにお届けできる日まで丁寧に向き合っていきます。この作品に出会ってもらえますように。お楽しみに。

加藤梨里香 コメント

真奈美役で出演致します、加藤梨里香です。
「ダブリンの鐘つきカビ人間」初のミュージカル化。ウォーリー木下さんによってどんな魔法がかかるのか、どんな音楽に出会えるのか、そして豪華で彩り豊かな共演者の皆さまとご一緒できることを、私自身とても楽しみにしています。真奈美は聡と一緒にカビ人間たちが生きる不思議な世界に迷い込みます。何に対してもひるまず好奇心にあふれ、アクティブな印象を受けました。ポップでダークなこの不思議な世界で暴れ回れることを期待してお稽古を待ちたいと思います。
この夏、劇場でお会いしましょう! お待ちしております。

入野自由 コメント

後藤ひろひとさんの書かれたせりふをしゃべることができる! と、個人的にとてもワクワクしています。その反面とても不安でもあります。自分にできるのかと…。この不安は、七五三掛さん、吉澤さんをはじめとしたすてきなキャストの皆さまと共に、消し去れるよう頑張ります。そして、ウォーリーさんの手によって、新しくミュージカルとして生まれ変わり、何が起きるのか、体当たりで楽しみたいと思います。
劇場でお待ちしています。

コング桑田 コメント

やった!!
1998年、わが師 中島らも作品「こどもの一生」から始まったPARCO&CUBE produce公演についに呼んでもらえた!
そして、勢いのあるトラジャのお2人と話題の女優さん、関西小劇場のすてきな仲間の脚本家作品のミュージカル版で、演出家、役者との久しぶりの共演も。
しかも映画「ブルース・ブラザーズ」でソウルミュージックの師、帝王ジェームス・ブラウンが演じたような神父役。
最高にうれしいです。
ダイナマイトソウル届けます!!

小松利昌 コメント

残酷で美しい、面白ダークファンタジーの今作。実は過去2回ほど劇場で観劇した大好きな作品です! このいびつな世界の住人になれる幸せをかみしめております。しかも今回はミュージカルですってよ! ウォーリー演出の魔法で全く新しい作品に生まれ変わる予感がして、今から稽古が楽しみです!
大切な人をもっと、大切に思える時間を、みんなで過ごせたら。

竹内將人 コメント

初めて天使のようなキャラクターに挑戦するのでとてもワクワクしています。「ダブリンの鐘つきカビ人間」と言えば、ダークファンタジーでありながらコメディな作品です。この奇妙な世界にぴったりな個性豊かなキャストの皆さまと共に、観客の皆さまがこの世界から抜け出せないほど没頭していただけるよう、作品作りに励みたいと思います。どの夏よりも熱く、奇妙な世界へ皆さまを誘います。
劇場でお待ちしております!

松尾貴史 コメント

この作品が最初に上演されたのは、作者の後藤ひろひとさん演出による劇団遊気舎の公演だったと記憶しています。幸運にも観劇できた時は、小さな劇場で何とさまざまな要素が詰まった世界を見せてくれるのかと舌を巻いたものでした。
その後PARCOで上演されたG2さん演出のバージョンも拝見し、すてきな世界観に参加しておられる皆さんがうらやましく、まぶしく拝見していました。
今回はまた新しい演出になるそうで、念願(と言うと少し違和を覚えますが)の作品に参加できる幸運をひしひしと感じています。

中村梅雀 コメント

実に、私にとっては32年ぶりのミュージカルです。意味深いすてきな作品に出演できて、とてもうれしいです。身に降りかかったさまざまなことを、受け入れざるを得ない世界で、目が見えないことで見た目ではなく真の心が見えたり、自然の変化を敏感に感じたり。聞こえている言葉に惑わされずに本心を探ったり。そこには、愛がありますね。ジジイは悲しい役ですが、私にいろいろと学ばせてくれます。 空気の変化をたくさん感じて、演じたいと思います。

ストーリー

とある山中。中世のアイルランドを思わせる不思議な土地、そして音楽…。
旅行中の聡と真奈美は霧のために立ち往生し、ある老人の住む山小屋に一夜の宿を求めた。
問わず語りに老人が語る昔話に、だんだんと心を奪われていく。

むかしむかし。
この土地を不思議な病が襲ったときのこと。
病の症状は人によって違っていた。指に鳥が止まってしまう病。天使の羽が生えてしまう病…。
そんな中でも、最も不幸な病に冒されたのが、心と体が入れ替わり、心は水晶のように美しく、しかし誰も近付きたがらない醜い容姿となったカビ人間。
カビ人間は、その容姿から村人たちに疎まれ、ただ一人で鐘を撞いている。
そんなカビ人間とある日、出会ってしまったのが、思っていることの反対の言葉しか話せなくなった娘・おさえ。最初はカビ人間におびえていたおさえだが、その美しい心に触れて、徐々に彼に心を開いていく。
しかし心引かれれば引かれるほどに、おさえの口から出るのはカビ人間への罵倒の言葉。
やがてその言葉が、カビ人間を窮地に追い詰めていく…。

一方、聡と真奈美は、老人の話に夢中になっている間に、気がつくとこの不思議な世界の中に入り込んでいた。
そして、病を治すのは伝説の剣・ポーグマホーンであることを市長から教えてもらった真奈美は尻込みする聡を引っ張って剣を探す旅に出る。
その頃、おさえの罵倒の言葉を信じ込んだ村人たちによって、追い詰められていくカビ人間。
ポーグマホーンと不思議な歌、そして鐘の音が重なった時、悲しくも美しく、残酷な奇跡が起きる…!

作品情報

PARCO&CUBE produce 2024 ミュージカル「ダブリンの鐘つきカビ人間」

<東京公演>
公演日程:2024年7月3日(水)~10日(水)
会場:東京国際フォーラム ホールC
S席:13,000円 A席:9,000円(全席指定・税込)
お問い合わせ:パルコステージ 03-3477-5858
https://stage.parco.jp/

<大阪公演>
公演日程:2024年7月20日(土)~29日(月)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
チケット料金:13,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
お問い合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(午前11時~午後6時 ※日祝休業)

作:後藤ひろひと
脚色・演出:ウォーリー木下
音楽/音楽監督:中村大史

出演:七五三掛龍也(Travis Japan) 吉澤閑也(Travis Japan) 伊原六花 加藤梨里香
入野自由 コング桑田 小松利昌 竹内將人
安田カナ 安福毅 Ema 工藤広夢 半山ゆきの
松尾貴史 中村梅雀
演奏:中村大史 奥貫史子 石崎元弥

企画・製作:パルコ/キューブ

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/dublin2024