お笑い芸人であり、イラストレーターとしても活躍する鉄拳の代表作であるパラパラ漫画『振り子』が、2025年9月に初舞台化されることが決定した。
パラパラ漫画『振り子』は、“時間”と“愛”をめぐる普遍的なテーマと、切なくも温かな物語が話題を呼び、2012年に公開されるやいなや1週間で動画再生回数300万回以上を記録。その後、英国のバンドにMVになるなど、国境や世代を越えて、多くの人々の心へ感動を与えてきた。
その『振り子』の初舞台化が決定。日々のちょっとした面白さを描き多くの観客を沸かせてきた23が脚本を担当、舞台ならではの美しさに定評がある吉田武寛が演出を務め、パラパラ漫画や映画でも描かれてきた名作を新たな形で上演する。
物語の主軸となるのは、1組の夫婦。2人の男女が出会い、過ごしていく日々を3つの時間軸を同時に描くことで、日々の機微を鮮明に浮かび上がらせていく。
永井等時の青年期を演じるのは、五関晃一(A.B.C-Z)。さらに、遠山景織子と内海光司が名を連ね、物語に深みと奥行きを持たせる。
主演・永井等時役:五関晃一 コメント
舞台『振り子』に出演しますA.B.C-Z 五関晃一です。
振り子のパラパラ漫画は当時見たのを覚えてますし、当たり前のことをあらためて考えさせられる作品、テーマだと思います。
自分は普段時間に関してあまり意識せず、正直ルーズよりではあるので少し不安もありますが(笑)、この作品に込めた鉄拳さんの想いをお伝えできるようしっかり演じ切ります!
大先輩の内海さんとご一緒するのは初めてなので緊張もしますが、そんなご縁やつながりも楽しみつつすてきな時間にできたらなと思います。
原作:鉄拳 コメント
まさかパラパラ漫画の『振り子』が舞台化されるとは思っていませんでした。
『振り子』は僕にとって人生を変えた作品です。パラパラ漫画ではたった3分程の物語ですが、舞台ではどうなるのかとても楽しみです。
脚本:23 コメント
鉄拳さんのすてきな物語を脚本に落とし込むのはなかなか至難の技でありまして僕自身も大好きなパラパラ漫画だったものですから
「時間を止めることはできないし進めることも戻すこともできない」
至極当たり前なのですが43年間の人生で何度も何度もこの言葉にぶつかりハッとさせられました。
どれだけこの振り子を押し戻そうとしたことかでも戻さなかったから今があって戻さなかったから皆さんと出会えてこの脚本が書けているのではないかと思っているのであります。
…当たり前なことを言ってすいません。
でもそんなお話にそんな人生にしたいと思っております。
演出:吉田武寛 コメント
『家族のはなし』に続き、再び鉄拳さんのパラパラ漫画の舞台演出を担当させていただけることを大変うれしく思っています。
鉄拳さんの温かくも切ない『振り子』の世界を舞台だからこそできる表現で、俳優、スタッフ、そしてお客さまと共に立ち上げていきます。
劇場にてお待ちしております。
ストーリー
不良でバイク好きな永井等時(ながい・とうじ)、天真爛漫な片瀬円香(かたせ・まどか)。
2人が出会う時、振り子は静かに動き出す。
惹かれあい、つながり、そしてすれ違い、悔やみ。
それぞれが過ごす一瞬のような日々。
ふたりの3つの時間を行き来しながら、振り子時計は残酷にも時を刻む。
人生は
カチコチカチコチと
右へ左へ
揺れ続けて進む――
公演概要
舞台『振り子』
原作:鉄拳
脚本:23
演出:吉田武寛
出演:五関晃一(A.B.C-Z)、内海光司、遠山景織子 ほか
日程:2025年9月6日(土)~9月14日(日)
会場:IMA ホール
チケット:全席指定/税込9,800円
一般発売:8月16日(土)(予定)
公式サイト:https://www.furiko-stage.com
公式X:https://x.com/furiko_stage
主催:舞台「振り子」製作委員会