石川瑠華&鈴木仁&土居志央梨インタビュー「何か一つでも行動を起こすきっかけになったらうれしいです」ドラマ『○○なふたり』

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1時間前
鈴木仁、石川瑠華、土居志央梨写真
(左から)鈴木仁、石川瑠華、土居志央梨

人気脚本家・岡田惠和氏が手掛けるオリジナルショートドラマ『〇〇なふたり』のシリーズ第二弾が配信決定。今回は、シェアオフィスを舞台にした「シェアオフィスの再会 編」に出演する、石川瑠華さん、鈴木仁さん、土居志央梨さんに本作の見どころを聞きました。

◆本作はシェアオフィスの片隅で懸命に働く三人の心温まる物語。石川さんは仕事には自信があるが人との距離が近いことが少し苦手な千歳を、鈴木さんは他の会社で働く葵と同世代の若手社員の高見を、土居さんは別の階で働きながら千歳の様子を見守る志保を演じます。

土居:志保は仕事を頑張っている人なんだろうなという印象で、そこがとてもすてきだなと。私自身も仕事が大好きなので、志保とは似ている部分があるなと思いました。

石川:私はライトにたくさんの人と関わるのは好きなのですが、役者をしているとそれぞれの現場ごとに出会いや人間関係があって、いくつも世界があるようで楽しいんです。千歳もシェアオフィスでそういった部分を楽しみながら仕事をしている気がして、自分と近しい人だなと感じていました。

鈴木:物語の中で高見は千歳のある姿をずっと覚えているのですが、僕も人のささいな仕草や行動が心に残ることが多いので共感できました。一方で彼の感情表現の仕方は僕にないもので、路上で泣くという描写には驚きましたね。僕はそういった経験がないので、感情の表し方がすごいなと思いましたが、高見のように自分の気持ちに素直でいられる人って何だかいいなと感じました。

石川:私は外で泣くこともあります。誰かに迷惑をかけるわけでもないし、そんな時くらい勝手にさせてくれと思って。橋の上で座り込んでしばらく泣いた時もありました。その時の自分の感情をしっかり自分でキャッチしておきたいし、そういった感情を家までお持ち帰りできなくて。

土居:そうなんだ。私はお持ち帰りする派です。

石川:本当ですか! すごい、大人だ……。私は家に帰った後は結構ケロッとしてます。

鈴木:なるほど。僕は持ち帰って、寝て忘れるかな。

土居:私は友達や家族に話すことが多いです。あとは鈴木さんと同じで寝たら忘れる気がします。

石川:なるほど。寝るのがいいってことですね!

◆それぞれ役を演じる上で意識していたことはありますか。

鈴木:高見と千歳が一緒にセリフを言うシーンがあったんですが、三言も揃えて言うのでどうしようと思って……(笑)。

石川:確かに。スッと言えたらめちゃくちゃいいシーンなんですけどね。

鈴木:僕たち、テストばっかりうまくいって(笑)。本番になった瞬間うまくいかなくて、僕が途中で何も言えなくなったこともありました(笑)。

石川:そうなんですよ!(笑) テストだときれいにそろうのに。

鈴木:僕はそういったシーンも含めて丁寧に演じたいとは思いつつ、監督にも頼りながらその場の空気感も大切にしつつ…という感じでした。

土居:志保はずっと見守っている立場なので、二人の空気感をあまり壊さないように、できるだけフラットな感じでいるように心掛けていました。

石川:私はこれまで暗かったり不幸だったりといった役を演じることが多かったので、今回はそういったイメージを連想させないように気合を入れて、明るく見えるように意識していました。でも鈴木さんや土居さんが柔らかくて幸あふれる雰囲気をお持ちだったので、高見や志保と一緒のシーンでは肩の力を抜いてお芝居できました。

鈴木仁、石川瑠華、土居志央梨写真
(左から)鈴木仁、石川瑠華、土居志央梨

◆近年、ショートドラマが増えていますが、皆さんが思うショートドラマの魅力とは?

土居:やはり手軽さではないでしょうか。シンプルに短い時間で楽しめて、移動中でも見ることができるところだと思います。

石川:サクサク進むから時間を気にせず見られるのもいいですよね。

鈴木:短い中に分かりやすくテーマがあって、受け取りやすいのかなとも思います。この作品はショートドラマらしくもあり、一般的なドラマの空気感も残っていて、両面的な良さがあるように感じます。

◆本作ではシェアオフィスでの再会が描かれていますが、皆さんが今、再会したい人は?

土居:私はクラシックバレエ時代の友達です。高校卒業までずっとクラシックバレエを習っていたのですが、当時はみんなプロを目指して頑張っていて、一緒に海外のコンクールにも行ったり、先生にもたくさん怒られたり、いちばん苦労した時期を共にしていたなと。今はバレエを続けている子もいれば、先生になっている子がいたり、お母さんになっている子もいたりして、なかなか会える機会がないのですが、たまに会えた時に思い出話で盛り上がったり、お互いの今を共有するのがすごく楽しいです。

鈴木:僕は小学校の時の先生かな。やるべきことをしっかりやれば自由にしてくれる楽しい先生で、僕らの代ですごく人気でした。例えばオリンピックの期間には4時間分の授業を3時間目までに集中して終わらせて、4時間目には「バレないように静かにしろよ」とテレビでオリンピックを見せてくれたりして。

土居:最高だね。

石川:良い先生……!

鈴木:頑張る時は頑張る、楽しむ時は楽しむというのを教えてもらいました。以前、先生も含めてみんなで集まる機会があったのですが、僕は仕事で行けなかったので会いたいですね。

石川:私は今回もうひとつの作品で演出をしている濱田(真和)さんかな。演技を始めたばかりの頃に濱田さんの演出する舞台に参加したのですが、確実に今の自分に繋がっているなと思うほど私にとって大切な舞台で。当時、役の関係で髪を短くする必要があったのですが、私がどうしても役に振り切れずに髪を短くできなかったんです。そうやって中途半端に役に向き合っていた自分に対しても濱田さんは真正面から厳しい言葉をくださって、最終的にその時に必要のない自意識に気づかせてくださった方で。ちょっとでも成長した姿で再会できることをすごく楽しみにしていましたが、残念ながら現場ではお会いすることができず……。またどこかで再会できたら嬉しいです。

鈴木:僕は会いたいと思ったら再会しに行く派。以前クライマーの役をやった時にお世話になった先生がいるんですが、一年くらい前にボルダリングをしたいなと思った時に先生にも会いたくなって、「明日行ってもいいですか?」と連絡して再会しました。昔は人見知りでしたが、このお仕事を始めてから少しずつ変わってきて、自分でも意外と積極的に行動できるんだなと感じています。

石川:分かります! 私もそういうターンになってきました。“再会ってできるんだ”“願ってることってかなえられるんだ”と思うようになったのもありますし、SNSで同級生の幸せそうな姿を見ていると話を聞いてみたくなります。

◆最後に、本作の見どころと楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

鈴木:この三人のちょっと不思議な感じが、それぞれの話で繋がっていくところが楽しいと思いますし、それがもし現実世界で起こったらすてきだなと感じられるストーリーになっています。多くの人が何か一つでも行動を起こすきっかけになったらうれしいです。

土居:確かにそうですね。この頃は直接コミュニケーションを取りづらくなっている風潮もあるかもしれませんが、意外とみんな心のどこかでは人と繋がりたいというか、実は人のことが好きなんじゃないかなという気がしていて。そういった面をすごく肯定的に描いてくれているドラマだとも思うので、コミュニケーションを取ることってすてきなんだと感じていただけたらうれしいですし、見終わった後に誰かに話し掛けてみたり、一歩踏み出す勇気が広がっていけばいいなと思います。

石川:この作品はピュアでありながら、リアルで地に足がついた人間ドラマだと思います。色々な視点から描いてくれるのでモヤモヤせず安心して楽しんでいただけると思いますし、リラックスしながら見ていただけたら嬉しいです。もし皆さんが誰かと再会した時は、ぜひ「あの……」と声を掛けてみてください!

鈴木仁、石川瑠華、土居志央梨写真
(左から)鈴木仁、石川瑠華、土居志央梨

<プロフィール>

石川瑠華
●いしかわ・るか…1997年3月22日生まれ。埼玉県出身。B型。主な出演作はドラマ『九条の大罪』、映画「君の顔では泣けない」など。9月17日(木)より東京芸術劇場シアターウエストで上演される舞台「劇団 SUPER TAICHIMON ver.5『どりーむぼっくす』」に出演する。

鈴木仁
●すずき・じん…1999年7月22日生まれ。東京都出身。A型。主な出演作はドラマ『君が死刑になる前に』、映画『時には懺悔を』、舞台「シッダールタ」など。今秋スタートのドラマ『お前のほうからキスしてくれよ』(フジテレビ)にて主演を務める。

土居志央梨
どい・しおり…1992年7月23日生まれ。福岡県出身。O型。主な出演作は連続テレビ小説『虎に翼』、ドラマ『エミリとマリア』、『しあわせは食べて寝て待て』、Netflix映画『10DANCE』、舞台『黒百合』など。現在ドラマ『一次元の挿し木』(日本テレビ系)にレギュラー出演中。来年1月には池袋シアターイーストにて舞台『移民』の公演を控えている。

<番組情報>

『○○なふたり』
「〇〇なふたり」公式YouTubeチャンネル、サンケイビルX公式アカウント にて2026年9月2日配信開始
脚本:岡田惠和
プロデュース:溝口道勇
演出:山本大輔(「シェアオフィスの再会編」)、濱田真和(「折れた木を助けたら編」)
出演:「折れた木を助けたら編」田辺桃子、菊地姫奈
「シェアオフィスの再会編」石川瑠華、鈴木仁、土居志央梨

text/橘希美

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