兼重淳監督が明かす松坂桃李&菅田将暉の“キセキ”の神対応とは…!?

映画
2017年01月13日

96902_01_R 松坂桃李・菅田将暉のW主演映画「キセキ -あの日のソビト-」(1月28日(土)公開)のトーク付き試写会が行われ、兼重淳監督が登場した。

本作は、“歯科医と歌手”という異色の2つの夢を全力で追いかけた若者たちの、本当にあったキセキの青春物語。人気アーティストGReeeeNの大ヒット曲「キセキ」誕生にまつわる、ある兄弟と家族、そして仲間たちの“キセキ”の物語を描いている。劇中で松坂は音楽の道に限界を感じながら弟の才能に夢を託したジンを、菅田はその弟で歯科医を目指しながらも音楽のすばらしさに魅了させていくヒデを熱演した。

今回試写会が行われたのは、映画のロケ地であり、歯科衛生士や教授たちも撮影に参加した神奈川歯科大学。映画の中で夢を追いかけている主人公たちと同じ“医者のタマゴ”をはじめ、歯科医療を目指す学生たちが白衣を着用してイベントに参加した。

兼重監督は、学生たちの前で約半年前の撮影現場を振り返り、主演2人にまつわるエピソードを明かした。「松坂さんは冒頭のライブのシーンの撮影が終わった後に、撮影に参加したエキストラの方々一人ひとりに『ありがとうございました』とあいさつをしていたし、菅田さんも多くのエキストラが参加したライブシーンの撮影の合間に、グリーンボーイズのメンバーと一緒に漫才をして現場を盛り上げていた」と2人の“神対応”に感心した様子。また、「(菅田さんは)撮影のときに幼稚園の子供たちに『鬼ちゃん!』と声をかけられたときは、全員に笑顔で手を振っていた」というほほえましいエピソードも明かした。さらに「先日の舞台あいさつのときも、2階席までちゃんと目を配っていた。本当にいい意味で親の顔が見てみたいと思わせる2人です」と続け、松坂と菅田を絶賛した。

作品について「登場人物の誰かに感情移入できるような作品にした。今日の参加者の皆さんからの世代的には、主人公の2人やグリーンボーイズに近いと思いますが、自分と同じ小林薫さんや麻生祐未さん演じる両親の世代にも感情移入ができる作品になっています。ぜひ登場人物の誰かに感情移入して見てほしい」と自信をのぞかせた兼重監督。イベントの最後には、「この作品を通じて、夢に向かう勇気とか、親の愛情とか、恋人からの愛情とか、友情とかを感じてほしい。未来へ向かう全ての人に向けて作った作品です」とPRした。

「キセキ -あの日のソビト-」は、1月28日(土)より全国公開。

映画「キセキ -あの日のソビト-」
1月28日(土)より全国公開。

出演:
松坂桃李、菅田将暉、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、杉野遥亮、早織、奥野瑛太、野間口徹/麻生祐未、小林薫

監督:兼重淳
脚本:斉藤ひろし
音楽:GReeeeN

公式サイト http://kiseki-movie.com/

<ストーリー>
歯医者も歌も、どっちも本気!前代未聞の覆面ボーカルグループ!
誰もが知る名曲誕生にまつわる“軌跡”と“奇跡”を描いた“輝石”の物語。
厳しい父の反対を押し切り、家を飛び出したミュージシャンの兄・ジン(松坂桃李)。父の思いを受け、歯医者を目指す弟・ヒデ(菅田将暉)も、仲間と共に音楽の魅力に引き寄せられていた。音楽に挫折し、弟たちの才能を知ったジンは、そんな彼らの自らの夢を託すことを決意する。歯医者はやりたい、歌もやりたい。でも恐ろしい父親には絶対に言えない。彼らがとった、ありえない秘策。それは前代未聞の顔出しなしのCDデビューだった…。