ベトナム戦争の伝説の激戦描く映画「デンジャー・クロース 極限着弾」予告編解禁

映画
2020年02月14日
「デンジャー・クロース 極限着弾」

 ベトナム戦争の激戦を描いた映画「デンジャー・クロース 極限着弾」が4月17日(金)に公開される。

 本作は、1966年8月18日、南ベトナムの農園地帯“ロングタン”でオーストラリア軍108人がベトナム解放民族戦線(ベトコン)の2000人に対峙した伝説の戦闘「ロングタンの戦い」を描く戦争映画。監督は「殺し屋チャーリーと6人の悪党」のクリフ・ステンダーズ、脚本は「コラテラル」のスチュワート・ビーティが務める。タイトルの「デンジャー・クロース」とは、「味方にも砲撃が届くほどの超至近距離での交戦」と言う意味。

 1966年8月18日未明の南ベトナム。ヌイダット地区にあるオーストラリア軍司令部の基地がベトコン部隊による迫撃砲の急襲を受ける。発射地点を突き止めるため偵察に向かったハリー・スミス少佐(トラヴィス・フィメル)率いるオーストラリア軍D中隊は、第10、11、12の3小隊に分かれて前線を進む。

 ロングタンのゴム園に差し掛かると、第11小隊がベトコン兵と遭遇。交戦となるがベトコン兵は散り散りに逃げ出してしまう。安心した小隊は前進するも、既にベトコン兵の大軍に囲まれてしまっていた。自らの命を顧みないベトコン兵は容赦なく機関銃掃射で襲い掛かる。四方八方から銃撃を受け、戦闘開始からわずか20分で28人構成の小隊のうち半数以上が負傷。味方からの応援部隊も近づけない平坦なジャングルで、小隊は絶体絶命の状況に追い詰められる。

 ベトコン兵から放たれる機関銃の嵐の中、少佐はついに基地へ指令を出す。「責任は取る。極限着弾(デンジャー・クロース)を要請する」。それは味方に対して超至近距離で撃つことになり、小隊が全滅してしまう危険な作戦だった。いっぽう、基地本部では応援の大隊を出撃させるかの判断をする時が迫っていた。

 映画公開に先立ち解禁された予告映像は、ベトコン兵2000人に囲まれたオーストラリア軍はわずか108人という絶体絶命、極限下の状況で、仲間を救うために戦闘機がナパーム弾を投下、UH-1ヘリによる援護射撃、ジャングルでの激しい銃撃戦という緊迫感が伝わるリアルな映像になっている。

映画「デンジャー・クロース 極限着弾」
4月17日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー

<STAFF&CAST>

監督:クリフ・ステンダーズ
脚本:スチュワート・ビーティ
出演:トラヴィス・フィメル、ルーク・ブレイシー、リチャード・ロクスバーグほか

2018年/オーストラリア/英語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/118分/原題:Danger Close The Battle of Longtan

配給:彩プロ

公式サイト:http://dangerclose.ayapro.ne.jp/

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